最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活162

朱里ちゃんが上杉さんとウィラードさんとひとしきりバチバチやった後……。

 

「で、そちらにいるのは……」

 

「アメリカ代表のショートを守っています、ロジャー・アリアと申します。以後お見知りおきを」

 

ロジャーさん。名乗り方は日本のものとなってて、ここではアリア・ロジャーの方が正式なものになるのかな?それにしても……。

 

(守備を見た時から思ってたけど、こうして改めて見ると本当に育ちの良さが伺えるよ……)

 

かなり良いところのお嬢様なんだろうなぁ。私達とは住む世界が違うかも……。

 

「そして……。お久し振りですね。二宮瑞希さん」

 

突如、ロジャーさんから爆弾が落とされた。瑞希ちゃんと面識があったの!?

 

『ええっ!?』

 

これには全員が声をあげる。急な接点にビックリしちゃうよね……。

 

「…………」

 

当の瑞希ちゃん本人はいつもの無表情だし、ロジャーさんはクスクスと笑ってるし、私達は状況が飲み込めてないよ……。

 

「……言う程久し振りでもないと思いますよ?最後に会ったのも年明けですし」

 

「ふふっ。ただの社交辞令ですよ」

 

な、なんだか2人の空気が出来上がっちゃってるよ!話題を出さないと……!

 

「み、瑞希ちゃん。ロジャーさんとはどういった関係なのかな……?」

 

私の質問に瑞希ちゃんは一呼吸置いてから答えた。

 

「はぁ……。別に大した事はありませんよ。私とロジャーさんは互いに情報を集め、共有し合っているだけです」

 

「利害の一致……とでも言っておきましょうか?互いに必要な情報を共有し合っている訳ですが、私は瑞希さんが持ち込んでくる情報には大いに助かっています」

 

「に、二宮さんが持ち込んでくる情報って……?」

 

今度はウィラードさんが恐る恐る尋ねる。それに対してのロジャーさんの回答はとんでもないものだったよ。

 

「情報……と言っても色々ありますが、特に私が助かっているのはアメリカの株価や財政、前大統領が隠蔽した不祥事等々ですかね」

 

『…………』

 

余りの回答に皆が絶句しちゃってるよ……。スケールが大き過ぎて言葉が出ないよ。

 

「……それよりも私に何か用があったのではないですか?」

 

「いえいえ。たまには瑞希さんと談笑するのも悪くないと思っているんですよ」

 

そう言ったロジャーさんは蠱惑的な笑みを見せる。瑞希ちゃんみたいな掴めないタイプの人かも……。

 

「まぁ日本代表の皆さんは頑張って決勝戦まで勝ち進んでくださいね。我々アメリカ代表は待っていますから」

 

ロジャーさんの発言は既に決勝戦を見据えてる……。凄い自信だよね。自分達が途中で負けるとは一切思ってない。

 

(私も……そんな自信を持った方が良いのかな?)

 

ロジャーさんとすれ違った後、瑞希ちゃんがロジャーさんの方を振り向いていたけど、何があったのかな……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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