朱里「今年も1年よろしくお願いします……って、私いるのこれ?」
遥「いるよ!私と朱里ちゃんは主人公なんだよ?」
朱里「これ番外編なんだけど……。清本のお株奪っちゃ駄目でしょ」
和奈「わ、私は気にしないけど……」
私の、私達の夏が終わった。私はまだ来年があるけど、非道さん達は……。
(……いや。それ以上は私が心配するような事じゃないよね)
それよりも今はもっと心配事項が……。行かなくちゃ!
ここは埼玉選抜と他数県の選抜チームが泊まってる宿舎。私はここである人を待ってるよ……。
(あっ。来た……!)
き、緊張するけど、臆してはいられないよ。かつての朱里ちゃんはもう見たくないから……!
「あ、あの!」
「ど、どうしたの?確か京都選抜の4番打者の清本さん……だよね?」
松岡さん。限界まで投げ切って、朱里ちゃんのようにガス欠になっちゃった人……。朱里ちゃんの末路を知ってるから、怖くて仕方ないよ。
「お、お加減は如何ですか!?」
「…………?」
あ、あれ?なんか変な感じになっちゃった……。
「……もしかして限界ギリギリまで投げた私を心配してくれてる?」
クスクスと笑いながら松岡さんが問い掛ける。なんだか気を遣われちゃってるなぁ……。
「は、はい。過去に松岡さんみたいに限界ギリギリまで投げた投手と同じチームで、その子は肩を故障してて……」
「……多分早川さんの事だよね。前に早川さんと清本さんが同じリトルシニアで野球してたって言ってたし、早川さんもスタミナ管理には気を付けるように言ってたし……」
朱里ちゃんはこういう事も想定してそうだよね。ちょっと瑞希ちゃんみたい……。
「……はい。今の朱里ちゃんは利き腕変更の後に、今でも故障した肩の治療に励んでいます」
「そっか……。清本さんはあの時の私を早川さんと重ねちゃったんだね」
「…………」
(あの時の松岡さんは本当にリトル時代の朱里ちゃんみたいだった……。朱里ちゃんみたいになってほしくないから、こうして松岡さんの様子を見に来たのかも)
ちょっと空元気気味だから、不安が余計に募っちゃうよね。
「……私は大丈夫だよ。アイシングとかもバッチリだし、大事を取ってこの県対抗総力戦で私が投げるのも控えられてるし、ゆっくり身体を休める事にしているからね」
「そう……でしたか」
それでもやっぱり不安だよ。朱里ちゃんみたいに怪我したら、投手生命が終わったような感じがするから……。
(そのかわりもうこの大会中は投げられない訳だけど……)
「まぁ欲を言えばもっと投げたかったけどね……。でも私は清本さんと3打席に渡った対戦に後悔は一切ないよ」
「松岡さん……!」
私も……私だって、松岡さんとの勝負はとても楽しかったよ!
「次に清本さんと対決するのが何時になるかはわからないけど、次は完璧に抑えるから、そのつもりでね?」
「また……最終的に私が勝ちます!」
最初の1、2打席は打ち取られちゃうかも知れない。でも最後には絶対に打つよ!
和奈「ところで今年の目標は……?」
遥「年内にこの小説の完結!願わくば5周年までに!」
朱里「……この小説って、何をもってして完結になるの?本編はとっくに終わってるんだけど」
和奈「作者さん曰く、瑞希ちゃん主人公の番外編終了で一応完結扱いだから……ギリギリ5周年には終わる計算みたいだよ?」
朱里「本当なのかな……?まぁ今年もよろしくお願いします」
遥「します!」
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
-
見たい
-
見たくない