鬼畜提督与作   作:コングK

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ようやっと友人とのコミケ作業手伝い終了しました。本出すのって大変ですねー。
ぼちぼち書いてきます。一応相方の応援で書きました。感謝して欲しいわ、ほんま。


グレ「随分また久しぶりにあたしね」
与作「作者もあまりに久しぶりすぎてリハビリで書くんだと」
グレ「何よ、それー」
与作「とりあえず生みたいな感覚らしいぜ。よかったじゃねえか」
グレ「なんか釈然としない!」
与作「うるせえ野郎だ。ならアトランタに任してもいいんだぜ!」
アトランタ「うん。任された」
グレ「任せてない! 数少ないあたしの出番を奪わないで! 何これグレカーレ、ひさびさにはっじまるよお~」


番外編   「何これグレカーレ 特別編Ⅱ」

「あたしも学ぶのよ。こっそり忍び込むからいけないの。普通に乗りこめばいいんだわ!」

「大体なんで提督室に忍び込む必要があるのよ」

一周廻って奇妙な結論に達したグレカーレはたまたま通りがかったジョンストンを巻き込み、普通に提督室を訪れ、そして追い出された。

「ちょ、ちょっとテートク! 少しはあたしの話を聞いてよ!」

「うるせえ野郎だな。お前の話は嫌ってほど聞いてやっているだろうが。うちの鎮守府おしゃべりランキング同率一位が偉そうなことぬかすんじゃねえ!」

「何よ、それー!! 同率ってもう一人は誰なのよ」

「そんなもん、言わなくてもわかるだろ」

「ああ、ごめん。わかった」

ジョンストンの脳裏に浮かぶ相棒を自称する某英国駆逐艦の姿。

「でも、いくらなんでもジャーヴィスと一緒はおかしいわよ! あたしの方が静かじゃない」

「え!?」

「ちょっと、ジョンストン。どういうことよ」

「お前なあ。目糞鼻糞を笑うの典型だぞ。俺様は今忙しいんだ! 後にしろ、後に!!」

「どういうこと?」

「ネットで高校野球漫画に出て来る高校でどこが最強かって盛り上がってるんだよ! ああん? 明青学園だあ? お前、あれは野球漫画じゃなくて恋愛漫画だろうよ!」

カタカタと高速でキーボードを打つ与作。

「ごめん、何言っているかわからない……」

「俺様の言っていることがわからないだと!?」

「そもそもあたしたちの国じゃ野球はそこまでメジャーじゃないし」

「野球漫画って読んだことないわ」

「なん……だ…と…!?」

ゴゴゴゴゴという音と共に、ゆらりと立ち上がる与作。

「仕方ねえ。そこまで言うならお前たちに教えてやるしかないな。おすすめの野球漫画についてよお!」

「ええええーーっ。別にいいんだけど」

「ちょっと、あたしも?」

「ふざけるな! 野球は日本の国技。野球漫画は日本の国民的漫画よ。そいつを知らずして漫画を語ろうなんざ甘すぎるぜ!」

 

 

与作「どうよ。俺様お勧めの名作野球アニメは」

ジョン「ええと、ヨサク。なんでこのピッチャー、飛び上がって投げたり、回転して投げたりしてる訳? それをまた普通に打っているのも訳がわからないのだけど」

与作「お前なあ。漫画やアニメだぞ? 多少の脚色は必要だろうがよ」

グレ「ええっ!? テートク、今球が消えたわよ? どうなってんのよ!」

与作「脚色だ!」

ジョン「いくら漫画やアニメだってやり過ぎじゃない……」

与作「お前なあ。そんなこと言っていたら、世界中のサッカー選手に大人気の某ボールは友達のサッカー漫画だってそうなんだぞ。ゴールポストに上ったり、ゴールポストを蹴ったり、ゴールポストをラリアットしたり、帽子でボールを叩き落としたりとやりたい放題なことを知らねえのか!」

グレ「ウソっ!? 全然知らなかった!」

与作「大体一人が発射台になり、もう一人と足を合わせて飛び上がる技自体おかしいと思わねえのか。体格差が無けりゃ下が潰れておしまいよ。二人でシュートする技だってそうやな。左右から同じ力が加わるんなら真っすぐ進むんじゃねえか、どうしてボールが揺れるんだよ」

グレ「確かにそう言われるとおかしいね」

与作「だろう? だから野球漫画に多少脚色があってもがたがたぬかんじゃねえ」

ジョン「多少ってレベルじゃないんだけど……。何でわざとバッターのバット目掛けて投げるのよ。反則じゃない……」

与作「野球の本場で生まれたクセに細かい野郎だな。そんなことをいちいち気にしていたら、野球漫画なんか読んでいられねえぞ! 」

ジョン「そんなこと言ったって……」

 

与作「こうなったら仕方ねえ。俺様一押しの漫画を二つ教えてやろう! まず一冊目。今年一月に残念ながらもお亡くなりになった水島新司先生の『ドカベン』だ!」

グレ「え!」

ジョン「そうなんだ。それは悲しいわね……」

与作「まだ現実と認めたくねえ。俺様と知り合いは二人して涙酒を呑んだものよ。それだけこの漫画からもらったものはでけえ」

グレ「これが主人公? なんか地味じゃない?」

与作「ばっか。これでも高校通算七割五分の怪物よ。でもまあ作者の水島新司先生もそう思われたらしいんだな。そこでこの岩鬼と一緒にストーリーを展開していく訳よ」

ジョン「ハッパを咥えているキャラね。何というか、すごいインパクトが強い顔しているわね」

与作「岩鬼と絡ませるとなったからこそ、出版社からOKが出たらしい。ドカベンの影の功労者と言っても過言じゃねえ」

グレ「あれ、でもテートク。なんで柔道着着ているの? 野球漫画なんでしょ!?」

与作「ああ。初期のドカベンは柔道漫画だったんだ。元々野球漫画で描く予定だったらしいが、他のライバル誌に野球漫画を連載していたので控えていたらしい」

ジョン「あれ、このキャラ。くるくる回転しているわよ。反則じゃない」

与作「殿馬だな。世界的な名ピアニストに将来を嘱望された才能を持ち、クラシックの名曲を名付けた秘打が有名だ」

ジョン「ちょ、ちょっと。バットを折っているんだけど、いいの!?」

与作「多少の脚色だ!」

グレ「にしてもすごいわね、このハッパ。三振ばかりじゃない」

与作「これだからがきんちょは! お前は俺様の知り合いと一緒だな。岩鬼の凄さがわかってねえ。悪球打ちの恐怖の一番バッター。いいか、ボールを投げたらほぼ打たれるんだぞ」

ジョン「え!? そ、それって何気にすごくない?」

与作「ジョンストン。今お前は俺様の中で野球漫画わかっているレベルが5上がった。ちなみにグレカーレのあほは1のままだ!」

グレ「ちょっと、テートク。あたしに厳しすぎない?」

与作「そしてこいつが投手の里中。甲子園通算20勝1敗の小さな巨人よ」

グレ「ふうん。下から投げるのね」

与作「阪急の山田とか足立を参考にしたとかって言われているな」

ジョン「どうでもいいけど、なんでわざわざ犬を連れて来るのよ」

与作「そんなもん、高知出身だからに決まっているだろうが。高知ときたら闘犬よ」

ジョン「でも、大会中に犬と闘わせるのはどうなの?」

与作「犬と闘った方が闘争心が養われるんだよ!」

グレ「ねえ、テートク。この人たち、どうしてわざわざ東北から歩いてきているの?」

与作「そんなもん金がねえからに決まっているだろうが!」

 

ジョン「そ、それでもう一つの方はどうなの?」

与作「引っかかる言い方しやがって。まあいい。もう一つの方は俺様の知り合いが一押しの作品だな。ちばあきお先生の「キャプテン」「プレイボール」だ。プレイボールはキャプテンの続編だな」

グレ「なんだか坊主頭の子ばっかり出て来るね」

与作「今と違って昔は野球部ときたら坊主だからな。坊主になるのが嫌で野球部にならなかったという奴もいるくらいだ」

ジョン「髪型で変わるもんでもないと思うけどなあ」

与作「普通に考えりゃそうなんだが、まあ昭和の考えだな。後スパルタ練習」

ジョン「USAじゃ考えられないわね」

与作「そんなこと言っていると、この漫画は読めねえぞ。とにかく練習の場面が出て来るからな」

グレ「ちょ、ちょっと。どうして防具を着ながら練習しているのよ!」」

与作「安全対策だよ」

ジョン「そもそも深夜の神社に忍び込んで特訓するのは有りなのかしら」

与作「この野郎! 屈指の名場面にケチつけてんじゃねえ! 多少の脚色だ!」

ジョン「便利な言葉ね、それ」

グレ「でもなんだろう、この漫画。淡々としているのに、つい読んじゃうっていうか……」

ジョン「うん。なんか、こんなに頑張っているのを見ているとつい応援したくなるというか」

グレ「あっ、何よ、このサングラス! 散々舐めておいてインチキしているんじゃないわよ!」

ジョン「あ、あ、ああ! ま、負けちゃった……」

グレ「酷い、酷すぎるわよ! テートク、何とかならないの!」

与作「ふん。お前もわかってきたじゃねえか。レベルが3に上がったぞ。大丈夫だ。その試合のやり方があまりにもずるいってんでまた試合をする」

ジョン「へえ! ぜひ続きを読みたいわね」

グレ「うん。テートク、これ、借りてもいい?」

与作「まず、ドカベンを読んで岩鬼の素晴らしさについてレポートを提出してからだな」

グレ「何よ、それー!」

与作「ふん。フレッチャーの野郎はきちんと書いたぞ」

ジョン「え!? ね、姉さんが? それ本当?」

与作「ああ。何でも俺様の好みを知りたいらしくてな。『相手の容姿を気にせず、一途に思い続ける岩鬼さんの素晴らしさに感銘を受けました』だとさ」

ジョン「何か、微妙に違うような気がするんだけど……」

与作「やかましい! 続編の大甲子園も貸してやるから読んで来い!」

グレ「テートクにしては大盤振る舞いなんだけど、どーして?」

与作「さっき言ってた知り合いの野郎が書き込みを始めやがったんだよ! あの野郎。高校野球最強の高校は墨谷だって言って譲らねえからな。俺様の高速のタイピングが火を噴くぜ。さあ、出てった、出てった。ああん? 墨谷の方が強いだあ!? 寝言こいてんじゃねえよ!」

ジョン「ちょ、ちょっとヨサク!?」

グレ「いいから、行こう、ジョンストン。ああなったらテートクは止められないわ」

ジョン「OK.それじゃああたしから借りてもいいかしら?」

グレ「え!?」

ジョン「え!?」

グレ「読むつもりなの?」

ジョン「え、ええ。姉さんも読んだと言うし、気になるから」

グレ「ジョンストンは真面目ね~。適当に読んで感想を書いてもテートクは気づかないわよ」

与作「聞こえているぞ、馬鹿駆逐艦! お前にはカルトクイズを出してやるからな。覚悟しろよ!」

グレ「ちょ、ちょっとテートク。なんであたしばっかり~」

 

 




登場用語紹介

飛び上がったり、回転したり……某侍巨人漫画。
帽子……SGGKが西ドイツ戦で使用。普通に反則。
ラリアット……アルゼンチンDFが使用。ポストを蹴ろうとする日本GKの邪魔をした。
発射台……世界編では巨漢DFが二人を同時に打ち上げる荒業を披露。
土佐犬……わざわざ宿舎に犬を連れて来る。宿の人も大変。
東北から徒歩……暇な作者が計算。弁慶高校のある渋民から甲子園に東海道を通り歩いて来ると普通に1000キロ以上歩くことになる。岩手県大会の決勝は7月後半で、甲子園大会の開会式は8月前半。一日100キロ歩いて10日。明訓が勝てない訳だ。
サングラス……勝つために14人以上使用し、物議を醸した張本人。
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