最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活304

シルエスカ姉妹がどちらも凡退で倒れた後……。

 

「じゃあ行ってくるね~」

 

「が、頑張ってください!」

 

次は非道さんの打席。この手の速球投手は非道さんが得意な相手だと思うんだよね。だから私よりも早く攻略出来ると踏んでるんだけど……。

 

「まぁいつも通りにやるだけだよ~」

 

非道さんの言ういつも通りというのは……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク』

 

いつものあれだよね。

 

「また非道さんがやってるわね」

 

「あれのお陰で勝てた試合がいくつもあるから、内容にどうこうは言えないのがね……」

 

シルエスカ姉妹も知るいつもの光景。洛山では最早日常。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

それが1打席目に何もしない事……。

 

(非道さん曰く、次に備えての事みたいだけど……。瑞希ちゃんみたいに分析してるのかな?)

 

良い線いってるとは思うんだけど、100点の回答ではないような気がするんだよね。多分100点満点の回答は非道さんにしか知らないと思う。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

(1球も振って来なかった……?)

 

(なんか嫌な予感がしますねー)

 

非道さんを知らない相手は、非道さんの行動に不気味さを感じてる。京都予選ではワンアウト儲けたって喜んでいそうだけどね……。

 

「成程ね~」

 

「な、何かわかったんですか?」

 

「シルエスカ姉妹が言うように、決して打てない球じゃないってのは確かだね~。少なくとも清本ちゃんなら絶対に打てるよ~」

 

非道さんが断言するのって、なんだか珍しいかもよいつもはのらりくらりと言葉を濁す事が多いのに……。

 

「まぁ今はそれよりも点を取られない事が大事だね~。黛ちゃん、いける~?」

 

「は、はい……」

 

「折角『練習台』が9つもあるんだから、Xボールの発展の為の糧にしちゃってよ~」

 

「が、頑張ります……」

 

優勝候補の神奈川選抜を相手に練習台って……。もしかして非道さんもこの試合の勝ちが見えてるの?

 

「非道さんの自信満々の発言も訊けた事だし、とりあえず神奈川代表を屠っちゃおうか!」

 

『はいっ!』

 

大柄な人達が監督に力強く返事をしてる光景に、ちょっと違和感を覚えてるよ……。

 

「よろしくお願いしますねー?」

 

神奈川選抜の1番打者は、星さんのボールを捕ってた子だ。1年生……だよね?ちょっと非道さんっぽさを感じるけど。

 

「確かあの子も紅洋の選手だったよね?嶋田選手以外全員が1年生の内の1人……」

 

「そうですね。伴翠は紅洋高校にて星美智瑠とバッテリーを組んでいて、神奈川県予選でも1番打者を担っています」

 

ベンチからは監督とマネージャーさんが話している。1年生ながらも凄い打者なんだね……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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