最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活190

どうやらウィラードさんはそのまま続投するみたい。完全に流れを掴みにきてるね……!

 

「それにしても思ったよりも早いね?早くても次のイニングくらいからだと思ってたよ」

 

そうだよね。私もこの段階だと早いんじゃないかなって思ってるもん。

 

「私も同意見です……が、リードを許してしまっている以上、予定よりも早めてのウィラードさん投入……という訳ですね」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

夕香ちゃんは3球三振……。このままじゃ不味いよ!

 

「アンダースローだからなのかな……?感じる球速がアルヴィンの時の比じゃないわ」

 

確かにアルヴィンさんと比べてかなり速く感じるよ……。

 

「データを見る限りアルヴィンさんとウィラードさんの最大球速に差はほとんどありません。それでもウィラードさんの方が速く感じるのには2つの理由があります」

 

「2つの理由?」

 

瑞希ちゃんがウィラードさんとアルヴィンさんの球の違いについて解説。お勉強タイムだね。

 

「1つ目は夕香さんが先程言っていたように、ウィラードさんがアンダースローの速球派投手だから……。アンダースローは基本的に速球派の投手はかなり稀少で、ウィラードさんの場合はそれに加えてオーバースローの投手並の球速を持っています」

 

アンダースローなのに、オーバースロー並の球速だなんて反則だよね。リトル時代の朱里ちゃんも似た感じだったけど、ウィラードさんの場合は今でも続けてるからね……。

 

「2つ目は手元で伸びてくるストレートですね。これに関しては朱里さんも得意としていますが、ウィラードさんの投げるストレートは打者の手元で伸びていき、更に下から上にホップする印象なので、高めボール球3つ分のコースを予測してスイングしないと、当てるのがほぼ不可能になります」

 

「高めのボール球3つ分なら、見ていけば四球を狙えるんじゃないの?」

 

「それは無理でしょうね。ボールの軌道はストライクゾーンを確実に通っていく上に、ウィラードさんの投げるコースは絶妙に打者が手を出しやすいコースを突いて来るのですから……」

 

そうなんだよね。上にホップしてくるその球は、打たなきゃってなるコースが多いの。だから高いかなって思うコースも理屈ではわかるんだけど、手が出ちゃうの。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

あっ。チェンジになっちゃった……。

 

「……早川さん、少し早いけれど、裏の回から投げてもらっても大丈夫かしら?」

 

「……わかりました。残りの4イニング、精一杯頑張ります」

 

アメリカ代表の流れを断ち切る為に、こっちも朱里ちゃんを投入……。勝負はこれからだよね!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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