最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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三森3姉妹②

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「ま、またセンターラインの3人に阻まれた……」

 

「こうなってくると、一発以外は厳しいかも知れませんね」

 

「あの守備範囲はちょっと異常じゃないかな……?」

 

清本、高橋さん、金原が嘆きの声を挙げる。こと守備に関してはあの3人しか守っていなくても、問題ないようにも見えてしまう……。金原の言うようにこれはハッキリ言って異常だ。

 

「打撃方面は朱里ちゃんが踏ん張ってくれてるから点は取られてないけど、こっちも点を取れないとなると……」

 

「清本や高橋さん……長打力がある選手の一発頼りになりそうですね」

 

六道さんはあの鉄壁の守備を攻略するにはホームランしかないと暗に言っている。確かにそれくらいあの守備陣を突破するのは難しい……。

 

「朱里が全部三振に仕留めているから安心だけど、あの3姉妹は打撃もかなりハイレベルなんじゃないの?」

 

「クリーンアップに入っているとなると、チーム一の打力があるのは間違いないと見て良いでしょう」

 

「直近のデータによりますと……」

 

三森3姉妹の打撃方面の話をしていると、二宮が事前にデータを取っていたみたいだ。こういうところは頼りになるよね。もしも二宮が敵に回ると滅茶苦茶厄介な相手になりそうだ……。

 

「3番の三森朝海さんはミートに長けていてカット打ちも得意ですね。4番の三森夕香さんは4番……という打順に入っているだけあって一発入れるパワーもあります。5番の三森夜子さんは前の2人に比べて飛び抜けている部分はありませんが、2人と違い投手としてマウンドに上がる事もあります」

 

以上、二宮による三森3姉妹の簡単な説明でした。

 

「そしてこれは言うまでもなくわかっている事ですが、3人共ずば抜けた走力と広い守備範囲が特徴ですね。特に走力はトッププロクラスと言っても過言ではありません」

 

「あの3人の連携も最早中学レベルじゃないよね……」

 

三森3姉妹について総括すると転がせば内野安打、センターライン以外の選手達は実質いないも同然の守備力と守備範囲と走攻守の三拍子が揃った厄介な選手だ。

 

(それ故にセンターライン以外に付け入る隙があると睨んで、私達川越シニアは攻めている訳なんだけど……)

 

 

バシッ!

 

 

「夕香、サードカバーをお願い!」

 

「任せて!!」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

このように過剰なくらいにファーストとサードのカバーもセカンドとショートが済ませてしまい、更に……。

 

 

カンッ!

 

 

「やった!レフトオーバーの長打コース!」

 

「させない……」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「えっ!?あれに追い付くの!?」

 

レフトオーバーの打球もセンターが悠々と追い付く始末。まるであの3人だけで野球をやっているみたいだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして試合は0行進が続き、いよいよ7回を迎える……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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