2回表終了。この時点で20対6ってなってるよ。
「ど、どんどん突き放される……」
「で、でも前のイニングで6点取ったし、決して打てない訳じゃない!」
「そうですね。私達野手陣はその精神で良いのですが……」
「…………」
「問題は東條さんの方でしょう」
猛田さんが現状の蘭々ちゃんに対して何も言えないような表情になってる……。こうなってくると、蘭々ちゃんの精神状態が心配になってくるもんね。
「……わ、私は大丈夫。だ、だから皆は点取れる時にて、点を取ってよ!」
「東條さん……」
蘭々ちゃんは問題なさそう。打たれ強さは問題なさそうかな。特に我慢してる様子もないし、良かったよ……。
「よし!蘭々ちゃんの頑張りを無駄にしないように、点取って行こう!!」
『おおっ!!』
蘭々ちゃんの頑張りに陽ちゃんの鼓舞……。2人の言動が1年生達をやる気を出してる。ああいうのって青春って感じがして良いよね。
「よーし!逆転目指して頑張るぞ!」
この回は1番の千賀さんから。上位からの攻撃で勢いを付けたいところだね。
カンッ!
「やった!」
「よーし!どんどん続けーっ!」
それからも1年生打線に火が点き、この回で8点も取った。
「あの子達の根性も中々なものだけど、それを差し引いても相手の守備が酷いわね……」
「マックスパワーズの失策数は10個……。私達洛山野球部は相手の事を言えませんが、まだ2回なんですよね……」
「わ、私が入る前の洛山はもっと酷かったらしいから……」
大豪月さんが育ててきた洛山野球部はとにもかくにも打撃と速球に振りまくってて、守備範囲が狭めだったり、捕球技術が今一つだったりで、目も当てられなかった。打たれた分は打って取り返す算段だったのかな……?
「あの子達もエラーは多いけど、どっちかというと経験不足によるものだと思うわね。打球速度が速いし……」
「見たところ打球に対応出来ているのが、猛田さんと池田さん、あとは轟さんくらいなのかな……?」
「まぁ外野の守備は大会が本番みたいなところはあるわよね。球場の大きさとか……」
確かに……。ここが野球部のグラウンドだから、本来ホームランの当たりが外野フライだったりする事もあるからね。
「多分予想以上に飛距離の計算がしにくくなっているわね。猛田さんはともかく、轟さんなんかはほぼ打球勘で捕ってるところがあるもの」
「守備範囲の広さで得たもの……なのかな?」
守備範囲の広さは確かに三森3姉妹に負けていないけど、捕球方面に若干の不安がある。それが判明されるのは、きっと公式戦の時かもね。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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