最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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親睦会?⑨

「じゃあひとまず休憩にしようかー」

 

Nさんのこの一言によって、数分の休憩が設けられた。

 

(略語解読ゲームで罰ゲームの対象になったのは初野、橘、清本の3人……。正直自分が当たらなくて良かったよ)

 

罰ゲームの内容は初野が守備練習2倍、橘がランニング2倍、清本が素振り2倍。何れも二宮が考案した練習回数や、ランニングの距離だったりするもの……。二宮が反対意見を出さないって事は支障をきたさないものだと判断したからだろう。

 

「なんか新しい知識が身に付いた気がするよ……」

 

「まぁほとんどは無駄な知識だと思うけど……」

 

「野球とそんなに関係ない筈なんですけど、負けるのは悔しいですねぇ……」

 

敗者3人が遠い目をしてる……。明日の練習メニューの量が倍増したからだろうか?

 

「休憩の間に私は次のゲームの準備をしておくねー」

 

『私達も手伝います!』

 

Nさんが次のゲームをする為の準備を初野以外の後輩4人が手伝いを名乗り出た。そんなに食い付く程なのかな……。

 

「あの4人は姉さんの相当なファンだそうです」

 

「それは目線とかですぐにわかるよ」

 

凄く好意的な目で見てたもんね。百瀬さん以外の3人は割とおとなしめな性格だと思ったけど、見る目が少し変わったよ……。

 

「しかしどうしてNさんを呼んだの?このゲーム大会の為だけじゃないよね?」

 

(やはり朱里さんの洞察力は素晴らしいですね。姉さんをただのゲストとして呼んだ訳ではない事がバレてしまいました。流石に本命の理由を話す訳にはいきませんし、ここは……)

 

「……3日目に対外試合を組んでいます」

 

「た、対外試合……?」

 

二宮の口から放たれた言葉は予想の上を行った。練習試合くらいは組んでいるんじゃないかとは思ってたけど、この発言から察するに普通のチームじゃない……。

 

「この近くで全国の強豪シニアの選手達が強化合宿の為に集まっています。その方達との試合を組む事に成功しました」

 

「ちょ、ちょっと待って?その強化合宿って私達にも話が来てたかも知れないよね?」

 

確かその話はシニアの女子選手が少しでも男子選手に追い付く為に企画された2泊3日の合宿だった筈……。行き先ってこの近くだったの?

 

「そうですね。私達のシニアからは友理さん、亮子さん、藍さんがそのメンバーに抜擢されています」

 

な、成程……。友沢と木虎さんの用事ってこの事だったんだ。まぁ同じような条件なら、あっちの方に行くよね。ストイックな2人だし……。

 

「まぁ今回の旅行がなかったら、私達から何人かはあちらの方に選ばれる予定でした」

 

「そんな気はしてたよ……」

 

金原とか清本なんて確実に向こう側の人間として選ばれても可笑しくないもん。

 

「そんな中で和奈さんといずみさんを味方に付けられたのはかなり大きいでしょう。これで勝率は五分くらいには持ち越せました」

 

「そっか……」

 

なんかとんでもない事を知っちゃったよ……。これじゃあこのあとのゲーム大会に身が入らないんだけど?

 

「おーい。次のゲームを始めるけど、準備は良いー?」

 

「私は大丈夫です」

 

「わ、私も……」

 

ま、まぁ今はゲームの方に集中しよう。息抜きのゲームとはいえ何かしらの成果は得られるだろうから……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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