最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

712 / 1797
番外編 清本和奈の洛山生活191

4回裏。アメリカ代表の攻撃。ここからは日本代表も朱里ちゃんが投げ続けるよ!

 

「来なさい!」

 

そして打順は6番のエルゼちゃんから……。朱里ちゃんがどう攻めるのか注目だね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!』

 

コースはボール1、2個分くらいしか外れてないけど、エルゼちゃんはしっかりと見てる。洛山の1番打者は選球眼も凄く良いんだよね……。

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

そしてカットするべきところはちゃんとカットする……。打者としては藍ちゃんに似てるかも。

 

(そんな藍ちゃんは4月から新越谷なんだよね。歩美ちゃんも一緒だったっけ……?あの2人ははづきちゃんに負けないくらいに朱里ちゃんを尊敬してるから、新越谷への進学は当然といえば当然なのかな……?)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

気が付いたら朱里ちゃんが追い込んでた……。朱里ちゃん的には早い内にエルゼちゃんを仕留めたいところだよね。

 

(カウントは1、2……。追い込んでいるから、ここで空振りを誘う球を投げる!)

 

(早川朱里……。流石、真深が苦戦している投手ね。彼方先輩が昔得意としていたストレートに見せた変化球も種類が多くて、見極めるのに一苦労だわ)

 

4球目。朱里ちゃんが投げたのは……。

 

(なっ!?)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

フォーク。しかもストレートとほとんど球速差がないから、かなり見極めるのに苦労しそうだよね……。

 

(フォークボール……。ストレートとほぼ同速じゃない!)

 

先頭のエルゼちゃんを三振に仕留めたのを皮切りに……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

二者連続三振。

 

(次の打者も三振に取りましょうか)

 

(当然だよ)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

三者連続三振。朱里ちゃんがアメリカ代表を相手にしても、シニアの時と何ら変わりないよね。

 

(1つだけ変わってるところを述べると、朱里ちゃんは新越谷に入って大きく成長した……。それは多分新越谷野球部が朱里ちゃんにとって最高の環境だったって事だよね)

 

それが私にとっての洛山野球部、瑞希ちゃんにとっての白糸台野球部、そして他の選手にも同じ事が言えそう……。今いる高校の野球部のお陰で今ここにいるんだなって……そう思えるからね。

 

「朱里さん、ナイスピッチングです。この調子で残り3イニング抑えていきましょう。ただし無理はしないでくださいね」

 

「……わかってるよ」

 

こうして見ると、瑞希ちゃんと朱里ちゃんが親子に見えるけど……。

 

「この回は朱里さんからですが、スタミナの事を考えると、無理はしない方向でいきましょう」

 

「……うん、わかった」

 

本当に。朱里ちゃんが無理をして故障したのを私も瑞希ちゃんも知ってるんだからね?私はまた朱里ちゃんと一緒に野球がしたいよ……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。