最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活360

試合は0対1のまま、6回表。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!フォアボール!!』

 

「あっ……」

 

「出しちゃった……」

 

3番のウィラードさんを歩かせてしまい、ランナーが出た状況で上杉さんに回ってしまった……。

 

『一ノ瀬選手、ツーアウトまで漕ぎ着けたものの、ランナーを出してしまいました!』

 

『前のイニング辺りから疲れが見え始めていますね。一ノ瀬選手はかなりハイペースで投げていますが、群馬選抜の強力な打線はそれくらいしないと抑え切れない……と判断しているのでしょうか?野球は1人でやる訳ではないので、無理のし過ぎは避けてほしいですね』

 

『青葉プロのそれは自分の体験だったり……?』

 

『そうですね……。高校時代の私は1人で突っ走る事が多く……って何を言わせるのかな!?』

 

「ここで一発打たれたら、逆転されちゃうよ……」

 

「一ノ瀬さんは前のイニング辺りから制球が乱れていましたし、可能性はありますね」

 

一ノ瀬さんは上杉さんを2度に渡って抑えている。この調子で行けば、上杉さんを抑えられる筈……。

 

 

カキーン!!

 

 

『打ったぁ!大きい当たり!!打球はグングンとセンター方向へと伸びていくぅ!』

 

一ノ瀬さんが投げたシンカーを上杉さんは待っていたかのように対応。完璧なタイミングだよ……。

 

「ヤバいって!なんであのシンカーを待ってられるの!?」

 

「一ノ瀬さんの球はかなり独特な曲がりをしますが、規則さえわかってしまえば、今のように打てるのかも知れませんね」

 

「規則……?」

 

「観客席目線でわかる事は、回転が関わっている……程度のものですが……」

 

「いやそれがわかるのって凄くない?」

 

 

ドゴッ!!

 

 

『入りました!上杉選手の逆転ツーランホームラン!!埼玉選抜が死に物狂いで取った1点をアッサリとひっくり返しました!』

 

『上杉選手は一ノ瀬選手の変化球を完璧に捉えましたね。その時に投げられたのはシンカーでしたが、そのシンカー軌道の先にバットを持っていきました』

 

埼玉選抜が頑張って取った点を、あっさり倍にして返してくるなんて……。風薙さん1人に苦戦してるのに、それを嘲笑われているみたいだよ……。

 

「恐らくここで一ノ瀬さんは降板するでしょうね」

 

「こ、降板!?」

 

「限界ギリギリまでに達していますからね。先程のシンカーに全力を注いだようにも見えます」

 

「それで交代なんだ……」

 

「一ノ瀬さんは普段からものぐさですが、朱里さんとは違ってリスクリターンの管理はしっかりしています」

 

まぁ交代は仕方ないよね。一体誰が投げるんだろ……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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