二宮瑞希です。私達白糸台高校は昨日に全国出場を無事に決めた訳ですが……。
「…………」
神童さんが浮かない顔をしています。大方の原因は想像できますが、一応尋ねてみましょう。
「どうしたのですか?」
「二宮か……。いや、私達白糸台は無事に全国出場を果たした訳だが、どうにも物足りなくてな。新越谷が繰り広げてきた熱戦を見た後だとどうしてもそう感じてしまう……」
「チームとしてのレベルは新越谷よりも遥かに高い相手がほとんどですが……」
「まぁ……な。これも白糸台野球部が圧倒的だからこそなのだろう」
(その圧倒的の内訳の8割以上は神童さん自身のピッチングだと思いますが……)
何にせよこれはかなり深刻ですね。ここは秘密裏に進めていた計画を実行しましょうか。
「……二宮です。3日後に決行します。そちらで主力の選手を可能な限り誘っておいてください」
私はあるところ複数に電話を掛けます。本来なら夏大会が終わった後にしようと思いましたが、今の神童さんの状態が少しでもマシになるのなら決行しましょう。
「どこに電話してたんだ?何回か別の相手に掛けていたみたいだが……」
「そうですね。私が電話した相手は……」
私は3日後に行う事を神童さんに話しました。
「成程な……!それは楽しみだ」
「神童さんならそう言うと思いました」
あと掛けていないところは私達の行き先の新越谷……。電話を掛ける相手は朱里さんにしましょうか。
『もしもし?』
「こんにちは朱里さん」
『どうしたの?電話なんて……』
「実はですね……」
私は突発的に連合チームを組んで新越谷に行く事を伝えました。
『な、なんだって!?』
「ではその日を楽しみにしています」
『ちょっ、二宮!?』
朱里さんが何か言おうとしていましたが、通話を終了しました。内容は当日に聞くとしましょう。
そして3日後。私達は新越谷へと赴いた訳ですが……。
「今日はよろしくな!」
「まぁ私達はベンチスタートだがな」
「何ぃ!?」
「まぁまぁ落ち着いてください~」
まずはこちらのメンバーを紹介します。まずは神童さん、大豪月さん、非道さん。
「また新越谷と試合が出来るとは思ってなかったな」
「新越谷のデータを得るチャンスですね!」
「次は負けない」
梁幽館の中田さん、陽さん、友理さん。
「私もこの試合で準決勝のリベンジをするとしよう」
「頑張ろうね亮子ちゃん!」
咲桜の田辺さんに……。
「亮子張り切ってるね~!」
「でも全国を前にこんな試合が出来るとは思わなかったね……」
「うんうん。機会を作ってくれた瑞希ちゃんには感謝しないとね!」
「今日は良い試合にしましょう」
川越シニアOG(先程紹介した友理さんも含む)の亮子さん、いずみさん、和奈さん、はづきさん、最後に私です。
中々に壮観な面子が集まりましたね。朱里さん達も萎縮していますが、それは追々慣れるでしょう。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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