最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活354

1回裏。埼玉選抜は風薙さんに対してどんな対策を取ったのかな……?

 

『マウンドに立ちますは、豪速球を放つ右腕投手!全国大会から数えて、これまで打たれた安打は僅か3本!更に未だ無失点の防御率0.00!!この決勝戦で彼女を打ち砕く選手は現れるのか!?風薙彼方選手!!』

 

『しかも風薙選手はこれまでストレートしか投げていなくて、この成績ですから、かなり脅威的です。プロはもちろん、メジャーでも今すぐ通用する実力を持っていますね。唯一の救いは四球がこれまでに10個と少し多めなところでしょうか』

 

「ストレートしか投げてないのに、防御率0.00なの!?23世紀のネコ型ロボット達もビックリじゃん……」

 

「実際はそのネコ型ロボット達とも対等に渡り合える可能性があるでしょうね。新井さんとは違い、これでまだ変化球も温存している訳ですから……」

 

瑞希ちゃんが言うように、風薙さんはまだ変化球を投げてないからね……。

 

(本当に打たなきゃいけないのは、私に投げてきた謎の球……。あの不可思議な球を打たない事には、埼玉選抜の勝ちはないようなものだよね)

 

逆に言えば、風薙さんが他の変化球を温存している内に点を取りたいところでもあるんだよね。

 

 

カンッ!

 

 

「当てた!?」

 

「流石、決勝戦まで勝ち進む実力がある訳ですね」

 

『ファール!』

 

バックネットに当たってファール。先頭打者がこれなら、この先も多少は期待出来るのかも……?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「しかし風薙さん側もまだ力の温存をしていたようですね」

 

「これまでよりも更に速いよ……」

 

「本当にあんな豪速球打てるのかな……?」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

1番の中村さんはそのまま三振。2番の亮子ちゃんも同様にやられてしまった……。

 

「次は朱里さんの打席ですね」

 

「これまで出てなかった朱里がいきなり3番かぁ……。他の選手はなんとも思わなかったのかな?」

 

「ど、どうだろう?こうして打席にいるって事は、埼玉選抜全員が納得してると思うけど……?」

 

そんな朱里ちゃんの打席。初球から前の2人に投げた豪速球だ。

 

 

ガッ……!

 

 

「朱里があの豪速球を当てた!?」

 

「で、でも打ち上げちゃったよ……?」

 

その打球は力なくふらふらと上がり、ピッチャーフライに……。

 

 

ポーン……。

 

 

ならなかった……。

 

「はっ!?えっ!?どういう事!?」

 

「な、なんで捕今のをらなかったんだろう……?」

 

『セーフ!』

 

「セ、セーフになっちゃったよ……」

 

「こ、これでとりあえずツーアウト一塁だね!」

 

「…………」

 

(風薙さんは雷轟さんに固執しているように感じますね。あの打球を捕らなかったのも、雷轟さんを……)

 

何にせよ先制点のチャンス!遥ちゃん頑張ってね!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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