マイスターシリーズではどうしても神採りが一番だと感じてしまう作者です。
※注意!! 本編とは全然全く関係ありません。アダルトゲームに興味の無い方や18歳未満の方は全力でスルーしてください。登場人物が作者の好きだったアダルトゲームについて適当に語ります。
大好きなソフトメーカーさんへこれまでの感謝を込めて。
グレ「ちょ、ちょっと!! なんでただでさえ影の薄いあたしの貴重なコーナーを奪っていくのよ!」
アト「あんたが影が薄いなんて全く思わないんだけどな。この小説の作者、鎮守府目安箱がものすっごく好きだからね。毎月見ないと禁断症状が出るんだってさ。それでついこの間あたしが出たからついでにってことらしい」
グレ「何よ、それ~」
アト「よはいらない。何それ、アトランタ。まあ、始まってもいいんじゃない?」
ごそごそ。
「ふう。大分テートクの部屋を把握してきたわ。さすがはあたし。もう罠解除スキルLV5ってとこね」
目の前に唐突に現れる謎のボタン。
「な、何これ。『日本昔話へようこそ』って。どう見ても怪しいんだけど、どう考えても罠っぽいんだけど、押さずにはいられない!!・・・・・ぽちっとな」
ううううう~~~~。
「や、やっぱりいいいい。あたしの馬鹿!ちょ、ちょっとおおおお!」
ひゅーーーーー、どしーーーーん!
もはや江ノ島鎮守府では見慣れた景色。
毎度毎度提督の私室に侵入し、何かに閉じ込められるグレカーレ。檻に樽ときて、今回は何かと思えば、落っこちてきたのは巨大な臼。
「俺様の大事な大事なげえむを盗もうとする奴はずる賢い猿と一緒よ。これに懲りたらがきんちょはがきんちょらしくしな!」
「ちょ、テートク重いって! 何で臼なんて置くのー。おもち突く奴じゃないの?」
「出た出た。少しは日本文化ってもんを勉強しねえのか、お前は。猿蟹合戦って言ってな。お前みたいなずる賢い猿がやられる話があるのよ」
「あたしはずる賢くなんかない~」
「自己認識が甘すぎるぜ、全く。ん? なんでお前がここにいるんだ、アトランタ」
「提督さんの好みが分からなくてね。勉強に」
「ほお。熱心じゃねえか。俺様がいない間にしきりに忍び込もうとするどこぞの野ネズミ駆逐艦に聞かせてやりたいもんだ」
「あたしは野ネズミじゃない~~」
「ふん。俺様は勉強熱心な奴は嫌いじゃねえ。お前に道を示してやろうじゃねえか。入るがいい」
「Thanks」
与作の部屋へと入って行く二人。取り残されるグレカーレ。
「ちょ、ちょっとおおお。あたしの扱い酷くない? 待って、待ってったら~~」
与作「ようこそ、エロゲーの殿堂へ。ここにあるのは一騎当千のヌキゲー、泣きゲー、鬱ゲー、馬鹿ゲーと選り取り見取りよ」
アト「泣きとか鬱ってのは分かるけど、ヌキとか馬鹿ってのがよく分からない」
与作「ヌキゲーはまあ単純に男御用達の代物よ。ここにあるのは福袋に入れられているようなちんけな奴じゃねえぞ。俺様によって選び抜かれたサキュバスみたいな逸品だ」
アト「力が入っているところ悪いけど、正直よく分からない。もう一つの馬鹿ゲーの方が気になる。なんで馬鹿?」
与作「ああ。ノリが陽気ってことだな。主人公や周りの連中がひたすら馬鹿。気分が滅入った時とかお前みたいに微妙に冗談が通じねえ奴には必要かもしれねえ」
アト「でも、それじゃあ提督さんの好みがよく分からないよね」
与作「俺様の好みって言ったら人妻系なんだが、正直エロゲーの人妻なんかどこの20代だってくらい絵が若すぎるからな。そういった方面はリアルDVDに頼っているな」
アト「エロい画像見ても仕方ないじゃん。だったらお勧めの名作ゲームとかないの?」
与作「名作、だと?」
アト「うん。ストーリーが楽しいとかさ」
与作「聞いちまったな、俺様に。名作の話を。なら話してやろう、この『戦女神』シリーズを!」
アト「『戦女神』シリーズ? シリーズってことは大分長くやっているってこと?」
与作「長いなんてもんじゃねえ。第一作目が出たのは1999年。それから10年近い歳月をかけて紡がれた一大叙事詩さ。こいつを作ったのは誰あろう、最果ての地、北海道にて未だに現役でいるエロゲー業界の北方の守り神、エウシュリーさんだ!!」
アト「あれ、そのメーカー、前も話に出してなかったっけ」
与作「ああ。作者が昔から応援しているんだよ。贔屓目なのは我慢しろ。なんせ戦女神Ⅱが面白過ぎて、昔ヤフオクで1を落としたらしいからな」
アト「ふうん。一体何がそんなに魅力なの?」
与作「これはやはりエロゲーとは思えない作り込みだろうなあ。主人公であるセリカがなぜ神殺しと言われるのか、どうして女性のような外見なのか。物語が進むにつれて明らかになっていく。そして、セリカの使徒や剣に封じられた魔神ハイシェラとの絆も一見だ。他には現神と古神等エウシュリーが独自に考え出したディル=リフィーナというファンタジー世界の世界観がしっかり設定されているのもすごい。幻燐の姫将軍など同じエウシュリーから出ている作品の多くが世界観を同じにしている」
アト「でもパッケージを見た感じだと、提督さんの好みとは言えなそうな感じだけど」
与作「正直俺様からすれば、戦女神シリーズのエロは付け足しだ。一応主人公のセリカが性魔術を使う設定があるが、まあ素の物語が楽しいんでな」
アト「その割にはコンシューマーで見かけないけど」
与作「そこはエウシュリーさんのこだわりじゃないかと俺様は思っている。性交渉で魔力を回復するのをキスだけにしたり、ヒロインを増やしたりとコンシューマーにすることによって物語が作者の意図したものと若干ずれる場合があるからな。むしろエロ有りの18禁ゲーにこだわってコンシューマーを超えるエウシュリーさんには頭が下がる思いだぜ」
アト「随分とたくさんのシリーズがあるけど、提督さんのおすすめはどれなの?」
与作「そうだなあ、Ⅱもいいし、1のリメイクの天秤のLa DEAもいい。全ての始まりZEROも捨てがたい。だが、どれか一つと言われれば、やってない人間はちんぷんかんぷんかもしれねえが、戦女神VERITAだな。先ほど名前を挙げた幻燐の姫将軍と物語が重なる、シリーズのファンからするととんでもないお宝ゲームとなっている。音楽も10年という月日を経て出された大作だけあって素晴らしい曲が多い。遥かなる旅路とか、覇道とかな」
アト「ふむふむ」
与作「とにかくこのエウシュリーのシリーズはキャラがたくさん出てくるんだが、あるキャラの前世だの、末裔だのつながりがあったりするからよお、中々に頭を使うぜ。頭を使わなくていいのはいつも出てくるお助けキャラくらいなもんだ」
アト「お助けキャラ?」
与作「そうよ。エウシュリーちゃん、Bエウシュリーちゃん、エウクレイアさん、アナスタシアとぽこすか出てくる。そして初心者向けなのかやたら成長率が高くて強い。そう言えば、お前。どことなくBエウシュリーちゃんに似ている気もするな。体型は全然違うが」
アト「あたしに似ているの?」
与作「ああ、ほれ」
アト「そうかなあ。髪型とか無口そうな雰囲気がってだけじゃない?」
与作「いや、似ているぞ。今度やかんとカップ麺を持ってみろ」
アト「意味が分からない。でもゲームは面白そう」
与作「やりこみRPGだからな。エロ部分をスキップして普通に楽しめると思うぜ。特にVERITAなんて、長い物語なのによ、続けてやっている人間は魔神なんて言われているハイシェラが案外いい奴に見えること請け合いだぜ」
アト「そう。興味があったらやってみる。ところでさ」
与作「ああん?」
アト「外で喚いているグレカーレはいつ出してやるの?」
与作「ふん。夕飯前には出してやるさ。それよりやらねえならさっさと出ていきな! 俺様は戦女神シリーズをやり直すんで忙しいんだ!」
アト「すんごい長いって言ってなかったっけ。どれだけ時間をかけるつもり」
与作「明日は非番だからな。表に面会謝絶と書いておくぜ。お前もやりたくなっても俺様が終わった後だからな!」
アト「はいはい。そんじゃ、この神採りなんちゃらとかいうのを借りていこうかな」
与作「!! お前、見る目あるぜえ。そいつはエウシュリーさんの近代の傑作よ。新しく出てくるシリーズは未だに神採りを超えられないともっぱらの噂になっているほどの代物だぜ」
アト「ちょ、ちょっと提督さん。圧がすごいんだけど」
与作「仕方ねえ。エロゲー初心者のお前に語って聞かせてやろうじゃねえか。戦女神VERITA後のエウシュリーについて、よ」
アト「いやいや。別に必要ないし」
与作「遠慮するな。エロゲーの道は深くて広い底なし沼よ。世間の連中がエロゲーなどというちんけな枠組みで規定しているのはその深淵なる闇を恐れているからだ。迷わねえように水先案内人が必要なんだぜ? 気を付けないととんでもない亡者どもに変な属性をつけられちまうぞ。いつの間にやら妙な口癖を口走っているかもしれないぜ」
アト「だ、だからあたしは別に」
与作「遠慮は無用よ! 俺様は学究の徒には広~い心を持っているからな」
アト「や、ちょっと提督さん?」
部屋の外。
グレ「出して~、この臼、誰かどけてよ~~~」
登場用語紹介
亡者・・・自らの信じる属性こそ至高と信じてやまぬ者達のこと。与作自身はそうした者達には寛大だが、無理やりに教義を押し付ける行為に関しては嫌悪感を抱いている。
妙な口癖・某有名メーカーの有名ゲームに出てくるヒロインたちに共通するもの。物語を彩るように脳内に響き痕跡を残す強烈な口癖を残していく。どろり濃厚ピーチ味が好きなあの子とか、たい焼き食い逃げ犯とか。