天王寺さんの家への急な外泊から1週間……。今日は遂に紅白戦を行う。
「とりあえずこちら側の戦力をおさらいしましょう」
二宮による戦力確認タイム。とりあえずは中立側だった高橋さん、友沢、雪村さん、百瀬さんの4人が入って12人になったよ。
「ポジション別に投手陣が朱里ちゃん、はづきちゃん、サブで紅葉ちゃんと葵ちゃんだね」
「投手陣は問題ないでしょう。朱里さんが1人で投げ切ればより磐石となります」
二宮からの信頼が厚い……。
「捕手は瑞希先輩と木虎さん、百瀬さんの3人ですが、この試合は瑞希先輩がマスクを被るんですよね?」
「私自身はそのつもりで動きます。他の2人の意思も尊重させはしますが……」
二宮の視線に対して木虎さんと百瀬さんは首を縦に振った。どうやら2人共二宮に捕手の座を明け渡すようだ。まぁ普通に考えて二宮が正捕手だし仕方ないよね。リトル時代でも3年間正捕手だったし……。二宮に勝てなくて野球を辞めたって人もいるみたいだし、この2人には気持ちを大きく持ってもらいたい。
「内野は高橋さんがファースト、初野がセカンド、清本がサード、友沢がショートで良いんだよね?」
「そうですね。その4人で問題ないでしょう」
ここまでは順調。問題は……。
「外野……ですよね。一応センターには紅葉ちゃんに守ってもらうとしても、ライトとレフトが鬼門になってしまいます」
「……それについては私の方で考えています。あとは当人達がそれを受け入れるかどうかです」
「聞かせてください。瑞希さんの考えを」
高橋さんが二宮に答えを求める。外野手の答えを……。
「外野の残り2枠は足が速く、肩の強い選手を入れます。候補としては藍さん、葵さん、翠さんの3人から2人を選びたいのですが……」
「まぁ納得の人選だね。3人共足が速いし、肩も強い。更には打撃能力もかなり高いしね」
「わ、私達が……」
「が、外野の守備を……!」
「やった事がなくて不安もありますが、先輩が選んでくれたのならば、全力を尽くすのみです」
3人からは緊張の色が見えるけど、選ばれたからにはやってみせる……という気概が感じ取れた。やる気があるのは良い事だ。
「まぁ簡単にじゃんけんで決めておいてください」
じゃんけんで良いのかな……?
外野に誰が付く問題もとりあえずは解決し、私達のオーダーがここに完成した。
1番 レフト 木虎さん
2番 セカンド 初野
3番 ショート 友沢
4番 サード 清本
5番 ファースト 高橋さん
6番 センター 雪村さん
7番 ピッチャー 私
8番 キャッチャー 二宮
9番 ライト 志田さん
「……私が7番で良いの?」
「朱里さんは打撃能力も高いので、問題はないでしょう。月さんと翠さんはいざという場面に備えての代打要員です」
「は、はい!」
「が、頑張ります!」
(尤もそのいざという場面は来ないでしょうが……)
二宮から直々に7番打者として指名されちゃったし、頑張らなきゃね……!
「瑞希ちゃん、ちなみに私は!?」
「はづきさんは……賑やかしでしょうか?」
「あれ?それって戦力に含まれてるの?」
なんか橘の扱いが雑になってきたな……。
「では行きましょうか……」
「そうだね……」
天王寺さん一派との紅白戦……。勝つのは私達だ!
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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