最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活375

武田さんのツーランホームランによって、私達はブラックホールズを相手にサヨナラ勝ち……。本当に勝てたんだね!

 

「勝てて良かったねー!」

 

「ヨミがまさかあんなホームラン打つとは思わなかったよ!」

 

ベンチでははづきちゃんといずみちゃんが楽しそうに話してる。確かに武田さんのお陰で勝ちにまで漕ぎ着けたけど……。

 

(なんだか引っ掛けるんだよね……。あれが静華ちゃんの言うところの魔打法なんだろうけど、なんで武田さんからその魔打法が発祥したんだろう?)

 

「むぅ……!」

 

当の武田さん本人も合点がいかないような表情で唸ってる。私が武田さんの立場だったら、同じように困惑するんだろうなぁ……。

「と、とりあえず試合には勝ったのよね!?」

 

「そうね……。過程はどうあれ、私達はフィクションを越える事が出来たのよ」

 

なにはともあれ上杉さんとウィラードさんの言う通り、試合には勝てた……。それで良いと思う。

 

「痛い痛い痛い痛い!?」

 

「朱里ちゃん!?」

 

急に朱里ちゃんが苦しみ始めた!?な、何が起こってるの?

 

「ど、どうしたの朱里!?」

 

「な、なんかよくわからないけど、体中がものすごく痛い!」

 

体中に痛みを伴うと朱里ちゃんは言ってる。何切欠でこうなってるんだろう?

 

「痛い痛い痛い痛い!?」

 

「ヨミちゃん!?」

 

「こっちでは武田さんも苦しんでますよ!?」

 

反対側では武田さんも同じように苦しんでる。朱里ちゃんと武田さんで何か共通する部分があるのかな?

 

「この2人に共通する事って何……?」

 

「朱里殿と武田殿はそれぞれ魔球と魔打法を放った……。その副作用だと思えばわかりやすいでござる」

 

確かにその共通点なら納得がいくかも……。というかそれしかわからないよね。

 

「静華さんも5年前は同様に?」

 

「左様。5年前は同様に痛みに悶えてたでござるよ」

 

というか瑞希ちゃんも静華ちゃんも冷静だね……。

 

「…………」

 

「あっ!?」

 

「フィクション達が……」

 

「ブラックホールへと戻っていく……」

 

フィクション達はブラックホールに戻って行き、空も元通りに晴れた。

 

ちなみに後で訊いた話によると、あのフィクション達が元の場所に帰るのと同時に朱里ちゃんと武田さんに宿っていた魔球と魔打法はなくなったみたい。

 

(ああいうのにも憧れるけど、やっぱり普通に野球をするのが1番だよね……)

 

「それよりもいつになったらこの痛みはなくなるのーっ!?」

 

「だ、誰かこの痛みを止める方法を知らないかな……?)

 

朱里ちゃんと武田さんが痛みに悶えてるその横で、遥ちゃんと風薙さんが和解を済ませていた。

 

「良い話だね〜☆」

 

「う、うん良い話……だよね?」

 

良い話なんだけど、朱里ちゃんと武田さんを見るとなんだか締まらない空気になっちゃうね……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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