朱里「テンション高……」
はづき「私と朱里せんぱいの愛の生活を……」
朱里「捏造止め。そもそも私は梁幽館の生徒じゃないし……」
春……。それは様々な出会いと新しいなにかが始まる季節。
春……。それは学校において新入生が入学して、勉学や部活動に新しく入部する季節!
私、橘はづきはこの春から埼玉県にある梁幽館高校にスカウトによって入学する事になりました!
話の長い入学式が終わって早速野球部へと挨拶に!
「はづきさん、こっちです」
「友理先輩、お疲れ様です!」
私に声を掛けてきたのは高橋友理先輩。私をスカウトに紹介してくれた川越シニアの先輩です!
「それにしてもまた友理先輩と野球が出来るとは思いませんでしたよ」
「本当は川越シニア出身の人をもっと梁幽館にスカウトさせたかったのですが……」
「私以外には軒並み断られましたもんねー」
瑞希ちゃんも、和奈ちゃんも、いずみちゃんも、亮子ちゃんも他の高校から既に声が掛かってそっちに行ったし、朱里せんぱいに至ってはスカウトに来てた高校全部断っちゃったんだもん。
「ですのではづきさんだけでも来てくれて本当に良かったです」
「これからは私が梁幽館を引っ張っていきますよー!」
「頼もしいですね」
(それくらいはしなきゃ散り散りになった皆の先に行く事なんて出来ないよ!投手として朱里せんぱいを越えるくらいじゃないと……!)
そう思いながらも私は友理先輩と一緒に野球部のへと向かった。
「1年生の皆、この梁幽館野球部へとよく来てくれた!私は主将を務めている中田奈緒だ」
(男前な人だなぁ……。シニアの男子よりもよっぽど格好良いよね)
まぁ中学生と高校生……それも最上級生との差なのかも知れないけど。
(瑞希ちゃんの情報によると一昨年の県優勝校で、その当時からレギュラーに入ってたんだよね。ホームラン数が高校通算で50本のスラッガーでありながらも投手としてもレベルが高い……)
例えるなら和奈ちゃんと朱里せんぱいを足して2で割ったような人だね。……例えで出せる時点であの2人も規格外かも。
「それでは1人ずつ自己紹介を頼む。名前とポジション、あとはそうだな……。自分が将来どうなりたいか等もあったらそれも言ってもらおうか」
ほーん、自分の決意表明なんかも言っちゃって良いんだ……。それなら思い切ってやっちゃおうかな……?
自己紹介が1人ずつ進んでいる中で隣の女の子が話し掛けてきた。
「な、なんか緊張するね……」
「そうかな?私はむしろワクワクしてきたよ」
「こ、心が強い……。あっ、私は堀弥生っていうの。3年間よろしくね」
「橘はづきだよ。こちらこそよろしく……出来ると良いなぁ……」
「?」
だってこれから私はやらかそうとしている訳だし、そんな子と関わりたいって思うかなぁ?もしもいるなら広い心の持ち主か、余程の物好きか、好奇心旺盛な人だよね……。
「次!」
「は、はい!」
弥生ちゃんの番が回ってきたという事はその次は私か……。心の準備くらいはしておこうかな?
「堀弥生です!ポジションは投手ですが、4番経験もあります!目標としてはレギュラーに食い込む事です!よろしくお願いします!!」
「元気と威勢が良くてなによりだ。それくらいの気概がなければ3年間生き残れないと思え。次!」
おっ、いよいよ私の番だね!かますよぉ……!
「橘はづきでーす!ポジションは投手。将来……と言いますか、正直この野球部の事は私がステップアップする為の踏み台にしか思ってません」
私の発言で空気が凍り付いた。弥生ちゃんも友理先輩も唖然としてる。ははっ!やっちゃったぜ☆
「ここにいる誰にも負けるつもりはありませんので、よろしくお願いしまーす♪」
もう後戻りは出来ない……。私はこの梁幽館で最高の投手になるんだ!
朱里「やっちゃったねぇ……」
はづき「やっちゃいましたねぇ……」
朱里「そんなヘイトを溜めて……。これから先やっていけるのか不安だよ」
はづき「ね、ネタバレすると夏大会ではユニフォームもらってるしへーきですよ!」
朱里「声が震えてるんだよなぁ……。次回では中田さんや陽さんと1打席勝負する予定みたい」
はづき「この時点ではまだ未解禁の3種のスクリューで抑えちゃいます☆」
朱里(次があるのかなぁ……?)
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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