鬼畜提督与作   作:コングK

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運営発表は中規模とあったイベント告知。いい加減規模の詐欺はやめて欲しい。
複数ゲージは本当に萎える。
その前に雪風の改二はいつですか?頼むからなしは止めて欲しい。
絵までできていると言っていた信濃のことがあるので出るまで安心できない。

まだ演習にはいきません。
よくある弁当回。
相変わらず会話が始めると止まりません。





第四十六話「ばばあと与作」

江ノ島鎮守府を出発して早2時間余り。東名高速の用賀から首都高速の渋谷線を通り、東北自動車道へ。

 

「結構走ってるね、提督さん」

予想以上に早く出発したというのに、思ったよりも車の量があることに助手席のアトランタは驚いた。

 

「まあな。首都機能の一部があちこちに分散されたと言っても、まだ東京に住む人間は多いからな。帰りはお前にも運転してもらうから覚えておくんだぞ」

「了解。しっかり覚える」

 

アトランタは頷きながら、出発の時のことを思い出した。いつものようにじゃんけんを始めようとした雪風たちをおし止め、助手席はアトランタだと告げたのは与作自身だった。

 

「えーーっ。なんでよ、テートク。って痛!!」

いの一番に文句を言うグレカーレにでこぴんを見舞い黙らせると、与作はその理由を説明した。

「やかましい野郎だ。毎度罰ゲームよろしくじゃんけんばかりしやがって。いいかあ、行き帰りで20時間以上運転するんだぞ。交替でやらなきゃ俺様が疲れるだろうが。アトランタの奴は運転ができるからな。行きに道を覚えさせるんだよ」

「成程」

皆が納得し、出発したわけだが、

(運転習っておいてよかった)

助手席でアトランタが戦意高揚状態になるのを海外艦の二隻は羨ましそうに見つめていた。

 

「ねえ、フレッチャー。アトランタ、明らかに上機嫌だよね」

「ええ。提督の隣に座れないのが残念です。運転を習っておけばよかったです」

「ふん。俺様の隣に座りたいだあ?寝言も大概にしろ」

「あ、あの。皆さん、普通に提督のお隣に座りたいのだと思いますが・・・」

「神鷹よお。お前はまだ来て日が浅いからわからねえだろうがなあ。こいつら毎回俺様の隣になるのが嫌でじゃんけんしてるんだぞ」

「えっ・・。そ、そうなん、ですか?」

 

最初は怖い人と思っていた自分でさえも、ここ数日自分に対して気を遣ってもらっているのが分かり、打ち解けてきているのだから、提督は悪い人ではないのだろう。だが、肝心の本人がまるでそう思っていないということが神鷹は不思議でならなかった。

出発前の皆の様子を見た限りそうではないと感じた神鷹が隣の雪風を見ると、彼女はやれやれといった感じで小声で耳打ちした。

 

「しれえは雪風達がいくら言っても聞かないんですよ。素直じゃないんです」

「そうなんですね・・・」

それは少し寂しいなと、神鷹は心の中で思った。

 

羽生のパーキングエリアが近づくと、与作は休憩をとろうと言い出した。

「あれ?目的地までもうすぐでしょ。ここでわざわざ休憩するの?」

「くっくっくっく。ばばあには昨日昼間に着くって言ってやったからな。今頃のんびり寝てるだろうよ。今から電話して焦らせてやるのよ」

「ちょっ!酷いって、テートク!」

「知るか。俺様にすぐ気づかなかったばばあが悪い。それじゃあ、俺様は電話してくるからお前らは先に食べてろ」

 

言うや車外に出た与作を放って、自分達だけ本当に食べていいのかと悩む面々の前に、姿を現したのは江ノ島の妖精女王。

 

『えっ!?皆さん、食べないんですか。それでは私がいただきますよ!』

「はあっ!?てか、あんた忍び込んでたの?今回全く必要ないじゃん。あんたが来るとあたしの艤装妖精が嫌がるんだよ」

「ダメだ、フレッチャー。テートク来るまで待てないよ。もんぷちがいるもん」

『私は飢えた野獣かなんかですか!?失礼な!』

「え!?あんた、自覚ないの?どこのどいつだよ、人の艤装の妖精をだまくらかして金平糖盗もうとしてお縄になったやつ」

『ぐぎぎぎ。あれは、後もうちょっとだったんですが』

「そうですね。神鷹さん、私達もいただきましょう。秋津洲さんがせっかくおいなりさんを作ってくれましたし」

「それじゃあ、これは後で開きましょう」

 

フレッチャーがランチボックスを開けるのと同時に、雪風は膝の上にのせていた風呂敷包みを掲げてみせた。深夜鎮守府正門前にいつの間にか置かれていたそれは、『夜戦印の宅配便がお届け』なるメモが貼り付けられていた。

「あ、これは提督がしっかり食べないと駄目なやつかも。雪風、預かっておいて欲しいかも」

中身を確認した秋津洲からそう言われ、ここまでしっかりとガードしてきた雪風は、もんぷちの方を見ながら釘をさした。

「これはダメですよ。しれえが戻ってからです」

『そんなあ、その包みから、阿賀野さんの握ったおにぎりの匂いがするのに!』

「中身見ないで、よくわかるよね、あんた」

秋津洲作のおいなりさんを食べながらアトランタはつぶやいた。

 

「阿賀野のおにぎりねえ。あいつ、わざわざ届けてくれたのか」

 

戻った与作が包みを開けてみると、中にはチャーハンのおにぎりと、普通のおにぎりの二種類が入っていた。握ったものの性格なのか、チャーハンは大雑把に、普通の方は丁寧に握られている。与作は運転の傍ら、普通のおにぎりの方に手を伸ばすと、絶妙な塩加減に舌鼓を打った。

「ほお。こいつは中々だな。旨いじゃねえか。中身が俺様の好きなおかかとは分かってるな!!」

「フレッチャー!?手を拭かないとメモ帳も汚れるよ!」

「あ、私としたことが・・・。ありがとうございます、グレカーレさん」

『それでは、チャーハンの方を私はもらいましょう!って、あれ。提督、何か変なメモが入ってますよ!』

「ああん。何だこりゃ。阿賀野の奴が入れやがったのか?『ご武運を』だなんて、まるで俺様が闘うみたいじゃねえか。今回の俺様の仕事は運転手だぞ!」

「演習なんですから、しれえの仕事もあると思うんですが・・・」

 

                  ⚓

(全く、いつになったら話し終わるのよ、こいつは)

英国から日本への飛行機の中では、ジョンストンが先刻の己の選択を悔いていた。

彼女から言い出して始めたポーカー勝負は5連続でジャーヴィスの勝ちとなり、さすがに引きが悪いと判断して早めに撤退したのは我ながら好判断だった。

 

「じゃあ、あたしのお願いはあたしとお話をして欲しいが、5回でいいわ!」

弾けるような笑顔で言われた時には、性格がいい子だなと感じたが、いざ実際始まってみるとジャーヴィスのおしゃべりは止まらなかった。

だが、ジョンストンがいやいや聞いていたかというとそうでもない。

 

おしゃべりと言っても、ジャーヴィスの話は彼女がこれまで解決した事件と称するものについてつまびらかに語っており、その中には、

 

空き缶の冒険・・・猫が拾ってきた空き缶から某国の重大な機密情報を得た事件

根性のねじ曲がった男・・・ネルソンに性格の悪さを指摘された男が逆恨みした事件

踊る艦娘・・・艦娘寮で夜中に突然踊り始める艦娘が出没し、深海棲艦の攻撃と思われた事件

等、聞く分には面白そうな事件が多く、興味を刺激された彼女は度々質問をし、それがまたよい相棒を得たとジャービスの興を乗らせることとなった。

 

「でも、そんなに色々解決しているあんたが、どうして今回日本に行くことになったの?」

「Old Ladyから依頼状が届いたのよ。『極東の国日本にて、艦娘の希望たるキトウ提督が調査の人間が欲しくて困っている。我が大英帝国の誇る最高の人員を派遣したい』とね!」

「Old Ladyって、あの戦艦ウォースパイトの事でしょ!偉大なる七隻って本当にいるのね・・」

「あら。あたし達が行くエノシマにだって時雨がいるじゃない」

「そうなのよねえ。あ、ちょっと緊張してきたかも」

 

自分はちゃんとやっていけるだろうか。ジョンストンが不安を口にすると、

「まだ緊張しているの?もう少しおしゃべりが必要かしら」

ジャーヴィスはさらりと自然に言った。

「まだ緊張って、あたしが?」

「ええ。あまり目を合わせないようにしているでしょう?あたしの話に興味がないのかと思っていたけれど、そうじゃないみたい。あなた、目を合わせるのを嫌がっているんじゃないかしら」

 

ただのおしゃべりな子だと思っていたジャーヴィスの突然の指摘に、ジョンストンは愕然とする。自分ではそこまで露骨にしているつもりはなかったが、まさかこの短い時間の中で気付かれるとは。

 

「Sorry、ジョンストン。あなたが色々あったことは知っているわ。だから、話しながら見ていて気付いたの。どうして目をそらすのかね。大丈夫、あたしはあなたを『可哀想な艦娘』だとは思ってないわ」

「な、何なのあんた・・・」

 

自分の心の内を見透かしたようなジャーヴィスの言葉にジョンストンは絶句した。

それは彼女しか知らないことだった。

フレッチャー偽装事件が発覚した後、療養施設に入り、様々なセラピストからケアを受けて、気持ちは安定した。ノーフォークの基地でサミュエル・B・ロバーツやガンビア・ベイ等と共に訓練を受け、汗を流して体を鍛えた。

確かに酷い過去だった。過去に戻れるならあのクソ大統領をぶん殴りたい。けれど、それは叶わぬことだ。前を向いて歩いて行こうと決めたのだ。

 

だが・・・。

 

どうしても周囲の者たちは彼女を『可哀想な艦娘』として扱う。その目に憐みを帯びさせる。

そして、その目に映る自分がそんなに可哀想なのかと彼女は思ってしまう。

 

「あたしは探偵になりたくて、色々な本を読んで勉強したわ。多くの探偵が、観察力は大事だと言っていた。話をしながら貴方の表情を見ていたら、空港での話や基地での話をする時、とても複雑な表情をしていたわ。申し訳ない、悲しい、忌々しいってね。そこで考えたの。どうしてこんな表情をするのかなあって」

「そんな・・・」

「あなたはとても強い艦娘よ、ジョンストン。だから、自分に起きたことを冷静に受け止めて乗り越えていこうとしているのよ。でも、他人はそれに気付かない。本人の必要以上に気を遣ってしまうわ。あなたがそれをどう思っているかは別にしてね」

「・・・そうね・・」

 

ジャーヴィスの言っていることにジョンストンは心当りがあった。優しさか後ろめたさか分からないが、気を遣われるのは悪いことではないし、ありがたいことだ。だが、彼女自身がそれを求めているかというとそうではない。

自分を立ち直らせてくれた提督が言っていたではないか、根性がないと。自分はそれを鍛え直し、彼の役に立ちたくて日本に行くのだ。決して可哀想と同情されるために行くのではない。

 

「あたしの目を見て、ジョンストン」

 

両手を握り、穏やかな声でジャーヴィスはささやいた。

ジョンストンがゆっくりと視線を上げると、そこには太陽のような笑顔で微笑む少女がいた。

 

「どう、あたしの目は?」

美しい湖のように透き通る青い瞳は自分を信じて疑わない強い輝きを放っていた。

 

「きらきらしてる。自分が名探偵って信じて疑わない感じ」

目を見ながらのジョンストンの返事に、ジャーヴィスは満足そうに頷いた。

「あたしの目にも力強く一歩を踏み出そうとしている頼もしい相棒が映っているわよ!一緒に頑張りましょう!!」

愛の告白のような熱のこもった言葉にジョンストンは照れて下を向く。

「頼もしいってのは嬉しいけど、相棒ってあたしが?なんでよ」

「だって、ジョンストンはお話を聞くのが上手じゃない。名探偵の相棒は相槌が上手いと相場が決まっているのよ」

「待ちなさい。名探偵の相棒って苦労する印象が多いんだけど」

ジョンストンは文句を言いながらも、内心それも悪くないかと思っている自分に気付き、苦笑した。

                 

                   ⚓

 

群馬県館林。

 

かかあ天下と空っ風が名物と言われる群馬県の中でも最も都心に近いこの都市は、深海棲艦の出現による湾岸地域からの人の流入と首都機能の分散により、大いに恩恵を受けた都市であった。

駅前には高層マンションやショッピングモールが新たに作られ、昔を知る人間からはこれが同じ街かと思われるほどだ。

 

館林の市の中心部から北西に少し行ったところにある多々良沼は、シベリアから飛来する白鳥の越冬地として有名であり、四季の変化を楽しむ旅行者が数多く訪れている。

 

その多々良沼にほど近いところにある食事処「ほうしょう」は、安価な値段で美味しい食事と美人の女将で評判の店であった。

 

与作は車から降りるや、一目散に店舗に併設された家に向かい、そのインターホンを続けて鳴らした。

 

「おい、ばばあ。いねえのか。いいかげんくたばったか」

 

返事がなければ仕方がないと、戸を開けた与作を待っていたのは、渋い表情をし、仁王立ちをする割烹着姿の美人だった。彼女は無言でぬっと両の拳を突き出すと、いきなり与作のこめかみをぐりぐりし出した。

 

「だ・れ・が、ばばあですってえ~?」

「おい、ばばあ。痛い、止めろ!!」

「全く帰って来ず、連絡も寄こさないでどの口がそれを言うのですか!おまけに言ってた時間と来るのが全然違うじゃない!」

「俺様のいつものジョークだろうが。落ち着け、ばばあ!!」

「何を落ち着けと?この子は心配ばかりかけて!」

「ば、バカ。俺様の部下がいるんだぞ。少しは自重しろ!!自重!!」

「えっ!?」

 

与作の言葉に和服美人は、今更ながらに後ろに人がいるのに気付いたのか照れ笑いを浮かべると、居住まいを正し、言った。

 

「お初にお目にかかります。航空母艦鳳翔です。この子の親代わりをしています。いつもご迷惑をおかけしていると思いますが、よろしくお願いいたします」

「はあ!?それはばばあが勝手に言っていることだろうが。とにかく、せっかく来たんだ。茶ぐらいもらうぜ。おい、お前らどうしたんだ?いつもはぎゃーすかうるさいのに」

 

与作が不審に思うのも無理はない。なぜか鳳翔が現れた瞬間から皆が口をつむぎ、神鷹に至ってはがちがちに固まっている。唯一初期艦の雪風だけが、いち早くそれを脱すると、素朴な疑問を口にした。

 

「あ、あのしれえ。その、鳳翔さんなんですが、雪風の感覚に間違いがなければ時雨ちゃんや北上さんと同じ匂いがするのですが」

それは例えるならば威圧感とでも言おうか。いるだけで、自分達とは存在そのものの濃度が違うと感じさせられる、彼女達特有の凄み。

 

このような所にいるなどあり得ないと理性が否定しても、雪風の感覚は明敏に同じだと告げている。

 

「臭いだと!?俺様と同じ加齢臭はするかもしれねえがな」

「まあ、この子ったら失礼な・・・」

「違いますよ!あの、鳳翔さん、間違えていたらすいません・・。もしかして貴方は・・」

そう言いながらも、雪風は内心間違いないとふんでいた。あの地獄の鉄底海峡より生還した7人の英雄たち。そのうち4人と会ったことのある自分なのだから。

 

鳳翔はゆっくりと息を吐くと、薄く微笑んだ。

 

「ええ。貴方の言う通りですよ。私も北上さん達と同じです」

「えっ!!」

 

鳳翔の答えがあまりにも衝撃的だったのだろう。神鷹が白目を向いて倒れそうになるのを慌ててフレッチャーが支える。

 

「や、やっぱり!!道理でなんかすごい感じがすると思った!て、テートクの知り合いなの!!」

金縛りが解けたかのようにグレカーレがしゃべり出した。

 

「偉大なる七隻がこんなところにいるなんて・・」

思わずつぶやいたアトランタは、

「その呼び方は私には止めてくださいね」

鳳翔の射抜くような視線に、息が詰まりそうになった。

 

「そんな大層な名で呼ばれる資格は私にはありません。今はこの食事処の女将ですから」

落ち着いた、それでいて否定を許さぬ言い方だった。アトランタは慌てて頭を下げる。

「Sorry、い、いや、ごめんなさい・・・」

鳳翔はふんわりと柔らかい笑みを浮かべた。

「こちらこそごめんなさい。あの子の部下の貴方達を歓迎します、さあ、上がって!」

 

先頭に立ち案内する鳳翔をよそに、江ノ島鎮守府の艦娘達は皆ショックから抜け出すことができなかった。会った瞬間、この艦娘は何か違うとお互いに感じていたが、まさか彼女が偉大なる七隻であるとは思いもしなかった。皆ぼんやりとしながら後に続き、特に衝撃の強かった神鷹はしばらく立ち直れず、フレッチャーとグレカーレに両脇を抱えられながら歩く有様だった。

 

「死ぬかと思った・・・。提督もやばいけど、雪風もやばいね」

アトランタは胸をなでおろし、今更ながらに己の提督の非常識さと、雪風の勘のよさに驚いた。

「雪風はやばくありませんよ!たまたまです!」

「おら、お前ら先を急ぐんだからとっとと上がれ!!」

「待ってくださいよ、しれえ!」

もういつもの調子を取り戻した雪風に、アトランタは改めて舌を巻いた。

「図太いというか、なんというか。うちの初期艦は半端ないね」

 




登場人物紹介

ジャーヴィス・・・・探偵メモと書かれたメモ帳を元に、ジャーヴィスの冒険をまた一から語り始める。
ジョンストン・・・・この子、本当に名探偵なんじゃと思い始める。
神鷹・・・・・・・・神様を見るような目で鳳翔を見つめている。
アトランタ&グレ・・提督の交友関係どうなってんのと驚く
フレッチャー・・・・お母さまですか。粗相のないようにしないとと気を付けている。
雪風・・・・・・・・しれえのぐりぐりは鳳翔さん譲りなんですね!と与作に話し、ぐりぐりされる。
与作・・・・・・・・雪風にぐりぐりしたところ、女の子にそんなことをするものじゃありません、と鳳翔にぐりぐりされる。
鳳翔・・・・・・・・遂に現れてしまったおやぢの天敵にして、自称保護者。

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