最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活215

昼休憩が終わったので、いよいよ私達洛山代表の5人に黒獅子重工の3軍を加えた面子と新越谷、白糸台、遠前の3校即席チームとの試合が始まる……。

 

「えっと、誰か投げたい人いる?」

 

『…………』

 

……んだけど、朱里ちゃんの問いに投手陣は沈黙。まぁ仕方ない事だけどね。

 

「流石に先の事を考えると、迂闊に投手として名乗り出るのは難しそうね」

 

「そうだね……。投手のデータとか取られちゃうから……」

 

「それはさておき、こちらは誰が投げるんですか?」

 

「ウチの投手は基本的に黛ちゃんに一任する予定だよ~」

 

「が、頑張ります……!」

 

リンゼちゃんの質問に非道さんがそう返した。

 

(まぁ大豪月さんが神童さんを連れてくるみたいだから、他の投手はそういう風に賄えば良いしね~。それに黛ちゃんの成果を試すのも悪くないかな~)

 

「黒獅子重工の采配次第にはなりますが、黛さんが先発を務める可能性がそこそこ高いですね」

 

「黛さんか……。洛山の中では少数……というか唯一と言っても良いくらいの技巧派投手なんだよね。球種の大小はあれど、決め球レベルの球がない……。そこがむしろ厄介になる」

 

ちなみに相手チームには黛さんが投げる事を読まれてる。というかそれがわかっているかのように非道さんは振る舞ってるから、私達はそれを信じる他ないよね。

 

「加えて持久力もありますので、投手戦にも強いです。それに合わせてもう1度確認します。こちらの先発は誰にしましょうか?」

 

『…………』

 

瑞希ちゃんが再度確認するけど、また無言だった。やっぱりデータを(瑞希ちゃんに)取られる事を警戒してるっぽいね……。

 

「……はぁ。誰も投げないのなら、私が投げるわ」

 

「由紀ちゃん……」

 

「大方自身の実力をここにいる敵同士になる予定の連中に晒す訳にはいかない……とか思っているのでしょう?私ならチームでも良くて3番手……。私程度の球種がバレたところで、遠前野球部にとって痛手にはならないわ」

 

「由紀……ごめんなさい。本来なら私達本来の投手陣が率先して投げなければならなかったのに……」

 

「別に……天王寺先輩ならきっとそうすると思ったからよ」

 

長い議論の末に、遠前の夢城さんが投げる事が決定した。

 

(そういえば天王寺さんは今頃何してるんだろ……?)

 

前に獄楽島に流れ着いた人が天王寺さんを探してたみたいだけど、無事に天王寺さんに会えたのかな……?気になる事が色々あり過ぎて、整理出来てないや。

 

 

1番 セカンド 佐倉日葵さん

 

2番 ショート 佐倉陽奈さん

 

3番 ファースト バンガードさん

 

4番 レフト 上杉さん

 

5番 サード 遥ちゃん

 

6番 ライト 朝海ちゃん

 

7番 キャッチャー 山崎さん

 

8番 ピッチャー 夢城さん

 

9番 センター 夜子ちゃん

 

 

相手チームのオーダーはこうなったよ。三森姉妹と佐倉姉妹が機動力で掻き乱して、中軸打線で長打を狙っていく良い布陣だよね。

 

「間もなくプレイボールだ。それぞれの守備練習でもして慣らしておけ!」

 

『はいっ!』

 

相手オーダーに隙を感じないけど、私は私に出来る事をやっていかないとね……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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