最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活355

ツーアウト一塁で遥ちゃんの打席。

 

 

カキーン!!

 

 

「うわっ!いきなり大きい当たり!?」

 

「打球はレフト切れそうですが……」

 

『ファール!』

 

遥ちゃんが風薙さんの球を完璧に捉えてる……。これなら行けるかも……!

 

 

ガッ……!

 

 

2球目に遥ちゃんはストレートを打ち上げる。

 

「今のストレート……更に速くなった?」

 

「なりましたね」

 

「あの球速から更に速くなるの!?もう女子投手の領域越えてるって!」

 

「そんなのは神童さんや大豪月さんで慣れてるのではないですか?」

 

「それで慣れてるのは、瑞希だけなんじゃないの……?」

 

「あ、あはは……」

 

(私も瑞希ちゃん程じゃないとは思うけど、慣れてるもんね……)

 

特に大豪月さんレベルの豪速球は3、4ヶ月毎日のように見てたから……。だから風薙さんのストレートもある程度対応出来たのかな?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

「えっ……」

 

投げられたのはさっきまでのストレートと同じ球速のドロップボールだった。ドロップって、変化球としてはむしろ球速が遅い方だと思ったんだけど……。

 

「嘘……。あの球速でドロップ投げれんの!?ストレートと遜色ないじゃん!」

 

「大豪月さんも同じ芸当が出来ますが、大豪月さんの変化球は何れも速球系です。そして風薙さんは……変化球の中でも比較的遅めであるドロップボールをあのようにストレートとほぼ同速で投げています」

 

瑞希ちゃんの言う通りなんだよね。カーブ系なだけでも凄いけど、況してやドロップだもん。打つのに困難を極めるよ……。

 

「そ、そんな球投げれるようになるまでにどんだけ練習したんだろ……」

 

「……でもあれくらいならまだ打てる方なんだよね」

 

むしろあれが限界

 

「な、なんか和奈がとんでもない事言ってる……。アタシはまだそこまでの領域に達してないから、無理かもね……」

 

「和奈さんはもちろんの事、埼玉選抜の3~6番までの打者は見極めさえ出来れば……といった感じでしょうか」

 

「埼玉選抜の3番って朱里だったよね……?えっ、朱里ってばあんな豪速球を打てるの!?さっきの打席じゃ打ち上げてたけど……」

 

朱里ちゃんも朱里ちゃんで凄いんだよね。遥ちゃんをずっと支えてきたその実力は本物みたい……。

 

「前に風薙さんと1打席勝負をした時も、風薙さんのストレートを当てる事が出来ていました」

 

(まぁあの時よりも風薙さんの球は格段に速くなっている訳ですが……)

 

「つまりストレートかドロップかがわかれば、打てるって事だよね?」

 

「そうなりますね。あとはあの4人の前にどれだけのランナーを溜められるか……。そこが問題となるでしょう」

 

でも逆に考えると、スタメンの内の4人が風薙さんの球を当てる事が出来るんでしょ?埼玉選抜への期待が大きくなってくるね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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