最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活369

朱里ちゃんが4番を三振に抑えたんだけど……。

 

 

ガクッ……!

 

 

「「朱里ちゃん!?」」

 

朱里ちゃんが倒れちゃった!?さっき投げた不思議な球が関係してるのかな……?

 

『アウト!チェンジ!!』

 

後続の打者を武田さんが抑えて7回が終了。8回が始まるよ。

 

「ふー……。よし、それじゃあ行ってくるね☆」

 

この回はいずみちゃんから。深呼吸を済ませて、左打席へと向かっていった。

 

「それにしても朱里ちゃんがあんな凄い球を投げるだなんて思わなかったよ」

 

「本当だよ!まるで魔球……必殺技の如しだったよ!」

 

確かに……。普通じゃお目に掛からない、比喩的な表現すらない本物の魔球だったよね。

 

「あれってまた投げられんの!?」

 

新越谷の中村さんが朱里ちゃんにもう1回投げてほしいみたいな事を言ってる。でも確かにあれ程の魔球が投げられたら、後続を抑えるのも難しくないよね……?

 

「それは難しいでござろうな」

 

しかしそれを否定するのは静華ちゃん。

 

「どういう事?」

 

「朱里殿が最後に投げたのは紛れもなく魔球でござるが、あれは朱里殿の中の様々な想いがエネルギーとなり、具現化したものでござる。しかも1度投げると身体に掛かる負担は相当なもの……。朱里殿がまた先程の打者を抑える時と同等の想いを抱えた上で、しっかりとエネルギーの補給をしないと投げるのは不可能でござる」

 

エネルギーの補給……か。どうするんだろう?普段ご飯食べてるとかで変わったりするのかな?今の説明だと日常的に何かしら補給しないといけないような気がするんだけど……。

 

「でも随分と詳しいね静華ちゃん。まるで静華ちゃんもそうだったかのような説明だったよ」

 

「まぁ実際に魔球を投げていた時期もあったでござる」

 

静華ちゃん自身も魔球を投げた経験があるんだって。確かに経験者の説明みたいだったよ。

 

「えっ?そうなの?」

 

「シニア転向する前に入っていたエクスリーグチームに1年間いたのでござるが、その時に。初めて投げた時は朱里殿と同じ感想を抱いたでござるよ……」

 

私達が中学2年生くらいの頃に、静華ちゃんはエクスリーグチームで野球をしてたみたい。瑞希ちゃんの言ってた5年前の出来事に何か関係してるのかな……?

 

「ちなみに静華ちゃんが投げた魔球っていうのは朱里ちゃんみたいなやつ?」

 

「似て非なるものでござるよ。朱里殿が光輝く魔球なら、自分は風のように捉えようのない魔球でござる」

 

「へぇ~!魔球って色々種類があるんだね!」

 

魔球にも種類があるみたいだけど、そんな話してる余裕があるのかな……?

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

「ああっ!?」

 

いずみちゃんが三振。また球が速くなってる……!

 

「くぅ……!最後の最後でまた球速を上げてきたんだけど!?」

 

「でも静華ちゃんと瑞希ちゃんが言ってた攻略法がなかったら、きっと私達の誰もが打ててなかったと思うよ……?」

 

「まぁ女子高生に投げる球じゃないからねぇ……」

 

でも瑞希ちゃんと静華ちゃんのお陰でなんとか頑張れてるよ……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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