台湾代表との試合が間もなく始まろうとしてる……。
「さて……。世界一になる為の第1歩。まずは台湾を屠りましょうか」
『はいっ!!』
な、なんだか物騒な監督の発言は置いといて、皆凄くやる気だなぁ。
(私も負けてられないよ……!)
1番 レフト いずみちゃん
2番 センター 三森朝海ちゃん
3番 キャッチャー 高橋さん
4番 サード 私
5番 ファースト 綾瀬さん
6番 ショート 帯島さん
7番 セカンド 歩美ちゃん
8番 ライト 雨取さん
9番 ピッチャー 十六夜さん
今日のオーダーはこうなってる。静華ちゃんが朝海ちゃんに変わって、打順も少し変わったね。
「瑠花ちゃん。台湾代表の打線は確かに強力だけど、瑠花ちゃんが思い切り投げていけば抑えられない相手じゃないわ」
「…………」
バッテリーの高橋さんと十六夜さんのやりとりなんだけど……。
「……だからそんなに緊張しなくても大丈夫よ?」
「は、はいっ……!」
どこか緊張している十六夜さん。まぁアメリカが舞台だもんね。まだ中学2年生だし、緊張するのもわかるよ。
「き、緊張で足が動きません……!」
「だ、大丈夫瑠花ちゃん!?」
特に十六夜さんはマウンドに上がるんだもんね。緊張も人一倍だよね……。
「……まるで昔の和奈さんを見ているみたいですね」
「ええっ!私ってあんなだったの!?」
瑞希ちゃんがボソッと言ったけど、私ってあんな感じだったのかな……?
「……まぁあんな感じだったねぇ」
「そ、そうだったんだ……」
朱里ちゃんも同調してるし、本当に私ってこんなに緊張しぃなんだね……。
「ほーら、アタシ達も早いとこ守備位置に付くよ。和奈は今日サードなんでしょ?」
「あっ、うん……」
いずみちゃんに連れられる。私もサードとして、そして打撃でも十六夜さんの助けにならなきゃ……!
『プレイボール!!』
私達3人にとっては最初で最後の世界大会が遂に始まったよ……!
1回表だけど、十六夜さんが緊張しちゃってるせいなのかアウトが取れずに、4点も取られちゃった……。
「うぅ……!」
「瑠花ちゃん、大丈夫?」
高橋さんが十六夜さんを慰めてるけど、十六夜さんはまだ落ち込み中みたい。ど、どうしよう……?
「まだ1回だし、私達で逆転するから大丈夫!」
「そ、そうだね。取られたら、盛りかえせば良いんだから……!」
「まだまだクヨクヨするのは早いと思います!」
「そうッスよ!」
私達内野陣も慰めてるけど、多分効果ないよね……?
「すみません、少し良いですか?」
「二宮さん……?」
ここで瑞希ちゃんが登場。交代じゃないよね……?
「十六夜さん、耳を貸してください」
「は、はいっ!」
どうやら十六夜さんにアドバイスしてるみたい。瑞希ちゃんのアドバイスなら大丈夫かな?
ズバンッ!
『ストライク!バッターアウト!!』
(どうやら大丈夫みたいだね。良かった……)
とりあえず1回表が終わった。反撃開始だよ!
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