鬼畜提督与作   作:コングK

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一言で言えば、地獄。それしかない。
                 


特別編Ⅳ 「出会い(後)」

誰もが口を閉ざし、衝撃にその身を震わせていた。

その光景を何と例えればよいのか。

それは一口に言えばこの世の地獄。

倒れ伏し、海に沈んでいく艦娘達と深海棲艦達。

その場を目撃した一人の海上自衛隊員は手記にこう書き残している。

「あの場を表現するのに地獄という言葉しか思いつかなかった。だが、それさえも、実際に受けた衝撃からすれば遥かに生温かった」

 

作戦成功の信号弾が上げられ、援護の艦隊が生き残った者達を救助に向かっていた。

「何としても生存者を救出しろ!!彼女たちは我が国を、世界を守ってくれた英雄だぞ!!」

散々紀藤の提案に反対していた上司の掌返しに、英雄が聞いてあきれる。何を言っているんだ、こいつは、と高杉は心の中で毒づいた。

 

「何人だ、生存者は!」

「信号をキャッチしたのは・・・7隻・・7隻のみです・・」

通信士が愕然としながら報告する。150隻以上の艦娘がいた。それが、たったの7隻だ。

自らも提督であり、原初の艦娘の強さを知る高杉は戦慄した。

「そんなバカな!い、いかに深海棲艦が大艦隊だったからといって、あの、あの彼女たちが・・・」

誰もが同様に思っただろうその疑問に答えたのは、やがて戻った7隻の凄まじい姿だった。

 

砲塔は折れ曲がり、艤装との連結は切れてはいないが、その背負っているものは鉄くずと化し。

竜巻にでも遭ったのかと思われるほど、体はのあちこちは切り刻まれ。

片足や片腕を飛ばされた者、片目を失った者。見るも無残な有様だった。

 

高杉は述懐する。

『かの大和の沖縄特攻を見送り、生還した船を迎えた人々ならばあるいは同じ気持ちを抱いていたかもしれない。迫りくる強大な敵に乾坤一擲の策として、それしかないと皆が頷き、彼らを出発させた。だが、戻ってみてのその惨状に、皆が第一に去来したのは深い後悔の念であり、続けて無力感、不甲斐なさが襲った。ある者は歯噛みし、ある者は唸り声を上げて血が滴るまで船内の壁を叩いた。畜生畜生と号泣し、泣いて謝罪する者もいた。彼女達に頼りきりの我々にはそれしかできることがなかった』

 

高杉は大声で泣きながら、早く入渠ドックへ入れろ、彼女達を絶対に轟沈させるなと叫んだ。

「すまない!!本当にすまない!!!早くしろ、とにかく!!!」

罵声のように指示を飛ばし、その後に気付く。提督は、紀藤はどうしたのか。

 

「長門。紀藤提督はどうされた?」

戻った艦娘の中で、唯一意識をはっきりとさせている長門に高杉は尋ねた。

「提督は戦死された」

深く、響く声だった。絶望を臓腑の中におさめ、それでもと必死になってなんとかこちらに伝えようとしていることが彼女の表情から伝わった。

「なっ・・・・・」

「この目で見ていた。間違いない」

有無を言わせぬ口調であった。高杉は急ぎ、通信士に生き残った7隻について確認をさせる。

「はっ。長門、ウォースパイト、プリンツ・オイゲン、時雨、北上、響、それに鳳翔です・・」

「間違いないのか・・・」

「はっ。間違いありません」

通信士は息を呑んだ。

鬼瓦と呼ばれて、豪胆さで有名な高杉が顔を歪めて涙を流していた。

「こんなバカなことがあり得るか・・・。こんなバカなことが!!」

 

人生は残酷だ、と使い古された言葉がある。この一連の三文芝居を書いた神がいるとすれば横面を思い切りはたいてやっただろう。悲劇に傾くのもいい加減にしろ、あまりにも酷すぎて見ていられないと。

 

「高速修復剤を持ってきていただろう!!ドックに入らなくても効き目があるかもしれん。とにかく!!何としてでも彼女達を無事に連れ帰れ!!」

 

情けなさと口惜しさ、やりきれなさを胸に一杯にし、高杉は命じた。

 

「もはや、それしか我々にできることはない・・。それしかないんだ。情けないことにな・・。とにかく急ぐんだ、急げ急げ!!くそっ!」

いけ好かないと思っていた上司が涙ながらに彼の後に続いて、声を枯らして叫んだ。

 

                    ⚓

 

「いぜん危ない状態だ」

そう医師から連絡があった時、高杉は全ての予定をキャンセルし、横須賀に向かった。

横須賀にある艦娘用の療養施設に運び込まれた7隻の中で、最も回復が遅れていたのが鳳翔だった。

身体の傷が癒えた艦娘達には専門の医療チームが組まれ、彼女たちの心のケアに当たり、彼女以外の6隻の艦娘はすでに施設からは退去している。

 

提督の敵討ちに燃える長門・彼が遺した平和な海を維持していこうと考えたウォースパイト。

提督や亡き艦娘達の冥福を静かに祈りたいと言うプリンツ・オイゲン。

北上や響は己の好きなことに打ち込むと言い、時雨に至ってはしばらくゆっくり一人で過ごすと力なく笑った。

 

人が絶望から立ち上がる時とはどんなときなのだろう。

感情を揺さぶられた時か。希望を見せられた時か。気持ちを休め、気力が充実したときか。

強い怒りや強い動機は、沈みこんだ気持ちを引き上げるのに必要不可欠な燃料だ。

だが。

 

鳳翔にはそれが無くなってしまった。彼女がこの世で生き続ける意味自体が失せてしまった。あれもやろうこれもしよう、そう思っていた日々が思い出の中でしか生き続けられなくなってしまった。

 

「私を、雷撃処分、していただけませんか・・・」

もう何十回、何百回と繰り返した問答に、高杉は切なくなった。艤装を下す解体とは違い、雷撃処分はそのまま艦娘の魚雷で故意に轟沈させるということだ。

己を殺せという、彼女の申し出に高杉は頷くことなどできない。彼は提督で、彼女は艦娘だが、彼女は敬愛する先輩の妻なのだ。

 

「あなた方偉大なる七隻にはできうる限りの便宜を図るよう、各国は取り決めました。ですが、それは、それだけはできません」

「何が、偉大なる七隻ですか!!」

高杉が見舞いにと持ってきたケーキが床に叩きつけられ、辺りに甘い匂いが立ち込めた。

「共に戦った仲間と提督を失いました。私たちの陽動に付き合い、補給のためにと志願した多くの自衛隊の方もいたはずです!!その人たちを失って、どこが、どこが偉大なのです!!おめおめと生き残ったこの身のどこが偉大なのですか!!」

 

困ったことに、鳳翔の気持ちが痛いほど高杉には分かった。

艦娘達だけに任せておけないと、高齢で退官した自衛官が先の戦いには多く参加していた。その中には現役・退官してからも高杉が世話になった恩師の姿もあった。彼らの任務は補給船による艦娘達への補給で、その危険性を十分に承知した上での志願だった。だが、いかに本人たちの了解が得られているとは言え、亡くなった以上、先の大戦の特攻と絡めて見殺しにしたと突くマスコミもいるだろう、そう考えて上層部はあくまでも彼らは深海棲艦との戦いで亡くなったとしたのだ。

 

「・・・・」

「私達が偉大?自分達の提督すら守れなかったんですよ?どこが、どこが偉大なんですか。それどころか、それどころか、私は・・・」

言い淀んだ鳳翔の様子を見て、高杉は部屋にいた者達に退出を命じた。

「し、しかし!!」

情緒不安定な鳳翔の様子に、護衛の者たちが抵抗するが、いいから出ていけと高杉は自ら彼らを追い出した。

「長門から聞きました」

扉を閉め、鳳翔の対面に座ると、高杉は言った。

「先輩は、紀藤提督は貴方をかばったと」

「・・・・・・・はい・・」

 

鳳翔の脳裏にあの場面がフラッシュバックされる。断末魔の声を上げ、沈んでいく敵駆逐棲姫が最後の意地とばかりに放った雷撃を、彼女は躱すことができなかった。ごめんなさい、貴方と心の内で提督に謝った時。通信越しに自らと皆に謝る声が聞こえた。

 

「すまない・・鳳・・、‥作・・。私の我ままだ、ごめ・・・」

「えっ!?」

それが提督の声だと分かった時には、自らをかばうように提督の乗る護衛艦ちょうかいが間に立ちふさがった。

深海棲艦の姫級の渾身の一撃に横倒しになるちょうかいをとにかく救おうと、ぼろぼろの身体に鞭をうち鳳翔が向かおうとしたその時。

「コレデモクラウガイイ!!!」

横合いから戦艦棲鬼が止めとばかりにちょうかいに砲弾の雨を降らせた。

「貴様あああああああああ!!!」

激昂した長門が最後の力を振り絞り、戦艦棲鬼を打ち倒した時。

爆発、炎上し、跡形もなくなったちょうかいの側に鳳翔はしゃがみこんでいた。

 

一縷の望みをかけて、彼を探し、長門もそれに続いた。

深海棲艦の出現により以前よりも極端に水温が下がった海は人が生き残るには厳しい。もって数十分というところだろう。

一時間が過ぎた頃、長門は決断した。

「・・・・信号弾を上げる・・・戻るぞ・・・」

生き残りの深海棲艦が戻って来るかもしれない。ぎりぎりの選択だった。

ちょうかいの残骸を胸に握りしめた鳳翔は首を振った。

「いや」

「戻る」

「いやです」

「戻るんだ!!!!」

「いやです、いやだ、いやなんです!!」

「いいから戻れ!!!!」

「いやあああああああああああああああああああ!!!」

そこで、ぷつりと鳳翔の記憶は途切れている。

長門の話では、気を失った彼女を背負って戻ったのだという。

 

「守りたかった・・・。なのに、守れなかった・・・。私が、私なんかを守ってあの人は・・」

 

さめざめと泣く鳳翔に、高杉はかけられる言葉がなかった。きっと何をどう言っても、彼女の心には響かない。当の本人が現れ、そうではないよと諭す以外は。

だから、彼は別の話をすることにした。

 

「先輩の養子になる予定だった子、覚えてらっしゃいますか」

毛布に顔を押し付けていた鳳翔の身体がぴくりと動いた。

「群馬県の館林にある先輩の家の方に住んでいたんですが、先輩が始まりの提督と呼ばれるようになってからひっきりなしにマスコミが来るので、嫌気が差したとかであちこちをふらふらしていましてね。ようやくこの間私が確保したんです」

忘れていた。いや、目をそらしていたのかもしれない。

気持ちを落ち着かせ、鳳翔は確認する。

「あの人の死を・・・知っているのですか?」

高杉は鳳翔を見つめ、静かに言った。

「いいえ。マスコミ嫌いで新聞もTVも観ないとか。鉄底海峡の戦いについても知らなかったです。そして、敢えて伝えていません。それは貴方のすることだと思いましたので。勝手ですが・・・」

「酷なことをおっしゃいますね・・・」

「貴方が望まれるなら私が代わって伝えますが・・・」

「いいえ」

鳳翔はきっぱりと言い切った。

「辛いですけど、それは私の役目です」

 

2日後の再会を約束して高杉が去ると、鳳翔は看護士を呼び、髪を整えて欲しいと頼んだ。                 

                

                 ⚓

 

その青年と会った時の印象を、鳳翔は今でも鮮明に覚えている。

提督よりも年長に見える容姿。

薄汚い恰好で、頬はこけ、目はぎらついていた。

猜疑心の塊で、己に触れるなという威圧感をはりねずみのように剥き出しにしていた。

初めて会う鳳翔に対し、目を丸くした、彼は言った。

 

「あんたがおっさんのいい人かよ。あのおっさんも隅におけないな」

「河原崎与作!口を慎まんか!!その方は・・」

 

言いかけた護衛の兵士はそれ以上言葉を発することができなかった。与作と呼ばれた青年が顔面を鷲掴みにしていたからだ。

 

「俺様をあのくそみたいな連中と同じ姓で呼ぶんじゃねえ。死にてえのか!!!!」

「よせ、与作!!ここは病室だ!!」

 

慌てて高杉が止めに入り、どさりと落ちた兵士は激しく咳き込む。

 

「高杉のおっさんの顔を立てて見逃してやる。次はねえぞ」

殺気を隠そうともしない与作に、鳳翔は呆然としながらも、出撃前夜、提督が泣き疲れた彼女に語ったことを思い出した。

 

「私は死ぬつもりはないんだよ。養子にしようと言った子、あいつを何とかしないといけない。あいつは自分の気になったことに関しては、私なんか及びもつかないくらいマメでね。才能があると思う。けれど、大切なものがないんだ。いや、正確には与えられなかったと言っていいかな」

「なんですか、それは」

「人を愛し、愛されるということだ。あの子は己一人で生きていけると思っていて、事実その力がある。世界も誰も信用していないんだ」

「そんな・・・。そのような子に、私が母親代わりを務められるでしょうか。私自身、愛というものについてはお恥ずかしながらおぼろげです。」

「私だって面と向かって何かと言われたら答えづらいよ。でも、君がそれをしてくれれば、きっと新しい艦娘の可能性が開けると思うというのはずるい言い方かい?」

「ええ。ご自分の負担を軽くしようと言うのが見え見えですよ」

軽く笑った後、さあ眠ろうという段になった時。

提督の小さなつぶやきが彼女の耳に入った。

「あの子の母親になってくれてありがとう」

 

ぎゅっと毛布を握りしめ、鳳翔は与作を見た。

「あなたに大切な話があります」

その様子から何かを感じ取ったのだろう。それまで怒気を露わにしていた与作は静かに椅子に座った。

「提督は、紀藤修一は亡くなりました。私をかばって」

「・・・・」

与作は目を大きく見開いたが、何も言わなかった。

「ごめんなさい。私はあの人を守れなかった・・・」

「・・・・」

「本当に、どう償っていいか分からない。ごめんなさい・・・」

どんな罵倒が返ってくるのかと身構えていた鳳翔を待っていたのは意外な言葉だった。

「別にいいさ。あのおっさんらしいよ」

「え!?」

「あんたが気に病むことはないよ。紀藤のおっさんはああいう人だからな。あんたを守れて本望だったと思うぜ」

淡々と語る与作に、鳳翔は信じられないといった風に尋ねる。

「悲しくないの?私に対して怒りを感じたりしないの?」

「なんで俺様が悲しまなきゃならないんだ。ちょっと前までずっと一人だったんだ。それが元に戻っただけだろう?ましてや赤の他人のあんたになんで怒りを感じなきゃいけないんだ」

早口でまくし立てる与作の、赤の他人、という言葉がずんと鳳翔の心に重くのしかかった。

 

「高杉のおっさん、こんなことのために俺様をわざわざ捕まえてここに連れて来たのかよ。バカバカしい。本当にバカバカしいぜ」

与作の声は震えておらず、自然だった。

本当に何も気にしていないようだった。

だが、鳳翔は、対面に座っていた鳳翔は気付いてしまった。

彼の口元が悔しそうに微かに歪んでいることに。

 

「本当に、気にしていないの?悲しくはないの?」

「くどいぜ、あんた。だから言ったじゃないか。今までだって一人だったんだ。それがまた一人に戻るだけだ」

気にしていない、という癖に口元はいぜん変わらない。

ああ、と鳳翔は己のしでかしたことの重大さに改めて気が付いた。

(私はこの子が恐らく唯一気を許していた人を奪ってしまったのだ・・)

 

黙ってしまった鳳翔を見て、もう己の用事は済んだと思ったのだろう。与作は立ち上がった。

「ほんじゃ、おっさん。館林まで送ってくれよな。紀藤のおっさんにあの家を頼むって言われてるんだよ。最近掃除してないから」

「分かった。だが、約束は忘れるなよ」

「ああ。それじゃ、俺様はもう帰る。あんたも、おっさんのことを気にすんなよ。あのおっさん、頭いいんだけど、時々見境いがなくなるからな。よっぽど大事だったんだよ、あんたの事がさ」

鳳翔は驚いて与作の方を見た。

触れれば怪我をさせると剥き出しになった敵意はなく、彼の言うおっさんに似た酷く不器用な気遣いがそこにはあった。

 

 

与作が出て行った後、部屋には高杉と鳳翔だけが残された。

「高杉さん。あの子に言っていた、約束とはなんですか?」

 

有無を言わせぬ鳳翔に、高杉は目を伏せる。

「今あの子は先輩の実家にいるんですが、退去を迫られているんです。ご存じの通り、先輩はご両親がおりませんが、その親戚とやらが赤の他人があの家にいるのはおかしいと・・・。与作は正式な養子ではありませんから」

「そんな、そんなバカなことが・・・!!提督はあの子を養子にすると私に言っていました。私が証人です!!」

「ですが、その・・・お役所仕事ですのでこればかりは、私でもどうにもなりません。あの子を私が引き取るとも言ったのですが、断られました・・・」

「あの子の、最後の言葉を聞きましたか?恨み言ではなく、私を気遣ってくれたんですよ。提督というかけがえのないものを奪いながら、その思い出の家すらあの子から奪うと言うのですか!人とはそのように酷いものなのですか?」

高杉を責めるのは筋違いと感じながらも、鳳翔は憤りを隠せなかった。

大切なものを奪われた彼女だからこそ。

己の身近に大切なものを奪われようとしている者がいることに我慢がならなかった。

「申し訳ありません。私ではどうにも・・・」

己の力不足を認め高杉は、頭を下げた。

 

胸に手を当ててしばし沈黙した後、凛とした声で鳳翔は言った。

「先日、高杉さんは私達には可能な限り便宜を図るとおっしゃっていましたね。その力をあの子のために使わせてください」

「というと?」

「あの子が私達夫婦の養子となるよう便宜を図ってください」

「そ、それは・・・私の一存では・・・」

「では、どなたに聞いていただいても構いません。あの子が今いる家から出て行かなくていいようにあらゆる手立てをうってください」

「そこまでされなくても。あの子も成人していますし」

「いいえ。これは私がそうしたいのです。それに・・」

鳳翔は久方ぶりに笑みを浮かべている己に驚いた。

「あの言葉遣いをどうにかしないと、と提督と約束していたのを、思い出しましたから・・・」

 




朝目新聞12月15日号
『偉大なる七隻、長門、国防への強い意志』
先の鉄底海峡の戦いにおいて、多数の被害を出しつつも、生還した偉大なる七隻を代表し、記者会見に臨んだ戦艦長門は、今後の後進の育成と逃亡離散した深海棲艦の残存艦隊への警戒を強く訴え、会場を後にした。

読買新聞12月15日号
『偉大なる七隻、長門。配慮を望む」
先の鉄底海峡の戦いにおいて、多数の被害を出しながらも、深海棲艦の本拠地を叩き生還した偉大なる七隻を代表して記者会見に臨んだ戦艦長門は、国防のための後進の育成と深海棲艦への警戒を強く訴えると共に、遺族関係者への取材の自粛を強く訴えた。

                 (各社のアーカイブから抜粋)

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