最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

84 / 1797
番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目 49

マウンドに大豪月さん、打席には雷轟さん……。両者の睨み合いが始まっています。

 

「行くぞ……!打てるものなら打ってみろ!」

 

(雷轟遥……。コイツは今まで戦ってきた奴等とは一味違うな。面白い!私のストレートを打てるかな?)

 

(菫ちゃんと珠姫ちゃんからどんな感じかは聞いた……。あとは私のタイミングで……!)

 

「うおおおおっ!!」

 

(スイング始動!)

 

スイングが通常よりもかなり早いですね。大豪月さんのストレートはそれ程まで……という事でしょうか?

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

(やはり当ててきたか……!)

 

(腕が痺れる……。これが最高のストレート!)

 

大豪月さんの表情を見ると、当ててくるのを予測していたような……そんな表情をしています。

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

(ボールが真後ろに……!タイミングが合ってきた証拠ですね。このままストレート1本で勝負をするのは危険ですが……)

 

大豪月さんは他にもファスト系の変化球も投げる投手です。他の球種も混ぜてタイミングを狂わせるべきではありますが……。

 

(野球はこうでないとな!力と力のぶつかりあい……。これが私の望んでいた野球なんだ!!)

 

(……それを伝えるのは野暮ですね。好きに投げさせましょう)

 

この打席は次の1球で決着が付きそうですしね。

 

「…………」

 

「…………」

 

(いくぞ雷轟遥……!これが私の……全力だ!!)

 

(力には力で……!私の全力を大豪月さんのストレートにぶつける!!)

 

 

カキーン!!

 

 

先程投げたストレートは間違いなく大豪月さんの中でも最高のストレートだったでしょう。しかし雷轟さんが放った打球はレフト方向にそのまま入っていきました。

 

「ほ、ホームランだ!」

 

「あのストレートを打っちゃった!?」

 

「凄いよ遥ちゃん!!」

 

「遂に同点ね!」

 

新越谷sideは同点になった事で盛り上がっています。勢い通りに進ませると不味いですね。

 

「…………」

 

「大豪月さん……」

 

一方で打たれた大豪月さんを和奈さんが心配していました。

 

「フハハハハ!雷轟遥、流石私が見込んだ女だ……。だが次は負けん!それにまだ試合は終わってないからな!後続を抑えるぞ!!」

 

しかし大豪月さんにしてみれば、必要のない心配だったようですね。

 

「清本ちゃん、切り替えて守ってこ~?」

 

「……はいっ!」

 

和奈さんの方は非道さんが宥めました。あの2人も中々良いコンビです。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

雷轟さんに打たれた事がトリガーとなったのか、大豪月さんの球の勢いが増したように思えます。まだ速くなるんですか?

 

「あの子……打ったね」

 

「ええ、良いスイングだったわ」

 

「あの時投げた大豪月さんのストレートも過去最高のもの……。どちらが勝っても可笑しくありませんでした」

 

ベンチに戻ると六道さん、茜さん、友理さんが先程の雷轟さんについての総評をしていました。我々連合チームのリリーフが調子付いている雷轟さんを止める事を期待しておきましょう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。