最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活293

今日は全国大会の決勝戦。白糸台と遠前の試合を観に来たよ。今はいずみちゃんと場所取り中。

 

「結局遠前への挑戦権は瑞希のとこに渡っちゃったかー」

 

「まぁ私は直前の対決で白糸台に負けちゃったし……」

 

「あーあ。アタシ達のとこも白糸台に負けたし、今年の白糸台は去年よりも強くなっている気がするんだけど?」

 

それはどうなんだろうね?去年は神童さんっていう圧倒的な投手がいたし、ワンマンって訳じゃないと思うから、比較は出来ないと思うけど……。

 

(去年よりも強く感じているのは、多分去年1年生だった瑞希ちゃん達が格段に伸びているからだと思うんだよね……)

 

そんな瑞希ちゃん達の代はこの夏が終わっても、秋、春、そして次の夏と更に強くなってると思う。来年は地獄の合宿とかあるのかな……?

 

「あっ!おーい!こっちこっち~!」

 

いずみちゃんが手招きで人を呼んでいる。その人はこっちに早足で駆け寄ってきた。

 

「遅くなってごめん」

 

「アタシと和奈もさっき来たばっかりだし、気にしなくて良いって☆」

 

「うん……」

 

来たのは朱里ちゃん。この試合観戦は後の県対抗総力戦に備えてのものらしい。色々と見ておきたいんだって。

 

「それにしても朱里がこういうのに参加するって珍しくない?」

 

「そうかな?」

 

「朱里はその辺もっとドライだと思ってたくらいだし」

 

朱里ちゃんってそんなに冷たいかな……?まぁ確かに一定の距離を取ろうとはしてる感じがリトル時代の後半くらいからあったけど……。

 

「……まぁ良いか☆もうすぐ試合始まるし、そっちに集中しようよ!」

 

「金原が言い出した事なんだけど……?」

 

「ま、まぁまぁ……」

 

釈然としない朱里ちゃんを宥めると、いよいよ試合開始の合図が……。

 

『プレイボール!』

 

先攻は白糸台だね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

……っていきなり三振!?

 

「さ、3球で仕留めた……?」

 

「白糸台の1番打者……佐倉日葵さんは打率8割越えだったのに、あっという間に三振か……。風薙さんの凄さが伺えるね」

 

後で訊いた話なんだけど、遠前の絶対的エースの風薙さんは朱里ちゃんの師匠的な存在なんだって。あの圧倒的なピッチングを見ると、それも納得しちゃうな……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

「1回表は三者三振かぁ……。正直圧倒的過ぎるよ」

 

「これまでの風薙さんは二塁を踏ませないピッチングをしてるからね。それに……」

 

「それに?」

 

「風薙さんの全力はまだまだあんなものじゃない」

 

「う、嘘でしょ?あれがセーブされた投球って事!?これまで遠前と対戦した相手はそのセーブされた状態でノーノーされ続けてたって事!?」

 

「……そうなるね」

 

朱里ちゃんの話を訊くと、絶望感が半端ないよ。瑞希ちゃん大丈夫かな……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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