最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活366

『試合終了!第12回県対抗総力戦、今回の優勝都道府県は埼玉選抜です!!』

 

『今までの県対抗総力戦に比べて、今年は第1回以来の熱戦でしたね。素晴らしいゲームでした』

 

試合が、県対抗総力戦が終わった……。優勝したのは埼玉選抜……。朱里ちゃん、遥ちゃん、他の皆もおめでとう!

 

(めでたい気持ちと、あそこに自分がいない悔しさで感情がぐちゃぐちゃだなぁ……)

 

 

ピシッ……!

 

 

……?今、何かが割れるような音がした?

 

「これは……」

 

「瑞希?」

 

「上空を見てください。大変な事が起ころうとしています」

 

瑞希ちゃんに言われて空を見てみると、空一面が黒く、ブラックホールのような何かが上空に広がっていた。

 

「えっ?何この超常現象!?今から何が起ころうとしてるの!?」

 

「わ、わからないよ。こんな事今までになかったよ……」

 

「私も静華さんに訊いた以上の情報はありませんが、並々ならぬ危険性を孕んでいるのは間違いないですね」

 

まるで今から大洪水が起きそうな程な暗黒を感じるよ……。本当に何が起こってるの?

 

「皆さんは急いで出口へ!安全な場所を格都道府県の監督が誘導しています!」

 

「危ないので、バラバラにならないようにお願いします!」

 

反対側の観客席からは六道監督と朱里ちゃんのお母さんが避難誘導をしている。私達もそれに乗じた方が良いのかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達以外の観客が全員いなくなり、私達はぽつんと取り残された。

 

「お、お客さん帰っちゃったね……」

 

「ってかアタシ達も逃げないとヤバくない!?外は凄い事になってるみたいだし……」

 

いずみちゃんの言うように、私達も避難した方が良かったのかなぁ?

 

「下手に動くのは却って危険でしょう。ある程度騒ぎが収まるまではここで待機の方が良いと思います。先程までここに来ていた茜さんと六道さんが観客達の避難誘導を終わらせるまでは……」

 

「正直何がなんだかよくわからないんだけど……。アタシ達は最後までいた方が良いって事?」

 

「六道さん達も私達を信頼しているので、私達の自己責任と判断しているようですね。無論今はここにいた方が良いでしょう」

 

「六道さんと朱里ちゃんのお母さんってこんな状況でも冷静だね。普通はもっとパニクっちゃうよ……」

 

でもこれからどうしよう?

 

「ここにいましたか」

 

突如、私達の背後に人が現れた。

 

「うわぁっ!?」

 

突然現れた上に、瑞希ちゃんに声がそっくりで心臓が止まりそうになったよ……。

 

「うるさいですよ。いずみさん」

 

「理不尽!?」

 

「ビックリした……。た、確か埼玉選抜のマネージャーをしてた人だよね?」

 

「坂柳有栖です。話は後にして、今は私に着いて来てください」

 

坂柳さんと名乗った彼女は、着いてくるように指示を出した。

 

「えっ?ど、どこに……?」

 

「察するに埼玉選抜と群馬選抜が固まっている場所でしょう。そこの方が安全だと思いますし」

 

瑞希ちゃんがそう言うなら、間違いないよね?

 

「察しが良くて助かります。行きましょう」

 

「い、行こういずみちゃん」

 

「う、うん……」

 

(突然現れた事と言い、坂柳さんの声が瑞希とそっくりな事と言い、この状況と言い、驚く要素が増えていく……)

 

坂柳さんについては色々気になるけど、今はこのよくわからない状況を脱するのが先決だよね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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