最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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混合試合!?③

試合は中盤の4回へと突入。スコアは清本がホームランを打ってくれたお陰で同点まで持ち越している。

 

「二宮はこの状況をどう思う?」

 

「この試合の目的は選手達のある部分を見る事……。全体の守備力や、投手の役割、捕手のリード等をこの試合で把握しておく必要があります。全ては世界大会の為でしょう」

 

1年生の場合は8月に行われるリトルリーグの世界大会、2、3年生は3月に行われるシニアリーグの世界大会の為に選手レベルを確認する……。対戦相手である女子選手30人はそれぞれの世界大会の参加資格があるかどうかを見定める為にあるんだと思う。実際に参加するかどうかは当人次第だけど、ここにいる半数以上はその資格があると言える。

 

「そして試合は中盤戦に突入すると同時に向こうは選手を交代するようです」

 

二宮に言われて向こうを見ると、外野の3人が三森3姉妹になっていた。

 

「うへぇ……。これじゃあ外野に飛ばしてもアウトじゃん……」

 

「ホームランくらいしか外野の守備には隙がありませんね」

 

本当だよ……。暮羽さんの球をまともに打ってるの清本だけじゃん。

 

「まぁでもその前にウチがこれ以上打たれないようにしないとね……」

 

「そうですね……。はづきさん、キツいようなら朱里さんに交代させますが?」

 

「まだまだ余裕だよっ!朱里せんぱいはライトでどっしりと構えててください♪」

 

……と、橘が自信満々に言っているので、この試合は橘が投げ切る事に。まぁ二宮も特に反対してないし、大丈夫でしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アウト!チェンジ!!』

 

4回表はなんとか無失点で切り抜けた。ここからは暮羽さんの攻略に務めないと……!

 

(暮羽さんの球種はストレートとフォーク……。速いストレートと、速球系の変化球で打者のタイミングをずらしてくる厄介な投手だ)

 

フォークの見極めが出来れば多少攻略は楽になるんだけど……って、なんか投手交代してない?

 

「1年生の一色さんですね。暮羽さんとは違い、軟投タイプの投手です」

 

(ここで軟投タイプの投手登板……。相手方の監督もよくわかっていますね。流石はドラフ島連合の監督の手腕と言ったところですか)

 

 

ズバンッ!

 

 

「あれ?」

 

「どしたのはづき?」

 

「なーんか相手投手の球、そこまで勢いある球じゃないような気がする……」

 

橘の言うように、一色さんの球の勢いは余り良くない。見たところ一色さんは球速ではなく、球持ちで勝負するタイプの投手だ。それがイマイチに見えるという事は……。

 

(木虎さんのキャッチングが良くないのかもね。暮羽さんが投げていた時もそうだったけど、構えるコースが限定的で小さい。軟投派の投手相手には悪手って事だ)

 

尤も二宮や、相手チームの監督はそれに気付いているだろう。ミットの捕球音もさっきまでに比べて悪い。そしてそれに対して投手は自分の調子に疑問を抱き、ボールを置きに行くピッチングをする。そして……。

 

 

カンッ!

 

 

カンッ!

 

 

カンッ!

 

 

置きに行った球は打者の格好の餌食となる訳か……。

 

「くっ……!」

 

3連打によって、ノーアウト満塁。これは勝ち越しのチャンスだ!

 

「タイム」

 

相手チームの監督がタイムを掛けた。どうやら捕手を交代するみたいだけど……!?

 

「嘘……」

 

マスクを被って捕手の守備位置に付いたのはフロイスさんだった。なんで沖縄にいるんだよ……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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