メビウスにいる彼女をドロッドロに依存させたい。 作:ごまだれさん
不慣れではありますが、少しずつ書いていきます(*'ω'*)
式島 律は愛に飢えてこのメビウスに堕ちてきた。
特段顔が悪いわけでもない。性格に難がない・・とも言えないが、それを表に出したことはないし、人に好かれる為にファッションや美容、言動には気を付けていた。
成績はいつも上から5番には居続けたし、高校も「名門」なんて呼ばれるくらいにはいいところに行った。勿論その中でも上位にいた。
友人関係は良好。一度だって喧嘩したこともないし、周りの大人からはいつも褒められるような学生として、人間として、模範的な立ち振る舞いをしてきたつもりだった。
しかし、母親は生まれて間もなく事故によって死亡。父親は機嫌が悪いと殴ったり蹴ったりしてくることもあったが、最低限のライフラインの供給はしてくれた。
幸せだった。「愛情」を知るまでは。
初めて違和感を覚えたのは小学校の道徳の授業。
子供ながらにおかしいと思った。
自分の親とは違い、一緒に笑ったり、休日にキャッチボール等をして遊んだり。
しかし。
暴力なんて微塵も感じないそれすら、幼い自分には些細な違いで。
そういう家庭もあるんだな。としか感じなかった。
本格的に自分の家庭がおかしいと感じたのは中学生の時、友達の家に上がったときのこと。
祝日に遊びに行ったこともあり、その友達の両親が家に居て、友達と談笑していた。
自分の胸にチクッとした痛みが走ったのを覚えている。
別に衝撃的だったとか、羨ましいとかを感じたわけではない。ただただ、裁縫針で刺されたみたいな、チクッとした痛みが。
「幸せ」で刺された胸の痛みが。
嫌に心に刻まれた。
そして高校生。周りも色づき始め、友人にも「彼女」なんて存在ができる。
僕の友人と、その彼女の間には僕からでもわかる「愛情」があった。
お互いがいないとお互いがおかしくなってしまうような。お互いがいればその関係が崩れることはない。そんな理想的な関係。
ただ切に、愛情が欲しい。それはきっと今まで感じたことがないモノだから。
当たり前だがそんな僕がμに願ったことは「愛情が欲しい」だ。
しかし、メビウスで実現したそれは、僕の望むそれではなくて。
そんな時出会ったのが、帰宅部と楽士達だった。
ここにいる全員が何らかの事情を抱えていて、ここへ来て。
酷く不安定で、だからこそ儚く咲いていて。
それに足を踏み入れるのはいけないことだとわかってるのにそれを止められなくて。
だから僕は、メビウスにいる彼女をドロッドロに依存させたい。
プロローグが重くなってしまいましたが本編は依存させてドロッドロにして重くするか、トロットロにして甘くする予定です。(多分キャラによって変える)
不慣れなため投稿ペース亀ですが、見てくださると幸いです。