その勢いで徹夜しました。おかしい。本編より筆が進むのが早い。
イタリア駆逐艦好きな方には微妙におすすめします。
特別編Ⅱ-afterの後の時系列です。
本編とダブルで投稿します。
※早速の誤字報告ありがとうございます。
イタリアナポリの海軍基地内にある艦娘寮では、先ほどから駆逐艦マエストラーレが興奮しながら動画を観ていた。
「ねえ、リベ。これを観てみて!日本であたし達の同型艦が建造されたんですって!」
呼ばれたリベッチオが脇から覗くと、そこには何やら記者会見場で真面目な顔をして映っている姉妹艦の姿があった。
「あっ、ホントだ。グレカーレだよ!ねえグレカーレ。グレカーレが建造されたんだって!」
「あたしが建造!?そんなことあるのかなあ。どこの鎮守府かしら」
「ちょっと待ってね。ううんと、日本のエノシマってとこみたい。イタリア以外で私達が顕現するなんて聞いたことがないわ。ぜひお話してみたいわね!!」
「リベもリベも!グレカーレも別個体と話してみたいんじゃない?」
「そうね。別な自分と話すのも面白いかもしれないわ。連絡ってとれないのかな」
「ふふん。長女である私に任せなさい!今ちょうどオフだから動きやすいもの!!」
意気込みながら出ていこうとするマエストラーレに、一人だと心配だとグレカーレが続く。
残されたリベッチオは今までのやりとりがまるで無かったかのようにマイペースに眠り続ける妹に声を掛けた。
「ねえ、シロッコ。グレカーレが日本で建造されたんだって!」
「ふう~ん、そう」
「あちゃー。まるで興味なしかあ」
「う~ん。今は日本のグレちゃんのことよりも眠る方が大事だよぉ・・・」
「それ、グレカーレの前で言っちゃ駄目だよ~」
⚓
ばっども~にんぐ。
爽やかな目覚めと共に日課の手淫を行おうと思ったら、本部からいきなり電話だよ。
なんでも、在イタリア大使館から呼び出しとかで、急ぎグレカーレを連れてこいとさ。
「へ!?あたしが?なんで?」
「知るか。大方、例の騒動の時にお前も自己紹介したのを目ざとく見つけたんじゃねえか。レア艦だとか聞いた気もするからよお」
そう。ロリコン織田の情報では、マエストラーレ級の駆逐艦は全てドロップで発見されたイタリア本国に所属しており、海外で、しかも建造された別個体がいるなどというのは向こうからすれば寝耳に水以外の何物でもないだろう。
「ほうほう、それはそれは。これはあれね!テートクがあたしの価値を再確認するいい機会ってことね!っていったーーい!!」
べちんと俺様のでこぴんが火を噴く。
どうしてこう、こいつは自信過剰なのか。
「何度も言うが、俺様からするとお前はチェンジ対象だぞ!常にその危険があることを忘れるな!」
「ひっど~い!!どうしてあたしばっかり!」
うるさい野郎だ。お前なあ。出てきた瞬間に俺様の頬を突いたご乱心を忘れたとは言わせねえぞ。こうでも言っておかないとこいつ、すぐ構ってちゃんモードになりやがるからな。とにかく、本部から迎えが来ているから車に乗り込むぞ。
「で、どうしてあんた達がここにいるんだ?」
車内にいたのは長門と大淀。おいおい。あんた達、一応参謀本部のお偉方じゃねえのかよ。
「ふむ。私は護衛だ。先日の米国との一件がある。我が国に属する貴重な駆逐艦を守る必要がある」
「ごめんなさい、鬼頭提督。翻訳しますと、貴方とグレカーレさんの護衛が長門補佐官のお仕事です」
おいおい。今目の前の駆逐艦大好き戦艦は一言たりとも俺様に触れなかったじゃねえか。
「すいません。本来は別の艦娘が行く予定だったのですが、今回の任務を聞いてどうしても行きたいと補佐官がじたばたと駄々をこねるものですから。私はそのお目付け役で参りました」
「ちょいと待て。そう言われると俺様的にはろくでもない用事のような気がするんだが・・」
「まあまあ。今回は在日イタリア大使館からというよりは、イタリア本国からの依頼のようです」
「イタリアだあ?俺様はわあるどわいどな男だが、イタリアには知り合いはいねえぞ。イタリアとは知り合いになりたいとは思っているがよぉ」
「上手いこと言っているようで全然上手い事言ってないんだけど!そもそもテートクはあたしってものがありながらあちこち見過ぎよ!」
「ふむ。相変わらず仲がいいな。うらやましい・・」
「せめて長門補佐官は本心を隠してください!!」
まあ色々あって忘れていた俺様が悪かった。どうしてグレカーレを隣にしちまったのか。ただでさえかまってちゃんのこいつが、人が増えて話す時間が減ったらここぞとばかりに話しかけてくるのは分かってたことじゃねえか。口から先に生まれたのかってくらい喋る喋る。にこにこ笑顔でそれを見ている長門はいいが、大淀は若干引いてるぞ。大丈夫だ、大淀。それは正しい反応だ。お前の隣にいるロ〇コン戦艦がおかしいだけだ。
ようやく不毛な時間が終わったのはイタリア大使館に着いてから。
パオロうんちゃらというイタリア大使はグレカーレを見つけると、嬉しそうに近寄ってきた。
「おお。本当にグレカーレじゃないか。まさか極東の地に顕現するとはな。会うことができて嬉しいよ」
あっ。握手した手の甲にキスをかましやがった。おいおい。さすがはイタリア野郎。やることが早いが、目の前にいる奴のことを考えろ。
「はあっ!?大使、申し訳ないがお戯れはほどほどにしていただきたい・・」
駄目だぞ、長門。最後に小声で殺すとか言っちゃ。他の奴には聞こえてないが俺様にはばっちり聞こえているからな。
「君が噂の江ノ島鎮守府のキトウ提督だね。お会いできて光栄だ。それでは早速こちらに来てもらおう」
「行くのは構わないんですが、何の御用で?」
「我々イタリア人男性からすると垂涎の的である君に、さらに降って湧いたような幸運だ。ソレッレマエストラーレが君とグレカーレと話したいと言っている!」
興奮気味に語るおっさんだが、何を言っているか分からない。
「ソレッレって、日本語で言うと姉妹ってことよ、テートク。ソレッレマエストラーレだから、マエストラーレ級の姉妹があたしと話したいってことね」
「その通りだ。さすがにグレカーレは賢いな!」
パオロのおっさんの言葉に長門はうんうんと頷いた。
「うむ。先ほどは不埒な態度をとったと思ったが、そうではなかったな。よく分かっている御仁だ」
はあ!?何こいつの判断基準。がきんちょに甘い=いい人ってか。俺様なんかしょっちゅう拳骨だのでこぴんだのしてるぞ。
「それは向こうが受け入れているからな。そしてかなり羨ましい・・・」
「おい、大淀。なんか色々悪化してないか?」
「聞かないでください。江ノ島鎮守府の皆さんと焼肉に行って以来こうです・・・」
「そうか・・・」
大淀も苦労してるんだなあ。しみじみと感慨にふける俺様が案内されたのは、大使の執務室。
そこにあるモニターは本国とつながっており、話ができるらしい。
「今、15時だから、本国は朝の7時だな。それではつなぐぞ」
ぱっとモニターが切り替わるや、画面にドアップで映ったのは銀白色の髪をしたがきんちょAと赤毛でツインテールのがきんちょB。
「あれっ!?き、急に映ったわよ・・。」
「姉さんもうちょっと寄ってくれないとリベも観れない!」
「ちょ、ちょっとちょっと!姉さん、リベ。近い近い!もう少し下がらないと!」
あれ?この声って・・
「あたし?そっちにいるの?」
とうちのグレカーレ。
「Buongiorno!日本にいるあたし。こちらは朝だけど、そちらはちょうどお茶の時間かしら。わざわざ来てくれてありがとう。日本であたしが建造されたと聞いて、どうしても話したいと連絡したのよ。日本のキトウ提督さんも忙しい中ごめんなさいね」
「はあっ!?」
やべえ。つい声が出ちまったぜ。
「どしたの、テートク」
びっくりした顔で俺様を見るうちのグレカーレ。
「そりゃそうだ。なんで向こうのお前はあんなに理性的な話し方なんだ。本当にお前と同じグレカーレなのか?忙しい中ごめんなさいね、なんてお前言ったことないだろうが!」
「ちょ、ちょっと姉妹の前で恥ずかしいったら!」
何を恥ずかしがることがあるもんか。かまってちゃんな上に困ったちゃんのお前とあの理性的なグレカーレをチェンジして欲しいもんだぜ、全く。
「っていてええ。俺様を叩くんじゃねえ!」
「テートクがアンポンタンだからよ!ごめんね、みんな。こんな感じであたしは日本で過ごしているわ!」
「日本のグレはこっちのグレと比べると随分と元気いっぱいね。いい感じ!これからは私をお姉ちゃんと呼んでね!」
「ちょっと姉さん、自分がお姉ちゃんと呼ばれたいからって向こうのあたしにさらっと強制しないの!」
「リベのことはリベって呼んでね!えへへ。グレカーレがとっても楽しそうでよかった!」
「楽しいのかな?なんかいつも色々起きているような・・・。でも退屈しないわよ!」
おいおい。グレカーレ(仮)。その話し方だとお前は何もしでかしてないように聞こえるぞ。
「あたしが?何かしたっけ」
出たよ、こいつ。大体迷惑かける奴って自覚がねえんだよなあ。毎度みんなの顔が引きつってるのに空き地でコンサートを開く某ガキ大将と同じ思考だな。
ところでさっきから気になるんだがよ。がきんちょAとがきんちょBは全く名乗ってないぞ。お前は姉妹艦だから分かるかもしれないが、俺様は分からん。覚えなくともいいことだが、出会ったんだから名乗るは礼儀だぞ。
「それはそうねって、何よテートク。そのがきんちょAとかBってのは。」
「最初に出てきたのがAでその後がBだ」
「ひっど~い!私達イタリアでそんな言われ方されたことないわよ!」
がきんちょAは抗議の声を上げるが、その脇でグレカーレ(真)はけらけら笑っている。あ、こいつ。態度はうちのより大人びているが中身は一緒だな。
「でも、まあそうね。自己紹介しなかったのがいけなかったんだし。許してあげる。私はマエストラーレ!マエストラーレ級の一番艦にして長女!マエストラーレシスターズでセンターをやっているわ!」
ふふん、どう?という感じで自己紹介するがきんちょAことマエストラーレ。うん。色々突っ込みたいんだが、とりあえず何だそのマエストラーレシスターズのセンターとかいうのは。
「ええええ!!し、知らないのですか?」
パオロのおっさんが信じられないと言った風に大きな声を出す。
え!?なんだ、一般常識なのか。
「お前、知ってたか?」
「知らないよー。姉妹艦がいるって聞いてはいたけどさ」
「知識としては知っています。全世界でカルト的人気を誇るマエストラーレ級姉妹によるアイドルユニットです」
「そうだ。付け加えるとつい最近限定DVD「あなたの心にBuona notte」が発売されたばかりだ。先行生産盤には姉妹のサイン入りブロマイドが封入されている」
随分と詳しいな、長門よ。ふうん。そんな世界的なアイドル様とはねえ。
「続いて、リベの番ね!リベはマエストラーレ級3番艦のリベッチオ!南東の風って意味よ。よろしくね!」
がきんちょBはリベッチオか。成る程な。それで、3姉妹でアイドルをやってるってわけか。
「いえいえ、違うわ。私達は4姉妹。4人そろってマエストラーレシスターズです!!」
ふんすと鼻息荒く胸をそらすマエストラーレだが、3人しかいねえじゃねえか。後一人はどこいったんだ。
「ごっめ~ん。シロッコは朝が弱いの。今グレカーレが起こしに行ってる」
すまなそうに頭を下げるリベッチオだが、こいつを見てるとなんとなくうちのビーバーを思い出すな。どんぐりとかあげたら喜んで食いそうだ。
「ほらっ!いい加減にしなさい。昨日のうちから今朝日本と通信するって言っておいたでしょうが!」
おうおう。グレカーレ(真)はしっかりしてやがるな。どこかの鎮守府の歩く児ポロリに爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいもんだ。
「テートク、あたしの悪口を考えてるでしょ・・・」
「ふん。悔しかったらフレッチャーに甘えず食事を作りやがれ」
「お二人さん、ごめんごめん。連れてくるのが遅れたわ。ほら、早く早く!」
そうグレカーレ(真)に促されて画面に映ったのは、黒髪に褐色肌の見るからに眠そうながきんちょC。
「まあ、しょ~がない。起きよぉ。後でもっかい寝るからね・・。あたしはシロッコ。マエストラーレ級4番艦。これでい~い?」
「ダ~メ!日本のあたしにせめて一言くらい言いなさい!ごめんね、そっちのあたし。シロッコは寝ることと食べることが大好きなの」
「そうかい。俺様は鬼頭与作。江ノ島鎮守府の提督兼こいつらがきんちょの保護者をやってるぜえ」
「がきんちょじゃないでしょ」
こらこら。お前、一応人前だぞ。蹴るんじゃねえ。シロッコって奴も笑ってんじゃねえか。
しかし、食べるのと寝るのが好きなんて、日本昔話に出てきそうな奴だな。
「昔話~?あたしが~。面白いかも~。ふわああ」
緊張感の欠片もない奴だぞ。こんな奴がアイドルなんてやってられるのか?
俺様の心配をよそにパオロのおっさんと長門はなぜかキラキラ状態になってやがる。
「まさか、生で『もっかい寝るからね』が見られるとは!」
「ああ。しかも、起き抜けの本物だ。くうう!こんなことならすまほを持ってくればよかった!!」
「スマホならこの間充電が切れただけなのに、昔はこうやって直したと手刀をくれて壊したばかりじゃないですか!」
ちびま〇子ちゃんの世界か、お前。それにしてもグレカーレだけでも濃いと思っていたが他のマエストラーレ級の奴も随分と濃い奴ばっかりだな。
「テートクがそれを言う?うちの鎮守府だって相当濃い面子だと思うんだけど!」
ほお。それは暗に俺様に敏腕ぷろでゅーさあとなって自分達を売り出せってことか?がきんちょずって名称でいいなら考えてやるぜ。
「却下!ネーミングセンスが悪すぎる!」
「ふふ。なんだか、日本のグレちゃんって面白いね~」
「あんたはうちの鎮守府に来てテートクに根性を叩き直してもらった方がいい気がするわ。あたしなんてしょっちゅうでこぴんされてんのよ!」
「なんてうらやましい!」
「全くだ!!」
しばらくグレカーレと姉妹艦達で話がしたいと言うので便所に行って戻ってくると、すっかり打ち解けて話していやがった。さすがはコミュニケーションに長けたイタリア生まれの駆逐艦どもだな。
「気は済んだか?大体なんでこんな通信をわざわざ寄こしやがったんだ。」
俺様の問いにマエストラーレはごほんと咳ばらいをして、答えた。
「ごめんね、キトウ提督。最近フレッチャーって艦娘が酷い目にあったって話を聞いたからグレの提督さんは大丈夫か見たかったの。でも、直接鎮守府での話を聞けてよかったわ」
「「はい!?」」
おいおい、すげえな。日本とイタリアのグレカーレがハモったぞ。
「ちょっと姉さん。記者会見の動画しか見てないわけ?その後の動画が本番じゃない!」
とグレカーレ(真)。
「え!?他にも観たわよ。なんか踊ってみたってやつとか」
「だったら普通気づくでしょうよ、姉さん。うちのテートクよ、それ。しかも今話題にしてたフレッチャー偽装事件を解決したのがテートクなのよ!!」
なぜか自慢げに語るのがグレカーレ(仮)。
「えええええ!!ご、ごめんなさい・・・。私知らなくって・・・」
恐縮しきりのマエストラーレに、
「あ、そうなの?リベも知らなかった。ごめんねー」
えへへと笑って誤魔化すリベッチオ。
「あたしは知ってたよ。来るときにグレちゃんがしっかりしないと駄目だからねって教えてくれたから」
そういや、グレカーレ(真)の奴、最初から俺様の名前を知ってやがったもんな。
「別に気にはしてねえ。こいつもお前たちと会えて嬉しそうだしな。また暇な時にでも連絡してやってくれ」
「ふふ。日本のグレカーレの提督さんは優しいんですね!」
「何となく顔が悪人ぽいと思ったけど意外~」
「こら、シロッコ!ごめんなさい、キトウ提督。シロッコはこういう奴だから気にしないで」
「うんうん。悪い子じゃないから。今日はいきなりだったからそんなに時間がとれなかったけど、今度はばっちり調整するからまたリベともお話してね!」
「それじゃあ、キトウ提督と日本のグレカーレに向けて、みんな行くわよ~!」
あん!?なんだ、あいつら。突然立ち上がって。
「北西の風、マエストラーレ!」
「北東の風、グレカーレ!」
「南西の風、リベッチオ!」
「南東の風~、シロッコ~」
「「「「幸運の風が、貴方に届きますように!!」」」」
ちゅっと投げキッスと共に通信が切れるや、パオロのおっさんと長門はお互いの肩を叩きながら涙を流し始めた。
「Amico(友よ)!!!」
「我が盟友!!」
「あれぞ、ソレッレマエストラーレの決め技、幸運の風を君に、だ。まさかリアルタイムで観ることができるとは・・・」
「分かるぞ!ライブでも最後に使われるほどの決めポーズ!!鬼頭提督、お前は何という果報者だ。名前を呼んでもらえるなどと・・・」
何を言っているんだ、こいつは。俺様は純粋に鳥肌が立っちまったんだが。何が悲しくてがきんちょ(フォー)の投げキッスなんか喰らわねえといけねえんだ。これが格ゲーだったら当たり判定が4回だぞ?
積もる話があると大使館に残った長門を除き、俺様達は家路につく。
というかよお、あいつの仕事護衛じゃなかったのかよ。仕事してねえじゃねえか。
「それについては申し訳ありません。後で私から叱っておきます」
「ふん。随分と心配してくれてたみてえじゃねえか。いい姉ちゃんを持ったもんだ」
「ちょっとそそっかしいみたいだけどね。それよりも、テートク。今回のはカウントに入らないからね!」
「はあっ!?お前まだ訳の分からないこと言ってんのか」
この間雪風を宗谷に連れていった後に俺様の机の上に置かれていた、公平な待遇を要求する旨の意味不明なメモ。訳を聞いたらデートをしろとほざきやがった。
「お前と一緒に来てやったんだから、これだってデートって奴だろうがよ」
「違う違う!デートは二人だけなの!!今回のは任務!」
駄々をこねてきかないグレカーレ。
本当にこいつ、故郷の同型艦の爪の垢でも煎じて飲んだ方がいいんじゃねえか?
登場人物紹介
マエストラーレ・・・長女兼マエストラーレシスターズのセンター。しっかりしようとするが時々のドジがファンに大人気。
グレカーレ(真)・・しっかりものの次女。姉妹に対する冷静なツッコミ役。
リベッチオ・・・・・陽気な三女。お日様みたいに元気で明るく、がキャッチフレーズ
シロッコ・・・・・・いつも寝ている4女。決めポーズでも若干眠たげ。
グレカーレ(仮)・・散々与作に言われたので、次の日の朝食は作った模様。
与作・・・・・・・・なぜうちのグレカーレは違うんだ、頼むぜすりぬけくんと愚痴る
長門・・・・・・・・DVD特典のブロマイドはリベッチオであり、シロッコを当てたパオロ大使と交換する。