最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活194

5回裏。アメリカ代表の攻撃は9番からだよ。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

朱里ちゃんは9番打者を3球三振に。勢いは衰えてないね。

 

(くっそ……。あの投手……勢いが増してないか?)

 

(調子は良い。このままリードを逃げ切りたい……そんな感情が渦巻いてくるね)

 

そしてアメリカ代表は3巡目に入るよ。

 

「…………」

 

(二宮のデータによると長打力はアメリカ代表の中では控えめ(それでもスラッガーレベル)な方だけど、当てる技術に特化してるみたい。新越谷で例えるなら、雷轟のパワーに中村さんの安定性と、主将の走力(あと守備力)を足した選手なんだよね)

 

例え上位打線でも朱里ちゃんなら……!

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

きっと打たれないよね?だって今の朱里ちゃんは無敵状態と言っても過言じゃないもん。

 

 

カンッ!

 

 

 

 

 

『ファール!』

 

≪当ててきた!?≫

 

≪タイミング合ってるぞーっ!≫

 

しかしそれでもアメリカ代表の上位打線、簡単には打ち取れないよね……。

 

「…………」

 

(でも朱里ちゃんからは焦りが見えない。だって朱里ちゃんの手数の多さは全投手でトップクラスだもん。私も打つのは大変だったりするし……)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

(仮に当てられても、フェアゾーンにボールが飛ばなかったらそれは打ててないのと変わりない……。洛山では大豪月さんがよく言ってたなぁ……)

 

今になっては、その言葉がよく理解出来る。痛感しちゃうんだよね……。朱里ちゃんはウィラードさん、大豪月さんを始めとする大投手がそれを教えてくれたんだ……!

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

リンゼちゃんも三振。三振の少ないリンゼちゃんを抑えられるのは、流石の実力だよね。

 

(でも次の回からが本番なんだよね……。6回の表裏の攻撃で試合の行方が決まりそう)

 

私達日本代表、そしてアメリカ代表もクリーンアップから始まるんだから。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

しかしウィラードさんも負けじと先頭を3球三振に抑える。亮子ちゃんも空振りが少ないのに……。朱里ちゃんもウィラードさんも凄過ぎるよ!

 

「……済まないな。私では打てなかった」

 

「まぁウィラードさんの球はただ速いだけじゃないからね」

 

勢い上昇中のウィラードさんを打つのは至難……。亮子ちゃんを責められないよね。

 

「和奈さん、次は和奈さんの打順ですよ」

 

ふと瑞希ちゃんに声を掛けられる。あっ。ネクストサークルに行ってなかった……。

 

「う、うん。頑張るよ!」

 

ここまで良いところなしだからね。ここで1本打ちたいよ……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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