最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活197

朱里ちゃんは上杉さんに同点弾を打たれちゃったけど……。

 

(打たれて悔しい気持ちはある……。でもまだまだ終わらせる訳にはいかない!)

 

(朱里ちゃんの方は心配なさそう。良かったぁ……)

 

(真深に打たれてどうなったかと思ったけど……。その様子だと早川さんもまだまだいけそうね)

 

次の打者はウィラードさん、その次はエルゼちゃんとまだまだ強打者が続く……。でも今の朱里ちゃんなら問題ないよね?

 

(それでは最高の球をお願いします)

 

(了解……!)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

(朱里ちゃんはもう限界が近い……。それでもこれ程の球は見た事がないよ。私も今朱里ちゃんの投げてる球を打ってみたい!)

 

(速い……いや、それだけじゃなくて、ノビもある。真深はこれをスタンドへ運んだって言うの!?)

 

ウィラードさんも困惑してる……。多分上杉さんでも2度目はこんな風に打てないんじゃないかなぁ?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

(くっ……!早川さんが投げているのはストレートだとわかっているのに……!)

 

朱里ちゃんが今投げてるストレートはわかっていても決して簡単には打たれない……決め球という最高の球なんだよね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

(ウィラードさんの投げたあのストレートを見て、今の私がいる。ウィラードさんという強敵と出会えたから投げられた……最高のストレートだ!)

 

(やられたわ……。まだ日本代表から点を取るのは難しいみたいね)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

5番のウィラードさん、そして6番のエルゼちゃんを連続三振。今の朱里ちゃんを1打席で打てる打者は多分いないと思う。それくらいに凄い球だから……!

 

「凄いじゃん朱里!ストレートだけで後続の打者を打ち取ったよ!」

 

「ありがとう。でも正直私のスタミナも限界に近いし、延長戦を投げ抜く自信はないよ……」

 

(そうだ……。今の朱里ちゃんは本当に限界ギリギリで投げている。下手をすればここで燃え尽きてしまうんじゃないか……そう思わせるレベルのピッチングを朱里ちゃんはしている)

 

そんな奮闘している朱里ちゃんの為に、私達はこの回で点を取らないといけない……。1点、1点あればきっと朱里ちゃんは抑えてくれるよ!

 

「ただ気掛かりなのは、ここから下位打線に向かっていくっていう部分だよね~」

 

「正直和奈以外がウィラードを打てるとは思えないが……」

 

不安要素もある。でも……。

 

「……ウィラードさんを打つ打者は和奈さん以外にもう1人います。彼女が試合を決めてくれるでしょう」

 

瑞希ちゃんの心当たりが、私以外にウィラードさんを打てるその人が、きっとこの試合に決定打を与えてくれる……。そう思ってるよ。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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