鬼畜提督与作   作:コングK

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本編はもう少々おまちください。

※注意!!本編とは全然全く関係ありません。アダルトゲームについて興味の無い方や18歳以下の方は全力でスルーしてください。登場人物が作者の好きだったアダルトゲームについて適当に語ります。FCとかの名作は話題になるけど、18禁のゲームってそうでもなくない?というのが書くきっかけ。

大好きだったソフトメーカーさんへの感謝を込めて。

グレ「随分唐突にこれを挟むね、テートク」
与作「作者のバカは元々鎮守府目安箱のノリが好きなのに、シリアス回を二回も続けた反動で我慢ができなくなったんだと」
グレ「そいであたし?扱い雑じゃない?」
与作「知るか。」

グレ「まあ、いいや。なにこれグレカーレ、はっじまるよお~!!」



番外編 「なにこれグレカーレ③」

「ふっふっふ。まさか、テートクも自分が忍び込もうとしているときに、部屋に忍び込まれているとは思わないよねー」

 

独り言を言いながら、与作の部屋へと入って行くグレカーレ。

どうでもいいことだが、毎度忍び込んでいるのに、提督自身は一向に部屋に鍵をかけるということをしない。まるで忍び込めるなら忍び込んでみろと言っているようだ。

 

「前回の失敗からあたしも学ぶのよ。余計なものは押さない、触らない・・・と」

 

がさがさ。がさがさ。がさがさ。家探ししていると見つかる妙なものの数々。リタイサルのチケット、イタチ人形、ココロのスキマお埋めしますと書かれた変な名刺。慎重に扱いながらいたグレカーレの目の前に丸い形をしたボタンがついたスイッチが現れる。

 

「な、何これ・・・。『触るな、危険!!絶対に押さないでください!!』ですってえ!?き、気になる。でもダメ!押したら何が起こるか分かんないし!ああ、でもテートクがいなければ何か起きても証拠を隠滅すれば・・・・・・・・・・・・・ぽちっとな」

 

う~~~~~~~~~~~~~~。

 

「あ、やばっ!!これ、前回の奴じゃん!は、早く脱出を!!って何あれええ!!」

 

ひゅ~~~~~。どし~~~~ん!!

グレカーレIN樽。首だけ出ている、某海賊危機一髪状態。

 

「ちょっと!!出られない!」

ぱっ。突然つくTV。画面上には横須賀に行っている筈の与作の姿が映し出される。

 

与作「この映像を観ているということはまた、性懲りもなく俺様の部屋に忍び込んだな、グレカーレ」

グレ「ちょっと、ちょっと!何で忍び込むのがあたしだって分かるのよぉ!」

与作「どうせ、なぜ自分が忍び込むのが分かったのかと喚き散らしているところだろうよぉ。そんなもん、残った二人がやりそうかで考えな!!」

 

残ったアトランタとフレッチャーを思い浮かべ、うん、ないわーとグレカーレも納得する。

 

与作「どうせ、お前のことだから俺様がいない間に秘蔵コレクションを借りようって算段だと思ってな。わざわざ用意してやったんだから感謝しろよ!俺様が面白いげえむをお前に懇切丁寧に解説してやるぜえ!けっけっけっけ。樽の中でできない悔しさにむせび泣きな!」

グレ「ちょ、ちょっと酷すぎる~!」

 

唐突に画面が切り替わり、タイトルコールがされる。

ちゃらららーちゃらーー。

 

「おやぢねっときとう」

 

秋津洲「鬼頭提督、なんであたしが出てるかも?」

与作「ぶっちゃけ消去法だ。フレッチャーは冗談が利きすぎるし、アトランタは大根だ。北上は今色々作ってもらってるしな」

秋津洲「時雨は?」

与作「あの野郎は一回やらせてみたんだが、見事なテンションの低さでクビにした」

秋津洲「それじゃあ、期待されたのでがんばってみるかも!今日の商品は何かも?」

与作「こいつだ!!カモン!!」

 

ぶいーーーーーん。何やら載せてくる二式大艇。

 

秋津洲「お疲れ様、大艇ちゃん。これは?」

与作「ふふん。ザウスさんの『永遠のアセリア』!!」

 

ばばあーーーん。

秋津洲「これは・・・ジャンルとしてはシミュレーション?いやSRPGかな?」

 

与作「そうだ。ターン制で進めていくんだが、こいつがまた今の異世界転移ものの走りみたいなものでな。異世界に呼び出された主人公たちが、強大な力を手にし、お互いに戦うんだが、強制力で逆らえないようにされててえげつないぜ」

 

秋津洲「ええっ?勝手に呼んでおいて?随分と酷い話かも・・・」

 

与作「まあ向こうとすると、どう考えたって強大な力の持ち主だからな。管理したがるのは当然なんだろうが、エトランジェなんて呼ばれて畏怖されながらも、体のいい奴隷みたいに扱われて、人権がない。呼び出す国によって扱い方もまちまちだ。おまけにこのゲームは異世界物でみんなが華麗にスルーしているものをしっかりと描いている」

 

秋津洲「ん!?それって何かも?」

与作「言葉だよぉ。言葉。最近は異世界言語のスキルを持ってるってことで話せるようにしている設定が多いが、このゲームは聖ヨト語という異世界の言葉をきちんと文法化していてな。物語の最初では向こうが何を言っているのかまるで分からない。ゲームの中で月日が経って、ようやく主人公が向こうの言葉を分かったってなると、異世界の人間が日本語でしゃべりだす訳よ」

 

秋津洲「それは細かい演出かも!!面白そう!!」

与作「だろう?その他にも永遠神剣やスピリットの設定などとても細かくなされていて、コンシューマー化もされてるぜ」

 

秋津洲「永遠神剣?剣が出てくるの?」

与作「ああ。しかも階位が存在してな。ぶっちゃけ低い階位の神剣だと持ち主にとってもよくない影響がある」

 

秋津洲「なるほどー。それは興味があるかも!!他におすすめポイントはあるかも?」

与作「設定やシナリオも好きだが、おすすめはOPだなあ。聖なるかなでも歌っている川村ゆみさんはペルソナシリーズなんかでも歌を歌っているぜ。ライブなんか行くとかわいいと言われて怒るってのが様式美になってるお茶目な人だが、パワフルボイスの歌は必見だぜ」

 

秋津洲「ええと、さっきから話題に出ないキャラクターはどうかも?」

与作「メインヒロインでタイトルにも名前が出ているアセリアは人気だな。無口系ヒロインだ。他のヒロインではエスペリアも一押しだ。それぞれのヒロインごとに背負っているものがあるのが面白い。ただ、この作品、妹が受け入れられないという奴が多い」

 

秋津洲「妹って、主人公の?」

与作「そうだよお。そいつを人質にとられて主人公は戦うんだが、作画崩壊だの、生理的に受け付けない、だの散々だったな。俺様の仲間内でもいまだに話題に上がるが、あれならまだシャクティの方が許せる、とか伊藤誠が受け付けない男NO1なら、女で受け付けないNO1はこいつだ、などと出てくると即スキップしている奴がいたな。まあ、個人の見解だがよ」

 

秋津洲「逆に鬼頭提督はよくやったかも・・・」

与作「俺様の場合は、バカが俺様に妹属性を付けようとしやがってな。シスタープリンセスだの、みずいろだの細々寄こした中にこいつが入っていたのよ。まあ目論見は外れ、理想の妹なんぞ二次元にしか存在しないとそいつに教えてやったわけだが」

 

ぶいーーーん。ぐいぐい。

 

秋津洲「ちょっと、鬼頭提督。大艇ちゃんが、話が横にそれすぎって言ってるかも!!」

与作「おっと!俺様ときたらついくだらねえことを愚痴っちまったぜ。とにかく、だ。百聞は一見にしかず。やって損はないゲームだからおすすめするぜえ!続編の聖なるかなも俺様的には同じくものすごい時間がかかる大作ゲームよ!」

秋津洲「よかったら、皆さんもやってみて欲しいかも!!」

 

画面が切り替わり唐突に流れる永遠のアセリアのオープニング

 

ちゃらららちゃらららーちゃらららちゃららららー

 

ぶつん。

 

グレ「面白そうじゃん!やりたい、やりたい!!ってうわああ」

暴れた拍子に横倒しになる樽。

 

アトランタ「何やってんの、あんた」

グレ「ああっ!!アトランタ、助けて!!提督の部屋に忍び込んだら樽に詰められたんだよぉ」

アトランタ「すごいことさらりと言うね、あんた。どういう状況だよ。あたし、これから車出さないといけないんだよ」

グレ「え?なんで」

アトランタ「秋津洲達も拾わないといけないじゃん。時間を決めてこいって提督さんに言われてるからね」

グレ「あたしも行く!!連れてって!!」

アトランタ「ほいほい。樽から出られたらね。そこで反省した方がいいと思うけど」

グレ「ええっー。ちょっとーー。見捨てるなあ!!」

 




その後アトランタが運転する車の中

グレ「えっぐえっぐ。ありがと、フレッチャー」
フレ「いえいえ。でも大変でしたね。突然上から樽が降って来るなんて・・」
アトランタ「提督さんにきちんと謝んなよ、全く」

登場用語紹介
リタイサルチケット・・・とある国民的スターのライブチケット。いつもの原っぱ会場にて8月13日に行われたもの。
イタチ人形・・・・・野球帽をかぶった少年からもらった人形。
ココロのスキマの名刺・・・いつも笑みを浮かべる、黒いスーツ姿のせえるすまんからもらった名刺。


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