最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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決勝戦……開始!

春大会もいよいよこの決勝戦を残すのみ。泣いても、笑っても、これが最後の試合だ……!

 

 

ズバンッ!

 

 

「うーわ。めっちゃ速いし……」

 

「あれで2番手の投手らしいよ?」

 

「え……。エースってあれよりも凄いの?」

 

「監督と瑞希ちゃんの話だとね……」

 

六道監督と二宮を主導に行われたミーティングで今投げている2番手投手が私達との試合で先発する事がわかった。金原と橘がやや萎縮気味だ……。

 

(まぁそのエースっていうのが、今投手の球を受けている十文字さんな訳だけど……)

 

エース兼正捕手っていうのも凄い話だよね……。

 

「……っていうか昨日のミーティングでも聞いたけど、1番を付けてるのに、エースじゃないって不思議な感覚だよ」

 

「ねー?今聞いても違和感しかないよね?」

 

渋谷シニアのエースナンバーは1番でも、10番でも、11番でもなく、正捕手の番号……2番だ。この配置で運用しているのは渋谷シニアだけな上に、十文字さんがいる間だけの例外中の例外だという。他のチームには決して真似が出来ない、十文字さんだけの唯一無二の性能があるからこそ出来る芸当だ。

 

(この試合で勝つには、十文字さんの上を行く事と、1度でも相手にペースを渡してはいけない事……!)

 

1度でも守勢に回るとそのまま負けまで直結するのが、十文字さんのいる渋谷シニアだ。そうならないように、立ち回らないとね……!

 

「じゃあ今日のオーダーを発表するよ!」

 

六道監督の発表したオーダー。

 

 

1番 センター 金原

 

3番 ショート 友沢

 

4番 サード 清本

 

5番 ファースト 高橋さん

 

 

ここまではいつも通り……って男女混合のみシニアチームで女子選手が複数人入るいつも通りとか、やっぱりこのシニアはどこか可笑しいよね。

 

 

7番 ライト 私

 

8番 キャッチャー 二宮

 

9番 ピッチャー 一ノ瀬さん

 

 

しかし今回は9人中7人が女子選手という異例で、しかも私が投手以外のポジションでスタメンとして入っていた。

 

「今日の試合では先発に羽矢ちゃん、抑えに朱里ちゃんでいくよ!朱里ちゃんの登板は後半2、3イニングの予定だけど、念の為に早めに肩を作っておいてね!」

 

「は、はい……」

 

まさか私が野手として試合に出る日が来るとは……。外野手の練習もやっていたからなのかな?

 

(こうして7番ライトとして出してくれている……という事は少なからず私の打撃や守備にも期待してくれているという事……!)

 

期待に応えられるかはわからないけど、私なりに精一杯プレーしないとね!

 

「さぁ!整列の時間だよっ!最後の試合、頑張ってね!」

 

『はいっ!!』

 

渋谷シニアとの試合がいよいよ始まろうとしている……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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