最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

817 / 1797
番外編 清本和奈の洛山生活296

3回表。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

「また三振だね……」

 

「これで8人連続かぁ……」

 

白糸台はあっという間にツーアウトに追い込まれる。ストレートしか投げてないとは思えないよ……。

 

「でも……次は瑞希ちゃんの打席だから、期待出来るかも」

 

「まぁ瑞希なら、突破口を開けそうだよね~」

 

「捕手故にと、二宮本人の性格から風薙さんの球を探るつもりだろうね」

 

この試合もそうだけど、瑞希ちゃんは9番に入る事が多い。理由としては相手投手のデータをじっくり見る為なんだって。役割で言えば、非道さんに近いかも。まぁ非道さんはまた別の目的とかありそうだけどね……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「なんか球速くなってない?」

 

「確かに……。今日1番の球速かも」

 

「それ程までに二宮を警戒しているって事なのかもね。捕手も水鳥さんだし……」

 

水鳥さんは私達よりも早くに瑞希ちゃんを警戒していたくらいだからね……。そういうのもあるのかも。

 

「水鳥って、遠前の捕手の事?川越リトル出身なんだ?」

 

「そうだね。二宮が入るまでは、リトルの正捕手だったよ」

 

「瑞希ちゃんが捕手になってからは、水鳥さんが外野に回る事もあったね……」

 

瑞希ちゃんが原因で野球を辞めたって話だけど、今こうして風薙さんの球を捕ってるんだから、世のな何があるかわからないよね。

 

「シニアでは見掛けなかったけど、野球やってなかったの?」

 

「……まぁ本人は二宮との正捕手争いに負けたからって言ってたよ。もう野球する事もないとも」

 

「瑞希ちゃんって、捕手として必要なものをほとんど持ってるからね。肩が少し弱めだったけど、この試合でそれも克服してるんじゃないかな?」

 

「うわー。それじゃあ瑞希は本当に捕手としての隙すらないじゃん……」

 

「二宮を白糸台内で1番警戒してる水鳥さんと、二宮の捕手としての腕前をハッキリとわかってる風薙さん、上杉さん、ウィラードさんが本気で二宮を打ち取ろうとしてるんだよ」

 

「瑞希ちゃんなら、自分はそんな大それた選手じゃないって言いそうだけど……」

 

「瑞希なら確かに言いそうだよね~」

 

「度を越した謙遜は却って嫌味になる……。二宮の短所を強いて挙げるなら、そういう自己評価の低さなのかもね」

 

朱里ちゃんの言う通りだけど、瑞希ちゃんの場合は本気でそう思ってそうだからね……。あと若干天然な部分も短所かも知れない。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

「二宮も三振……」

 

「でも1球も振らなかったね?」

 

「ちょっと非道さんっぽさがあるかも……」

 

瑞希ちゃんと非道さんのハイブリッドなら、風薙さんを打てる……って判断なのかな?もしもそうだったら、次の瑞希ちゃんの打席が楽しみかも。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。