最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活218

あっという間に先制点を取られた私達。ここからも……。

 

「ハッハー!」

 

 

カキーン!!

 

 

「私も続こうかしら……!」

 

 

カキーン!!

 

 

「これで3連打ーっ!!」

 

 

カキーン!!

 

 

3番のバンガードさん、4番の上杉さん、5番の遥ちゃんに連続でホームランを打たれて、一気に4点差になってしまった。

 

「タイムお願いしま~す」

 

非道さんがタイムを取ったので、私達内野陣がマウンドに集まる。

 

「クリーンアップの3人は黛ちゃんから見てどうだった~?」

 

「……3人共、清本さんのスイングに大分近付いています。この調子で行けば、合宿が終わる頃には完成していると思います」

 

「そっかそっか~。それなら『打たせてあげた甲斐』があったね~」

 

そっか……。これってあくまでも合宿の成果を見る為の試合だから、勝ち負けは関係ないんだよね。私と同じスイングを身に付ける為に、黛さんは敢えて打たれたんだ……。

 

「あとはどうしましょうか……?」

 

「ん~?黛ちゃんの思うままに投げちゃって良いよ~。合流は4回くらいになるだろうって言ってたし、それまでの間は任せるね~」

 

「了解、しました……」

 

そんなやりとりの後、非道さんはポジションに戻っていった。結局私達はどうすれば良いんだろう……?

 

「……どうやら黛先輩の方は問題ないみたいね」

 

「わざと打たせてるって、言ってたから、この試合は結構荒れそうですね……」

 

「そうだね。あの様子だと、黛さんは更に打たれそうなんだけど……」

 

「……何にせよ今の私達に出来るのは、守備で黛先輩を助ける事。それと相手投手陣の成果を私達が直に感じる事よ」

 

「そうだね……」

 

打てるのなら、普通に打っちゃっても良いんだよね?

 

(夢城さんのピッチングはフォーム含めて、かなり独特なものだった……。エルゼちゃんとリンゼちゃんは一足先に夢城さんの球を体験したし、私も鉞投法を打席越しに見てみたいな……!)

 

握りがわかるって弱点を抱えていながらもそのフォームを続けてるって事は、そこから得られるリターンもかなり大きい。2回表は私の打順からだし、この目でじっくり見たいな……!

 

 

カンッ!

 

 

「和奈、行ったわよ!」

 

打席の事を考えてると、打球がこっちに飛んで来た。とはいえそんなに難しい打球じゃないから……。

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

洛山の先輩達じゃない限りは落とさないよ……!

 

(でも注意力が散漫になっちゃうのは良くないよね。守備の時は守備の事だけを考えないと……!)

 

『アウト!チェンジ!!』

 

……なんて言ってる間に、チェンジになっちゃった。次は私の打席の事を考えないと……!大忙しだね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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