最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目 46

2回終了時点。後方から2つの人影が見えました。

 

「あっ、2回が終わってる!」

 

「手続きをキチンとしていれば途中で間に合ったと思うわよ。貴女がモタモタしていたのが悪いんじゃない……」

 

どうやら到着したみたいですね。六道さんが入校手続きに戸惑っていた様子です。

 

「久し振りだね朱里ちゃん。元気そうで何よりだよ!」

 

「お久し振りです六道さん」

 

一応こちら側の監督を務めるのですが、2人はその前に朱里さんにご挨拶をしています。

 

「朱里」

 

「か、母さん!?六道さんと今でも面識あるの?」

 

あの2人は時々交流しているみたいですが、朱里さんがそれを知らなかったのは冷戦状態の時期があったからでしょうか?

 

「茜ちゃんは私の飲み仲間だよ!」

 

「貴女が勝手に絡んでくるのよ……。とりあえず何人しか私達の事を知らないみたいだし、自己紹介でもしたらどうかしら?」

 

……お酒の席に限っては六道さんが絡みに行っているみたいですね。

 

(そういえば六道さんは白糸台の監督ともお酒を飲む仲だと聞いた事がありますね。私の推薦理由もその辺りが関係しているのかも知れません)

 

まぁそれは邪推のし過ぎなのでしょうが……。

 

「私は六道響だよ!川越シニアで監督をやってるんだ。よろしくね!」

 

「早川茜よ。朱里の母に当たるわ。よろしく」

 

試合途中ではありますが、六道さんと茜さん……朱里さんの母親の紹介です。

 

「あ、朱里ちゃんの……」

 

『お母さん!?』

 

『お義母さん!?』

 

朱里さんの人望の厚さが伺えますね。何人かは別の感情もありそうですが……。

 

「ちょっと待って……。六道響さんと早川茜さんって……まさか20年前に世界一の高校生バッテリーって呼ばれたあの!?」

 

川口芳乃さんがいち早く2人の実績に気付き、それを知った事でこの場のほぼ全員が騒然とし始めました。

 

「なんか久々に聞いたね。その通り名」

 

「貴女はシニアで監督をやっているけれど、私なんてもうただの主婦よ?」

 

「いやいや、茜ちゃんも腕は衰えてないじゃん。この前の草野球擬きでも投手として活躍してたよね?」

 

「あんな機会も2度とないでしょうね。それにまだ私も最低限の事は出来るわ。だって朱里に投球の技術を教えているもの」

 

茜さんは今でも朱里さんに対して良き指導者であろうとしているみたいですね。アンダースローの専門コーチみたいなところがありますが、もしも他に優秀なアンダースロー投手がいたら、ついつい何かしらの指導をしていそうです。

 

「朱里があんなに凄い投球をするのは最強投手と呼ばれた母親からだったとはな……」

 

「道理で朱里が鋭い投球をする訳だね……」

 

「流石朱里せんぱいです!」

 

亮子さん、いずみさん、はづきさんの3人も朱里さんのリトル時代の部分までは知らなかったみたいですね。川越リトルでも知っているのは私と和奈さんくらいでしょうか?

 

「今は試合中なのだし、私達は連合チームの責任者として合流するわよ」

 

「まぁ指示出しは瑞希ちゃんだけでもでいけると思うし、私達はベンチから観戦だね!」

 

いえ、私だけではまだまだ不安です。指導者として手伝ってください。

 

「じゃあ二宮達の監督って……」

 

「私達よ。響が言っていたように私達はただ貴女達の試合を観るだけになると思うわ。責任者……という立場上連合チームの監督になるだけよ」

 

私と交代して指示出ししてくれても良いのですよ?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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