最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活239

改めて6回表。相手の打線は9番からだね。守備全体を見渡してみると……。

 

(大宮さんだけかなり深く守ってる……。あれだとセンター返しを誘ってるように見えちゃうね)

 

「本当にあの2人も出るんだ……」

 

相手ベンチからは大宮さんと響さんの参戦に驚いていた。私の知らないけどところで面識があったのかな……?

 

「でも内1人は腕と足に重りを付けてるよ!」

 

「社長が封鎖された箇所は交代先の選手にも引き継ぐって言ってたから、あの人は腕と足に重りを付けているんだね……」

 

「どんな選手だろうと、私達は逆転するだけよ」

 

「……そうね。由紀ちゃんの言う通り、私達は逆転するだけ。頑張って行きましょう」

 

どんな選手が入ろうと、向こうの気持ちは変わらない……か。気持ちが左右されないのは良い事だよね。

 

(多分向こうは大宮さんを見て、センター方向への浅い当たりを狙う筈……。そこで大宮さんの守備力が見られるね)

 

(センターが他のポジションと比べて深め……というかフェンスギリギリまで守ってる……。狙うならセンター返し!)

 

 

カンッ!

 

 

「初球から打っていった!」

 

初球打ち。案の定打球はセンター前に飛んでいく。

 

「あのセンターの人は深めに守ってるから、ヒットは確実だよ!」

 

「光先輩は長打力もあるから、あのセンターの人もそこを警戒して守ってたのかもね」

 

確かに普通なら、山崎さんの言うように打球はセンター前に落ちる。そう。普通の選手なら……。

 

(でもセンターを守ってるのは、黒獅子重工の1軍選手……大宮さんだ。だから……)

 

 

ズザザッ!バシッ!

 

 

「よっ……と」

 

『アウト!』

 

このようにアウトにする事が出来る。本当に捕るとは思わなかったけど……。

 

「う、嘘……。フェンスギリギリの位置から、センター前の打球を捕るなんて……」

 

「私達3姉妹並か、それ以上の守備範囲……」

 

「それだけではなく、彼女には腕と足に重りが装着されています。にも関わらず悠々とスライディングキャッチを決めていました」

 

腕と足に1キロ分の重りが着いているのにも関わらず、三森3姉妹……もしくは静華ちゃん並の守備範囲を大宮さんは見せた。

 

「す、凄い守備範囲ね……」

 

「普通なら重りが邪魔をして、打球の処理が困難に、なる筈なのに……」

 

合計2キロの重りをものともしない大宮さん。恐らく響さんも同等の守備範囲を持っていそうだね。

 

(これが……黒獅子重工の1軍選手。大豪月さんと非道さんが行く先なんだね)

 

私がどうなるかはわからないけど、黒獅子重工には今後ともお世話になりそうな……そんな感じがした。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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