最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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VS横浜シニア①

今日は2回戦……。横浜シニアとの試合だ。

 

「3年生が引退してから……いえ、もっと前からあのシニアは嶋田さんが引っ張っているそうですね」

 

「まぁ川越リトル時代でも5年生の時点であの人はチームを引っ張っていたよ。横浜シニアもその時と同じ……」

 

「し、嶋田さんとは今回敵同士なんだよね。き、緊張してきた……」

 

まぁ私も、二宮も、清本も、嶋田さんとはそれなりに交流があった。旧知の仲だった先輩とこうして紅白戦ではない試合する事を光栄に思おう……。

 

「3人はその嶋田さんとは元チームメイトなんだっけ……?どんな人だったの?」

 

金原が嶋田さんの特徴を尋ねてきたので、思い出す限りで私達は……。

 

「小学生の時点で風格があったよね。怒鳴り声が印象的だったよ」

 

「一匹狼のイメージが強かったですが、後輩からはとても慕われていました」

 

「こ、硬派な人だったよ……?」

 

「そ、それを聞くとなんだかヤンキーみたいなんだけど……」

 

金原が引き気味に言うけど、事実なんだから仕方ない。実際に私達も怒鳴られたからね。清本なんて何度も泣きそうになってたくらいだ。まぁ二宮だけは顔色1つ変えてなかったけど……。

 

(でも嶋田さんに怒鳴られた人間は大きく伸びる予兆があった……。清本がスラッガーとして開花した要因にはあの人が1枚噛んでいる。あの人の見る目は本物だったよ)

 

そして嶋田さんが築き上げた横浜シニア……。渋谷シニアと並んで優勝候補に名乗り出たチームに私達は勝ちに行くんだ!

 

『プレイボール!!』

 

試合開始。私達は先攻だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーて。あの子達がどこまでやれるかね……?」

 

(嶋田飛鳥……。朱里ちゃん、瑞希ちゃん、和奈ちゃんとは元チームメイトの関係で、和奈ちゃんをここまで伸ばした要因に一役買った女子選手……。内野全般を高い水準でこなし、特にサードのポジションは映像で見る限りでもシニア日本一……いや、世界一と言っても過言じゃない。守備そのものは特別上手い訳じゃないけど、サードとしてのあり方をよくわかっている優れた選手……逸材程度じゃ止まらない訳だよ)

 

「ま、せいぜいこのリリ・フロイスを楽しませておくれよ?少年少女達」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

金原があっという間に追い込まれた……。かなり良いコースを攻め込んでるね。でも決して打てない訳じゃないから……。

 

 

カンッ!

 

 

「打った!」

 

「三遊間抜けるよ!」

 

金原が放った打球は三遊間抜けるライナー。もちろん本来ならそのまま外野まで突っ切るライナーなんだけど……。

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「ここはそう簡単には通しゃしねェよ」

 

サードの嶋田さんが飛び込んで打球をキャッチした。やっぱり相当上手いなこの人……。

 

(下手したら1点勝負になるんじゃないのこれ……?)

 

その1点を取れるのが私達だったら良いんだけどね……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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