最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活223

久し振りに見た大豪月さんは投打共々豪快になっていた。

 

(流石大豪月さん……。洛山を卒業してから、更に力を付けてる。私も負けてられないよ……!)

 

私は洛山に入ってから、大豪月さんを目標に頑張ってきた。それは大豪月さんが洛山を卒業しても変わらない……むしろ想いがより強くなったよ!

 

(打力日本一と呼ばれる洛山高校のOGで、清本さんが入るまで4番を務めてた大豪月さん……。貴女のスイングを見習って私達も精進していくわよ)

 

(凄いなぁ大豪月さん……。私もあんな風にホームランを打ってみたいよ!)

 

多分上杉さんと遥ちゃんも私と同じような感情を抱いていると思う。バンガードさんはちょっとわからないけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は6回表が終わり、合同チームの攻撃に入ろうとしている。

 

「……ここまでの仕上がりで進んでいるのは夢城由紀ただ1人だな」

 

「そうですね~。夢城ちゃんはこの試合の意図にも気付いていますし、その上で投げてるようにも見えますね~」

 

確かに……。夢城さんはこれ見よがしにナックルを投げ続けていた。この合宿の成果が如何程のものかを確かめるかのように……。

 

「他に気付いているのは、白糸台の二宮さんくらい……でしょうか?」

 

当然この合宿の目的を瑞希ちゃんが気付いていないとは思えない。敢えて自分からは伝えないようにしてるようにも見えるけど……。

 

「ウム。流石は神童が認めた捕手だな!奴は全高校生……いや、プロの中でも1番の性能を持っている」

 

「惜しむべきはそれを表に出そうとはせず、本人も自覚していない事……か。意識させれば、誰にも負けない捕手に育つだろう」

 

瑞希ちゃんは表に出ない。性格的にも、そして野球もプロの世界には入らないんじゃないか……。今ではそう思っちゃうよね。

 

「スラッガーの方はどんな感じですか~?」

 

「私の見立てでは上杉真深が頭1つ抜けていて、それに雷轟遥とテナー・バンガードが続く感じだろう」

 

「上杉さんは、アメリカの中でも1、2を争うレベルの環境で野球をしていましたから……。洛山と前に練習試合をした時も、1人だけ、他の人よりも沢山の成果を発揮していました……」

 

上杉さんの野球環境はかなりレベルが高いんだよね。例えるなら、アメリカ版の白糸台って感じかな。

 

「それと雷轟ちゃんは~……」

 

「非道さん?」

 

「……ん~?なんでもないよ~」

 

(雷轟ちゃんに関しては風薙ちゃんと血の繋がった姉妹だって事は多分禁句なんだよね~。本来なら2人で徒党を組んで、野球をしていただけに、少しもったいないよね~)

 

遥ちゃんの事を濁した非道さん。遥ちゃんにも何か大きな環境で変わっちゃったのかな?

 

(私は瑞希ちゃんじゃないから、他人の感情を読み解くなんて出来ないよ……)

 

もし瑞希ちゃんなら、こんな複雑な環境でも難なくやっていけると思うんだよね……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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