最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活284

新越谷が去年の夏に続いて今年も全国大会に駒を進めた。

 

「ナイスゲームだったね~!」

 

「う、うん。どっちが勝つかギリギリまでわからなかった……」

 

一進一退って感じがしたかも。まぁ洛山もある意味では一進一退だけどね……?

 

「勝負そのものは拮抗していましたが、地力の差が少しずつ出始めていましたね」

 

瑞希ちゃんは始めから新越谷が勝つとわかってたみたい。でも確かにチームワークとか、細かいとかで地力の差が出てたのは私でもわかるかも……。

 

「えっ?そうなの?」

 

「はい。過程はどうであれ、最終的には新越谷が勝っていたでしょう。親切高校野球部は今年再建したばかりですし、1年間しっかりと実力を付けてきた上に、優秀な新入部員が入った新越谷の方が有利な試合でした」

 

陽春星や藍ちゃん、歩美ちゃんと実力が確かな1年生が入ったっていうのは大きいよね。それに上級生も経験の差を見せていた節も感じられるし……。

 

「そ、それって向こうは知っていたのかな……?」

 

「新越谷側はどうか知りませんが、親切高校側はどこかわかっていたかのようにプレーしていた節がありますね。互角の勝負を繰り広げているなら、地力が高い方が勝つ……。これはそういう試合でした」

 

つまり親切高校はこの結果がわかってたって事?その上で新越谷と互角の試合展開を見せてた……?

 

「で、でも親切高校は決勝までちゃんと勝ち上がって来たよ?」

 

「相性やデータの有無も関係していそうですが、その相手に勝つ実力があったのも間違いありません。新越谷との試合も決勝戦でなく、初戦ならまた結果は変わっていたでしょう」

 

もしも新越谷が初戦で親切高校と当たってたら……。一ノ瀬さんのピッチングに抑え込まれてたのかな?

 

(でもなんだかんだで最終的には新越谷が勝ちそうかもね……)

 

その辺りは瑞希ちゃんも同じ事を思ってそうだけど……。

 

「はぇ~!そう考えると、ダークホースってのはやっぱ恐ろしいね~」

 

「まぁいずみさんも身を持って味わっているでしょうし、データがないというのは恐ろしいものです」

 

去年の清澄高校とかは顕著だよね。私達洛山も他人事じゃないのかも……。

 

「瑞希ちゃんが言うと、言葉の重味が違うね……」

 

「だから私はなるべく多くのデータを収集しています。それに今年は全国大会に加えて、県対抗総力戦も控えてますしね」

 

そっか……。今年は県対抗総力戦もあるんだよね。

 

(京都府の想いを背負った戦いが2つもあるってだけで、今から緊張してきたよ……)

 

でもまずは私が代表メンバーに選ばれるかどうかだよね?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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