最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目 33

2回表。4番の雷轟さんですが……。

 

『ボール!フォアボール!!』

 

敬遠によって歩かされました。

 

「園川程の投手が歩かせる……となると、相当雷轟を警戒しているみたいだな」

 

「そうですね。雷轟さんがそれ程の強打者……という事でしょう」

 

それとは別に目的がある敬遠のようなきもしますが……。

 

「フン!敬遠等という狡い真似は私ならせぬがな!」

 

「大豪月さんは正義学園の野球スタイルばりに正々堂々ですもんね~」

 

「せ、正義学園……?」

 

「な、名前からして堂々としてそう……」

 

いずみさんと和奈さんは正義学園という単語に首を傾げていました。昔は強かったのですが、今では衰退しています。知らないのも仕方ないでしょう。

 

「正義学園は20年程前までは愛知県の全国常連校でしたが、今は地区中堅くらいに落ち着いています」

 

「あー、だから名前に馴染みがないのかな……?」

 

「瑞希ちゃんってそこまで調べてるんだね……」

 

当然です。いつ当たるかもわからないので、全国の高校野球部は調べ尽くしています。

 

『アウト!』

 

話をしている間にツーアウトですね。三森姉妹の連携による併殺といったところでしょうか……。

 

「サード寄りの打球なのに、ショートが処理するのか……」

 

「その方が確実……だからでしょうね」

 

ファースト寄りの打球も同様にセカンドが処理するでしょうね。彼女達の守備はそういう風に出来ています。それにしても……。

 

「三森姉妹の連携、高校に入ってから更に成長していますね」

 

「あの3人自体も別に悪い人間……って訳でもないもんね。チーム全体からも信用されているっぽいし」

 

信頼されているからこそ、あのようなプレーも許容している……という事でしょう。

 

「いずみちゃんって3姉妹と仲良いの?」

 

「アタシは友達だと思ってるよ。中学ではそこそこ一緒に遊んでたし」

 

「相変わらずいずみちゃんはコミュ力高いね……」

 

川越と春日部はそれなりに距離がある筈なのですが……コミュニケーション能力の高さがここまでさせるのでしょうか?

 

「まぁ私達ならあんな守備なんて関係ないけどな!」

 

「ホームランを撃てば解決ですもんね~」

 

「おまえ達はそうだろうな……」

 

洛山高校野球部の選手達はとにかく当てればホームラン寸前というパワーヒッター達が蔓延っています。

 

「でもこうなるといよいよ1点もあげられないよね」

 

「それはお互いそう思っていそうですが……」

 

(現に雷轟さんは歩かされている……。そこから併殺を取られるケースも考えると本当に1点でも取られるとそれが決勝点になりそうですね)

 

三振を取りに行く武田さんと、三森3姉妹を中心とした守備陣を信頼して打たせる園川さん……。どちらがより有利なのかは序盤では検討が付きませんね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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