目が覚めたら葛城だった!?   作:カイジ伊東

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1話の不自然な部分を修正しました。少し変わってるところはありますが大まかには変わってないと思います。


葛城2

テストが終わりプライベートポイントを稼ごうと賭けをしようとするも部活を荒らし回った噂が広まり、一気に賭け勝負を受けてくれる人がかなり減った。ただ逆に俺の噂を聞きつけた上級生が勝負を仕掛けてくるようになったので勝負する相手はそこまで減ってなかった。特に自分から勝負を仕掛けて来る人は自信があり、プライベートポイントも余裕がある人が多かったので掛け金も多かった。噂も広まってしまったし、手を抜いて勝負する必要が無くなったので全て全力で勝負した。そうして賭け勝負をしていると俺の後ろからカツッという音が鳴っていた。この音は坂柳の杖の音だと思い振り返ると案の定坂柳だった。どうやら坂柳は俺がチェスでも勝負していることを聞きつけ、賭けにやって来たみたいだ。

 

「坂柳、お前は幾ら賭けるつもりだ?」

 

「ふふっ、相当自信があるようですね葛城くん、私としてはポイントを賭けるよりも別のことを賭けて勝負したいものです」

 

「ほぉ、それはなんだ?」

 

「勝った方のお願いを1つ受けるということにしませんか?」

 

え?これってなんでもお願い出来るやつ?エロい事とかでもっと考えながら坂柳を見ると笑顔でこちらを見ていた。その顔を見ているとこちらの考えてることがバレて笑顔で威圧してるのかと考えてしまう。いや実際何となく考えてる事はバレてるのだろう。まあ願い事は勝ってから考えることにするか。

 

「いいだろう、勝負はチェスでいいんだな?」

 

「はい、こちらとしては最初からチェスで勝負させて頂くつもりでしたので」

 

「分かった、それでは勝負を始めようか」

 

コツッコツッと音を鳴らし勝負を進めて行く。今のところ坂柳が優勢といったところか、それにしてもやはり坂柳は俺よりも遥かに強そうだ。こんな時のために入学する前から坂柳のチェスの記録を取っておいて正解だったな。坂柳は綾小路のチェスを見て始めたと言っていたからか強い相手とも積極的に対戦していた、そのため坂柳のチェスの記録を集めるのは比較的簡単だった。俺が思った通り幼少期の頃からチェスを打っている坂柳は癖がある、癖と言っても思考が少し偏る程度、だがその偏りを分析し、AIで何万通りとシュミレーションしてきた。この手は1回きりしか通用しないだろうがこの1回を勝てればそれでいい。坂柳の癖を利用し、一気に逆転出来る手が打てるところまで誘導する。焦るな、慎重にゆっくりとゲームを進めて行くんだ。そしてついに俺が想定した場面まで来た。ここからは俺の研究通りで終局まで見える。俺の勝ちが確定したところで坂柳も気づき投了した。

 

「葛城くんは私の癖を見抜き、局面を誘導したのですか?いえ、私の癖を最初から知っていたと言う方が正しいですね」

 

「そうだ。坂柳の癖を知っていた。そして坂柳の目的も知っている」

 

そう言うと坂柳は驚いた様子でこちらを見た。

 

「どうやら嘘ではなさそうですね。まさか私以外にも綾小路くんを知っている人がいるとは思いませんでした、ちなみにそれはどこでお知りになられたのですか?」

 

「それを言う必要が俺にはない、黙秘させて貰おう」

 

「そうですか、気になりますが私には葛城くんに答えさせる手段がありませんから諦めるしかありませんね。それでは葛城くんのお願いごとを聞きましょうか」

 

さっき考えたエロいことをお願いすることも一瞬あたまに過ぎったが流石に不味いと思い直し、心の中で血の涙を流しながら別の願いごとを言った。

 

「俺の願いごとは簡単だ。俺の邪魔をするなということだけだ。Aクラスは俺が率いる、そしてその目的のためには坂柳と対立している状況は好ましくない。今回のチェスでは勝てたが1回きりの奇襲みたいなものだ。実力は坂柳の方があるだろう。だが俺はお前に主導権を握られて殺生与奪の権利を持たれる状況にはするつもりはない。分かったな?」

 

「葛城くんの考えは理解しました。ですが、葛城くんがAクラスを支配出来ますか?もしAクラスを支配し切れなかった場合は代わりに私がAクラスを支配しますよ」

 

「その時は好きにすればいい。話はこれで終わりだな?俺はこれから用事があるのでな」

 

「ええ、ですが最後に一つだけお聞きしたいことがあります。貴方は綾小路くんに勝てますか?」

 

「ふっ、綾小路にはどうやっても勝てないだろう。ただし綾小路が俺と戦うつもりならな」

 

そう言って俺は寮に戻った。俺はそのまま自室には戻らず神室の部屋に向かった。神室の部屋のインターホンを鳴らすと神室が俺を中に入るように促した。

 

「神室、俺が頼んだカメラと盗聴器は確認したか?」

 

「ええ、回収したカメラと盗聴器にはあんたが言ってたcクラスの3人と須藤が映っていたわ。これであんたの依頼は完了でしょ、さっさと出ていってくれない?」

 

神室は俺に対してかなり辛辣だな。まあ俺には坂柳みたいな怖さはないし、今のところ神室が俺に協力するメリットを提示出来てないところが神室の態度に現れている。俺的にはcクラスの弱みを握るのも万引き並のスリルがあると思うんだけど、ダメだったらしい。

 

「ああ、女子の部屋に遅くまでいたとなっては面倒だからすぐに帰らせてもらう。これからも引き続きカメラと盗聴器の確認して何かめぼしいものがあれば知らせてくれ」

 

「嫌だって言ってもダメなんでしょ」

 

「そうだな、分かってるなら聞かないでくれ。またな」

 

神室の部屋をあとにした俺は自室に戻り今日の出来事を整理していた。坂柳はとりあえず抑えられたがずっと大人しくしてるとは限らないし、今後も警戒しておくことが大事だろう。それに神室も俺は御し切れてない。本来なら坂柳が神室を手下として利用するはずだったからな。坂柳が神室を味方につけるとこっちの行動がバレる可能性があるが…まあ今すぐに動くのは無いはずだろう。仮にもチェスに勝ち、約束をした話を反故にした場合坂柳の評判は下がる、そうなれば坂柳は再起不能になるが坂柳がそう簡単に終わるわけがない、こちらの考えもある程度は読まれているだろう。まあ証拠がないとダメだが証拠はボイスレコーダーがあり、それを証拠に出来る。これがある限り俺の優位は揺るがない。そしてCクラスとDクラスの争いだがこれに介入するべきか否か、俺としては別に放置でもいいと思っている。理由は簡単、龍園や綾小路に目を付けられるからだ。ここで龍園に目をつけられると無人島での行動が大幅に変わる可能性がある。俺がただ賭け野郎として認識されてるであろう今の段階なら龍園の作戦もそこまで変わる訳じゃないと思う。まあ俺に契約を持ちかけて来るのかは分からないけどね。ということで弱みを握って後からちょっかいかけられたらこのカードを切るという路線に変えておいた。まあカメラや盗聴器で他にも色々弱み握れたしそれで小銭稼ぎでもしておくかな。監視カメラ生活は思ってる以上にストレスが溜まるみたいで上級生となれば監視カメラがない場所はほとんどの生徒が知っているだろう。そういう場所でイケナイことをしてる人もそこそこいるので脅せば簡単にポイントを払うだろう。ちなみにイケナイこととは簡単にいうとイジメから裏での取り引き、そしてチョメチョメが主な内容だ。俺はその映像を見てうらやまけしからんとか思いながらそういう奴にはかなり多めにポイントを請求しておいた。いやこれは私怨とかじゃないです。健全な学校を創るためなんだからね、なんて冗談は置いておくとして、真面目な話なんで俺は女子と交流がないんだ?いや交流自体はある、ただそれが恋愛に発展する気配がないと言ったらいいんだろうか、これも全部ハゲてるのが悪いに決まってる。いや嘘です。自分がただモテないだけです。だって基本葛城高スペックだし、顔も見ようによってはかっこいいかもしれない…はぁ

 

現在の葛城のプライベートポイント 720万ポイント

偽問題で100万ポイント使ったのも含めてます。

 

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