最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活341

4回表の埼玉選抜の攻撃。

 

 

カンッ!

 

 

「ショート!」

 

「任せてください!」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

1番からだけど、ショートゴロ。

 

「当たりは良かったのにな~」

 

「でも今のアウト、なんだか違和感があるよ……」

 

なんだかあのショートライナーを打たされたような……。そんな予感がしてならないよ。

 

「違和感ねぇ……。もしかして十文字さんのリードが関係してたりする?」

 

「た、多分……」

 

瑞希ちゃんとは似てるようで違うリード……。十文字さんはそんなリードをするんだよね。

 

「埼玉選抜は中々勢いが掴めないねぇ~」

 

「でもなんか思うようにされてる感じがするよ……?」

 

「今マスク被ってるのはアタシ達がシニア時代で苦戦した十文字さんだもんね。アタシ達も言い様にされてたよ。あの時は瑞希のお陰で勝てた部分が大きいけど……」

 

確かにシニア時代はそうだった。でも今は……。

 

「今は瑞希ちゃんと十文字さんが同じチームにいるからね。埼玉選抜は今後も苦しい立ち回りになりそう……」

 

「なす術なしだったら、このまま西東京選抜が勝っちゃいそうだなぁ……」

 

「どうなるんだろうね……」

 

埼玉選抜からしたら、ただでさえ苦しい状況だからね……。でも瑞希ちゃん達西東京選抜にも頑張ってほしいよ。

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

2番にはさっきのイニングで亮子ちゃんと交代で入った朝海ちゃん。なんとなく粘ろうとしてるのが見えるけど……?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!』

 

「朝海……というか三森姉妹相手に歩かせるのは危険だと思うけどなぁ?」

 

「十文字さん的にはギリギリを突いてるんだと思うよ。朝海ちゃんが手を出しそうなコースを最終的には投げさせてくると思う」

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「低めに集まらないように投げさせてるようにも見えるね。朝海もカットが限界っぽいし」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!』

 

「これで2、2……。そろそろかな?」

 

 

カンッ!

 

 

打球はセカンド正面のライナー。

 

「えっ?なんかセカンド走ってない……?」

 

「ほ、本当だ……」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

結果はアウト。でもダッシュする必要あったのかな……?

 

「あのダッシュなんだったんだろ?」

 

「さ、さぁ……?」

 

私達がわからないだけで、十文字さん視点ではダッシュしないといけない理由があったのかな?例えばもしもダッシュしなかったら、イレギュラーバウンドしちゃうとか……?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

3番の番堂さんはまたど真ん中のストレートを3球連続で空振り……。もしかしてど真ん中のストレートに弱いのかな?

 

「あの3番打者はちょっと不味いかもね~。2打席連続、6球連続でど真ん中のストレートを空振りしてる訳でしょ?」

 

「う、うん……。でもこのままじゃ終われないと思うな」

 

黛さんの球を打った選手だもん。このままじゃ終われないよね?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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