最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活140

試合は7回裏まで進んだ。静華ちゃんのファインプレーや遥ちゃんのエラー等色々あったけど、スコアは梁幽館の2点リードのままなんだよね……。

 

そして新越谷の攻撃はクリーンアップからなんだけど、3番の岡田さんの代打として朱里ちゃんが出て来たよ。

 

「ここで朱里が代打で出るんだ……。朱里が代打で出るのは珍しいし、出るとしても、もっと後だと思ってたよ」

 

「これは練習試合……。言ってしまえばなんでもありです。本来なら岡田さんの方が期待値は高いですが、朱里さんも朱里さんでここ1番に力を発揮する打者なので、強ち間違いでもないでしょう」

 

朱里ちゃんってピッチングも凄いけど、バッティングもかなり良い方みたいなんだよね。それにしても……。

 

「朱里ちゃんとはづきちゃんの対決って余り見ないから、結構楽しみかも……」

 

「今年は2回程見たけどね~。まぁ楽しみなのはアタシも同感かな☆」

 

「朱里さんとはづきさんの対決はシニアの紅白戦で片手で数えるくらいしかありませんでしたね」

 

シニアの紅白戦では朱里ちゃんとはづきちゃんが同じチームになる事が結構あったから、紅白戦での対戦はかなり少ないと思う。

 

(朱里さんの打撃力が更に伸びていると、3月に行われるシニアの世界大会でも打順が組みやすいんですけど……)

 

「それがどうなるかは朱里さん次第……ですね」

 

そんな朱里ちゃん対はづきちゃんの1球目……。

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「初球から打ってきたね~」

 

「朱里ちゃんって時々アグレッシブになる事があるから、こういう勝負も案外楽しんでるのかな……?」

 

「普段は冷静な朱里さんですが、こと野球になるとかなり熱くなるタイプの人間ですからね」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「えっ?今の球って朱里がよく投げてるストレートじゃん!はづきも完璧に投げられるようになったんだ……」

 

そういえばいずみちゃんはまだ朱里ちゃんのストレートに見せた変化球の正体がわかってないんだっけ……。共有情報として伝えた方が良い気もするけど、瑞希ちゃんは知らない方が悪いと一蹴してたから、私も何も言ってないけど……。

 

(いずみちゃんの性格的に、朱里ちゃんの投げる球の正体に気付いても可笑しくないと思うんだけどね……)

 

そして3球目……。

 

 

カンッ!

 

 

「打った!」

 

「綺麗に合わせましたね」

 

朱里ちゃんの打った打球は三遊間抜けるヒット。これでノーアウト一塁。

 

(いよいよ最後の見所だね……)

 

はづきちゃんと遥ちゃん。2人の最後の試合がここに始まる……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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