最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活320

試合は25対16……。最後には9点差付ける事に成功したよ。

 

「皆お疲れ様ー!『香港最強』を打てたのは大きかったねー」

 

「1戦目同様乱打線ではありましたが、終始こちらがペースを先行させていました。後半まで黛さんを温存していたのも、勝因に働くでしょう」

 

監督とマネージャーさんの発言を振り返ると、確かに先制はこっちがしてたし、点差が縮まってもでしょうを更に広げていけたしね。

 

「今日はこの後自主練習にするよー。練習に精を出すのも良し、思い切り遊ぶも良し、ゆっくり休むも良し!次の試合に向けて良い影響が出る事を祈るよ!」

 

「それでは今日はこれで解散になります。お疲れ様でした」

 

『お疲れ様でした!!』

 

ミーティングは終わったし、私はどうしようかな……?

 

(とりあえずは素振りかなぁ。次何するかは……素振りしながら考えよっと)

 

そんな想いを胸に、私は公園に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公園に着いた私はどこで素振りしようかと、辺りを見渡した。すると……。

 

「あれ?和奈じゃん」

 

「いずみちゃん……」

 

いずみちゃんがブランコで立ち漕ぎしていた。多分今日の試合が少なからず影響してると思うんだけど……。そういう時って、普通は座ってるんじゃないの?

 

「今日の試合はお疲れだったね。あんなに乱打線になったのなんていつぶりだろ……」

 

「私は京都予選で慣れてるから……」

 

「あー。京都予選は阿鼻叫喚だって、瑞希から訊いた事あるかも。とにかく打って打って打ちまくる感じがするもんね」

 

「まぁその発想で間違いないんだけど……」

 

洛山の場合はホームランと同じ数くらいエラーもしてるんだよね。もう皆当たり前のような……それこそ洛山の風物詩と化してしまってるよ。

 

「それにしても最後の黛さんにはやられたなぁ。分身みたいな球投げるしさ……」

 

「なんとなく打てそうなところがまたね……?」

 

問題はそんな打てそうだと錯覚させてるところ……。1打席限りだから、ロジャーさん以外は抑えてるよ。

 

「実際打てたのも、アリアだけだったしねー。あとは嵐珠も打たれちゃったし……」

 

「先に打ったのは非道さんだけどね……」

 

それによって打線が勢いに乗ったのは良かったけどね。東東京選抜にはそれが止めになったと思うし。

 

「はぁ……。悔しいなぁ。完膚なきまでに叩きのめされたのならまだしも、勝てるところにまで手が届きそうなのがマジで悔しい……」

 

「その観点でいくと今日の試合はどうなんだろ……?」

 

最終的には9点差付いてたけど、途中までは東東京選抜もこっちに食らい付いてたもんね。内心ヒヤヒヤしたのはここだけの話だよ?

 

「……まぁ切り換えるしかないか。和奈、埼玉選抜との試合は応援に行くからね☆」

 

「うん……。私なりに精一杯頑張るよ!」

 

いずみちゃんの目が赤くなってるのに気付いた私は、より一層頑張らなきゃって思ったよ。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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