世界大会が終わるまで私達はフロイスさんの家に泊まる事になった。
「本当に良いのですか?私達は一応敵側に当たるのですが……」
二宮の疑問も尤もだ。本来なら同じ日本人である風薙さんに頼るべきだったところを、フロイスさんに頼っているんだから。まぁ風薙さんは都合が付かないからって断られたけど……。
「良いの良いの。私は別に愛国心とかないし、マブダチが困ってるなら助けるのが普通だしね」
「助かります……」
本当、こういうところは滅茶苦茶格好良いな……。
「まぁその代わりと言ってはなんだけど、日本の話を色々聞かせてよ」
「わ、私達が話せる内容なら……」
交換条件として、フロイスさんに日本の文化等を教える事になった。でも流暢な日本語を喋ってるし、普通の日本人よりも日本を知り尽くしている気がするなぁ……。
「はーい。着いたよ。ここが私の家だ」
フロイス家に到着。
「す、凄く大きい……」
「この外観にいくら掛かっているのか気になりますね」
フロイス家は凄く大きい洋館だった。こんな大きな建物はそう多くないよ?しかも……。
「この外観はとても気に入ってね。思い切って購入しちゃったよ」
この家をフロイスさんが買ったってところに驚きを隠せない。一体何百万$したんだ……。
「外はこんな感じだけど、中は私なりに拘りを見せてるから、そこを気に入ってくれると嬉しいよ」
この家に加えて、内装はフロイスさんの拘りがふんだんに使われているとなると、フロイスさんってどれくらいお金持ってるんだよ……。
「「お、お邪魔しまーす……」」
「お邪魔します」
私と清本は勇み足で、二宮は普通に中に入ると……。
「「えっ!?」」
「これは……」
家の中の驚きは外観の非じゃなかった。二宮ですら驚愕の表情を浮かべている。いつもの無表情と何が違うかわからないけど……。
「やっぱ驚くよね。最初に入った時は皆朱里ちゃんと和奈ちゃんみたいな驚きに満ちた顔をするんだよ」
これに驚かないのは無理では?だって……。
「洋風な外観で、内装は和風……。これがフロイスさんの拘りですね?」
「そうそう!わびさびを感じるでしょ?」
中は全て和室なのだ。どこもかしこも和室まみれ。こうするのにどれくらいのお金を注ぎ込んだんだろう……?
(しかも畳に、敷き布団……。もうこの人日本人じゃないの?)
そう思えてしまう程に、フロイス家の内装は和風なのだ。
「まぁ私の家は良いじゃん。とりあえず今日のところはゆっくりと休んでね。日本の話はまた明日以降に聞くとするよ」
フロイスさんは本当に日本が好きなんだな。滅茶苦茶イキイキしてるよ……。
数日間の練習の後、いよいよリトルリーグの世界大会が始まる……!
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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