最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

732 / 1797
番外編 清本和奈の洛山生活211

今日から合宿。その初日なんだけど……。

 

「あれ……?私達しかいない?」

 

「今日から合同合宿なのに、他の参加校はどうしたのかしら……?」

 

私とエルゼちゃんとリンゼちゃん、他には非道さんと黛さんしかいないんだよね。どうなってるんだろう……?

 

「これから行う合宿メニューはシルエスカちゃん達は初めてになるからね~。少しでも慣れる為に、1日早い到着になってるんだよ~」

 

「今日は軽く、シルエスカさん達に合宿のメニューを叩き込んでおけ……と、社長からの、お達しです……」

 

非道さんと黛さんからそんな説明があった。じゃあ私は……?

 

「清本ちゃんにはシルエスカちゃん達の付き添いと、あと1人来る子の案内も兼ねてるからね~」

 

「社長がこの島のシェフ担当として、呼んだそうです……」

 

シェフ……?まぁ食事はこの島にとって数少ない娯楽になるだろうし、そういった意味では重要なんだよね。どんな人なんだろう?

 

「じゃあシェフが着いたみたいだから、早速清本ちゃんも来てね~」

 

「は、はい!」

 

非道さんに連れられて、海の方に来てみると……。

 

「…………」

 

「えっ……」

 

そこには見知った顔が……。

 

「や、夜子ちゃん!?どうして獄楽島に!?」

 

「呼ばれた……」

 

「よ、呼ばれたって……。それにあと2人は……?」

 

夜子ちゃんがいるなら、朝海ちゃんと夕香ちゃんがいないのが不思議でならない三森3姉妹はずっと3人でいるイメージが強かったから……。

 

「姉さん達は明日に合流する。私が来たのは、この合宿の調理担当で呼ばれたからなんだ」

 

「じゃあ非道さんが言ってたシェフって……」

 

「ここには私だけしかいないから、まぁそういう事。食材のある場所へ案内してほしい」

 

「う、うん……」

 

夜子ちゃんに促されて、食材を保管してる場所に案内した。以前合宿に来た時に、社長から案内された調理室へと……。

 

「ここが調理室だよ」

 

「無人島みたいな外観からは想像が出来ない立派なキッチンと食材……。これだけあれば、なんでも作れるかも」

 

「夜子ちゃんって普段から料理してるの?」

 

「物心付いた頃には既に料理に感心はあったよ。小学生になる前くらいには父親の手伝いをしてたくらいにはね」

 

夜子ちゃん……三森姉妹の父親は有名なレストラン『SWEET・HOST』のオーナーなんだって。そんな父親の手伝いをしてる夜子ちゃんって、相当料理が上手いんだろうなぁ……。

 

「そうなると夜子ちゃんは高校で野球を辞めるの……?」

 

「……まだ明確には決まってないけど、調理の専門学校に行こうとは思ってる。かといって野球そのものは出来る範囲で続けるつもり。父のようなコックになりたいとも思ってるし、料理で姉さんを支えたいとも思ってる」

 

「そっか……」

 

凄いなぁ夜子ちゃんは。私なんてまだ何も決まってないのに……。

 

「……私は幼少期の時点である程度やりたい事は決まってた。だから清本和奈は無理に私の話を参考にする必要はないよ」

 

「そうだね……」

 

私は……野球で生活したいと思ってるけど、その後はどうするんだろう?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。