鬼畜提督与作   作:コングK

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やたら15周年DVDの情報が出てくるので。

※注意!!本編とは全然全く関係ありません。アダルトゲームについて興味の無い方や18歳以下の方は全力でスルーしてください。登場人物が作者の好きだったアダルトゲームについて適当に語ります。FCとかの名作は話題になるけど、18禁のゲームってそうでもなくない?というのが書くきっかけ。

大好きだったソフトメーカーさんへの感謝を込めて。

グレ「なにこれグレカーレ、はっじまるよお~!!」


番外編  「なにこれグレカーレ②」

ちーん。ぎい~。

 

「開きましたよ、グレカーレさん。」

「えっ!?本当!!すごいじゃない、雪風。」

「適当に暗証番号を入れたら開きました!」

「あんたってすごいのね。絶対泥棒だけにはならないでよね・・。」

がさがさ。がさがさ。ぽちっ。

「え?何これ?」

 

う~~~~~~~~~~~~~~~。

 

「え?え?」

「グ、グレカーレさあん、上です!」

 

ひゅーーーーーーーー。どしん!!グレカーレin檻。なぜか雪風は大丈夫。

 

「な、何この檻!!ちょっと!!」

「ちょっとだあ?俺様のいない間に泥棒ネコが二匹迷い込んでいたみてえだな。」

「だ、だって。テートクがあたしにもゲームをやらせてくれないから!」

「どんなに面白いゲームでも年齢制限は守るんだ。それが掟だぞ、がきんちょ。」

「あたしたち艦娘は見た目と年齢が違うの!!艦として生まれた時から考えたら80以上よ!」

「このゲームに出てくる登場人物は皆18歳以上ですってかあ?ふん。いかにも昔のエロゲーだな、

 おい。よし、それじゃあ今日は俺様がこの見た目詐欺と思っていた作品について語ってやろう。

これだ!!『とらいあんぐるハートシリーズ!!』略してとらハだ!!!」

 

グレ「あれ?でも、この絵柄って見たことがあるよ。」

 

与作「そりゃああるだろうな。原作・シナリオの都築真紀先生はあの有名な魔法少女リリカルなのはシリーズを手掛けた巨匠だ。」

 

グレ「え?なのはって、昨年15周年って言ってたような。」

 

与作「その通りだ。だが、これも俺様達の間ではいささか論争になってな。というのもあのリリカルなのはシリーズは元になったゲームがあるんだよ。このリリカルおもちゃ箱ってやつがそうだ。本来はとらいあんぐるハート3本編ではわき役だったなのはが主人公として活躍する。その時のタイトルが魔法少女リリカルなのは、でな。人によっては来年度の2021年度リリカルおもちゃ箱発売を20周年と考えるやつもいるくらいだ。ゲーム版のなのはを知っている人間の中にはゲームも知らず騒ぎ立てる、アニメなのはから入った連中を、にわかなのは厨と呼び、蔑んでいる奴もいたぐらいだ。」

 

グレ「ええええっ。そ、そんなになの・・。仲良くすればいいじゃん・・・。」

 

与作「何しろなのはと言えば、コミケで行列完売の代名詞だからなあ。よくツイッターや掲示板なんかになのは陥落、だの撃沈だのすごい待機列の画像を上げる奴が多くてよく覚えているぜ。俺様も友人に頼まれたが、買えたら買ってといいやがったそのくそ友人に殺意を覚えるぐらい並んでいたね。」

 

グレ「え?で、買えたの?」

 

与作「買えねえ。というかな、時間がもったいねえ。熟練の兵士は列の捌き方で大抵の時間がわかるからなあ。ただでさえ、秒単位を争う戦場でそんなのんびりしてられるか。『宝が欲しけりゃてめえで汗かいて探しな』と返してやったぜ。」

 

雪風「しれえ、これってシリーズなんですか。1,2,3と書いてありますが。」

 

与作「こらこら!なんでお前までここにいるんだ。グレカーレのやつも本当にろくなことをしやがらないな。そうだ。ファンディスクを抜くととらハは3までだな。3つあるうちのおすすめはと言われたら難しいな。このシリーズ、シリーズが進むごとに高評価になると昔は言われていたからな。俺様の師匠でもある高町恭也が活躍する3もいいが、ここは2をベストとしよう。ほれ、ここを見ろ。」

 

グレ「あれ、この紫の髪の女の子、どう見てもあたしたちよりも年齢が低く見えるよ。」

 

与作「まあそうだろうな。だが、こいつもれっきとした攻略キャラだ。これがこのシリーズの恐ろしいところだ。各シリーズに織田御用達のお前たちみたいなキャラが必ず出てくる。」

 

雪風「雪風達艦娘は、見た目通りの年齢じゃないんですよ!」

 

グレ「そうそう。なんで、テートクはわかんないかなあ~。」

 

与作「ふん。続けるぞ。とらハシリーズはみんな歌がいいんだ。1のちいさなぼくのうた、3の涙の誓いも大好きだが、俺様が名曲と信じてやまないのは2の風に負けないハートの形、通称かまいたちだ。こいつはとんでもない名曲だぞ。仁村知佳役の声優さんが歌っているんだが、CD版とDVD版だと撮り直しているのか微妙に歌い方が違う。」

 

グレ「え?どういうこと?同じ人でしょ。」

 

与作「サビのところがCD版だと高音だからか裏声になっているのさ。それがDVD版だと解消されていたな。裏声だのなんのと批判するアホがいたが、俺様はCD版の方が好きだね。仁村知佳というキャラが歌っていると考えると、CD版の一生懸命さが好みなんだ。このキャラ仁村知佳も色々とキャラの深い設定があって人気キャラだったなあ。どのキャラもかわいい。これがとらハシリーズの恐ろしいところだ。脚本とキャラクターデザインを同じ都築先生がやっているのがいい感じに出ているとしか思えない。」

 

雪風「へえ。で、しれえはどの子が好きなんですか?」

 

与作「あ、こら。勝手にゲームを持つな。お前には10年早い。そうだなあ。これはうかつに話すと戦争になるので、俺様の好みで話すが、2ならば椎名ゆうひだな。俺様にとっては椎名ときたら林檎でもへきるでもまゆりでもなく、ゆうひ一択だ。こいつがあまりにも人気がありすぎたので、メインヒロインの愛さんの人気がないんじゃないかと友人と語り合っていたくらいだな。シナリオもいい。普通にめでたしめでたしにならないところがな。」

 

グレ「へえ。その他におすすめのポイントとかあるの?」

 

与作「アニメ版のなのはを観ている奴は3を是非一度プレイして欲しいね。ゲームが先とかそんなくだらないことを言っているんじゃねえ。ゲームの土台からアニメにどうつながっていったのか観るのは楽しいだろう。アニメではそこまで分からなかった裏設定というかな、なのはの兄の恭也や姉の美由希に父の士郎、すずかの姉の月村忍についてもよく知ることができる。後、ぜひおまけシナリオの『花咲くころに会いましょう』のプレイをお勧めするぜえ」

 

雪風「楽しいですか?」

 

与作「いや、全然。どちらかというと鬱シナリオというか、俺様からいうとくそ許せねえシナリオだがな。ここに出てくるキャラクターが後のアニメのなのはでも出てくるんだよ。」

 

グレ「それって、アニメも同じ鬱展開になるってこと?」

 

与作「違う。ゲームの中とはまるで違う展開になる。これはその他のことでも言えるんだがな。一度酷い展開になったものが後で変わるということが結構多いな。」

 

雪風「みんな幸せの方がいいに決まってます!」

 

与作「ふん。後はこのリリカルおもちゃ箱だな。アニメから入った人間はレイジングハートとかクロノとか、リンディさんなんかは出てるからアニメとの違いを楽しみながらやると面白いと思うぜ。最近じゃダウンロード版があるからな。買ってやってみるしかないだろう。」

 

グレ「なるほど~。これは是非やってみるしかないわね。そんでさ、テートク。」

 

与作「なんだ?」

 

グレ「いつ出してくれんの?」

 

与作「ふん。俺様の貴重なコレクションを触ろうとした罰だ。明日までそのままでいるんだな。」

 

グレ「酷い!!!ゆ、雪風だって共犯じゃん!!!」

 

雪風「そんなあ~。手を貸して欲しいと言われたから貸したんじゃないですかあ。」

 

与作「どうせ、お前が唆したんだろうが、おいこら雪風。てめえもゲームのパッケージを見てないで反省す・る・ん・だ・よ!!」

 

雪風「い・痛い痛い!痛いです、しれえ!ぐりぐりはやめてくださいよお~。反省します!はいっ。」

 

与作「グレカーレは就寝時間まで檻で反省。雪風は明日一日ジェンガ禁止だ!」

 

グレ・雪風「そ、そんなああ!!」

 

与作「俺様は久しぶりにとらハのサウンドステージでも聞きながら昔に浸るとしよう。邪魔するんじゃねえぞ!!」

 

グレ「ふんだ。またテートクのいない時に忍び込んでやるんだから!!」

 

与作「だから、そういうのは俺様に聞こえないように言うもんだぞ!!」

 




登場用語紹介

熟練の兵士・・・夏と冬の戦場を駆け抜ける一騎当千の強者達。普段からは考えられぬ体捌きと、この日のためにあらゆるデータを駆使し、移動方法を記した地図を片手にゴミの後片付けもできぬ連中の未熟さをあざ笑い、祭りを楽しむ猛者。
宝・・・・・・・苦労して手に入れたもの。人によって価値観が違うため、ゴミと間違われ、家庭内でのいざこざの元になる。

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