最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活322

「あーもう!なんなのよあのトリックプレーは!?」

 

エルゼちゃんが怒りながら戻ってきた。す、凄く不機嫌そう……。

 

「お、落ち着いてエルゼちゃん……」

 

「突然あんなプレー見せられて、落ち着ける訳ないでしょ!はぁ……。そんな和奈は落ち着いてるみたいだけど、あのセカンドとライトの事は知ってるの?」

 

エルゼちゃんを宥めていると、三森姉妹について訊かれた。私の知ってる範囲で答えた方が良いよね……?

 

「あの三森3姉妹とはリトル、シニア時代で結構争っていたんだよね」

 

「同じ地区のライバルって訳ね。3姉妹って事は、もう1人いるの?」

 

「そうだね。セカンドは長女の朝海ちゃん、ライトは三女の夜子ちゃんだよ」

 

「それで……あの姉妹はリトルからあんなトリックプレーをしたりするの?」

 

まぁ三森3姉妹を知らない人は知ってる人にこう訊くのは当然だよね。

 

「うん……。リトル時代から足の速さを活かしたプレーを攻守両方でしてたね」

 

「……となると、転がされたら内野安打は確実ね。スラッガー並に厄介じゃない」

 

(三森姉妹よりもデタラメな静華ちゃんについては言わない方が良いかな……?)

 

静華ちゃんも埼玉選抜に選ばれてるみたいだし、出て来た時に言えば良いよね?

 

「よろしくね~」

 

次は非道さん。相手投手の性質を調べるって言ってたから、この打席はいつものやつかな?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「相変わらず非道さんの考えは読めないわね……」

 

「それが非道さんだから……」

 

非道さんの事を深く知ってるのは、大豪月さんくらいだよね。大豪月さんすら全部は知らないかもだけど……。非道さんにはそんなミステリアス要素があるから。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

『京都選抜の3番打者の非道選手、微動だにしません!一体どうしたのでしょうか!?』

 

『非道選手の1打席目はボールに全く手を出さない傾向がありますね。これまでの試合でもほとんどがそうでした』

 

『それにはどんな意味が込められているですか!?』

 

『真相は本人にしかわかりませんが、後続の打者の為に相手投手の持ち球を把握している、或いは2打席目に備えているのか……』

 

非道さん的にはどっちもありえそうだよね。或いは私達の知らない思惑が非道さんの中にはあるのかも……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

「和奈!次、あんたの打席よ!」

 

「あっ……」

 

考えてる内に、私の打席になっちゃった……。

 

「清本ちゃん頑張ってね~」

 

非道さんの期待になるべく答えないとね……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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