最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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親睦会?⑥

ロビーにいる二宮に似ている人は案の定というか……やはり二宮の姉だった。

 

「あー、どうもどうもー。10人中8人は初めましてー?二宮瑞希の姉をやってます二宮夏希ですー。今回は君達中学生組の保護者という名目で、沖縄まで来ましたー」

 

「あくまでも表向きは……ですがね」

 

「酷いなー。この妹は。私はまだ中学生の君達の面倒を見ようと思って、川越シニアの監督代理も兼ねてるのにー」

 

「……本音は?」

 

「川越シニアの監督さんにここの旅費やらもらって、無料で出来るリフレッシュ最高でござんすー!」

 

「でしょうね」

 

見た感じ野球をするようには見えないけど、妙なオーラがあるんだよねこの人……。

 

「えっ?う、嘘……!?」

 

「ま、まさか本物なの!?」

 

「凄い……!」

 

「瑞希先輩のお姉さんだったなんて……!」

 

そしてなんか後輩4人が二宮の姉を見て、四者四様の反応を見せていた。な、何?そこまで有名な人なの?でも初野はそんな4人の様子を見て困惑してる様子だし……。

 

「あ、あの……!」

 

「なにー?」

 

「プロゲーマーのNさんですよね!?」

 

「そだよー。それにしても妹のチームメイトで『そっち方面』の人間がいるのは予想外だったねー」

 

「さ、サインをください!!」

 

「良いよ良いよー」

 

「い、いつも応援してます!」

 

「ありがとー」

 

プロゲーマーのN……という名前は前に雷轟がファンだと言ってたような気が……。そんな人が二宮の姉だったんだね?

 

「プロって事はかなり稼いでるのかな……?」

 

「不定収入で安定はしていませんが、それでもかなりの実績を残しているみたいですね」

 

金原と二宮がそんな会話をしているのを聞いて、私も少し思い出した。

 

(プロゲーマーNと言えばデジタル、アナログ問わずにどのようなゲーム機もトップクラスの実力を叩き出し、エンターテイナー性も兼ね備えているバラエティーにとんだ芸風もお手の物なんだとか……)

 

たまに動画で見るくらいだから特に意識はしてなかったけど、有名人がここにいるってだけで、緊張感が漂うよね……。

 

「それでー?私はどうすれば良いのかなー?」

 

「これから息抜きとレクリエーションも兼ねたゲーム大会を企画していますので、姉さんもそれに参加してください。無論やり過ぎないように」

 

「んー?でもそんな簡単にはいかないと思うけどねー?」

 

ゲーム大会……。一応メインは後輩達との親睦を深めるんだったっけ?

 

「ま、まさかあのNさんと一緒にゲームが出来るなんて……!」

 

「息抜きなのに、息が詰まりそう……」

 

「ど、どんなゲームをするかは知らないけど、無様な姿は晒さないようにしないと……!」

 

「そんな力入れなくても大丈夫だよー?リラックスリラックスー」

 

のほほんとした空気の持ち主だけど、二宮と同様に表情の変化は乏しいというのが二宮の姉……もといNさんだ。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

(多分凄い集中力の持ち主なんだろうね。目の隈がそれを物語っている。一体どんなレクリエーションとやらになるのか……)

 

二宮姉妹主宰のゲーム大会が幕を開けようとしていた……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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