絶体絶命でんぢゃらす東方!   作:ポニすけ

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投稿作品の中で一番感想来てるのが嬉しい。


いざ紅魔館じゃっ!

 氷漬けになっていた校長を見て、じーさんと孫は叫んだ。

 

「「校長(先生)ーーー!?」」がびび~ん

「なんだなんだ知り合いか!?」

「いやこんなやつ知らんぞ」

「嘘つくなーーっ!! どうりで最近朝礼の時間に来なかったわけだ……!」

 

 行方不明だった校長の所在が思わぬところでわかったが、この氷をどうにかする方法が思いつかないのではどうしようもなかった。

 

「じゃぁ諦めるか♡」

 

 じーさんは早々に校長の救助を諦めた。

 

「そんなこと言わないで、校長先生を助けてあげてよ! 確かに先生は嫌な奴だけど……そこまですることはないだろ!?」

「仕方ない……離れているんじゃ孫よ……わしがなんとかしてみせよう」

「……分かった」

「そこの三人も危ないから離れているんじゃ!」

「おっ? 何するんだ?」

 

 魔理沙の疑問に対してじーさんはこう答えた。

 

「一度校長を粉々に砕く!!」

「「助けるんじゃないのかよ!!!」」

「だって校長だぞ? 一回死んだらまた復活してきそうじゃないか」

「(否定できない……)」

 

 しかもこの面子ではちょうどいい火力の持ち主はいないと来た。

 これでは校長がみすみす殺されるしかないではないか。

 

 ……いやまあ別にいいけど。

 

「よーし! ならばお友達軍団を呼ぼう!」

「えっ!? ここまで来てくれるの!?」

 

 そこはほら、ギャグマンガ的なアレだよ。

 じーさんの呼び声に応じて、一人のお友達が現れた! 

 それはもうメラメラと燃え盛っていた。

 

「「すごいやつ来たーー!!」」

「おお! 火ダルマくんか! ちょうどいい人選じゃな! よーし火ダルマくん、校長を助けてやるのじゃー!!」

 

 火ダルマくんは、了解した、と両手を上げて返事をすると、校長が封じられている氷塊に向かって走り出した。

 氷塊は火ダルマくんの炎によってみるみるうちに溶けてゆく。

 ついでに校長も溶けてゆく。

 

「校長まで溶けとるがなーーっ!!」がびーん

 

 そうこう言ってるうちに、ひとつの水たまりができた頃には、もはや校長は見るも無残な姿になっていた。ここにいる誰もが彼のことを忘れることはないだろう。

 

 そう……いつまでも…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「勝手に終わるなーーー!!!!」」」」ずびびーん

 

 思わぬ展開に突っ込んだ咲夜以外の四人。

 すると水たまりの上に、形を取り戻した校長が立ち上がった。

 

「うぅ……何が起こったんじゃい……」

「あっ! 校長先生! 無事だったんですね!」

「ん? おお、お前はじーさんとこの。久しぶりだな」

 

 目覚めと同時に声を上げた孫に返事をする校長。

 

「なぁ、あいつはどんなやつなんだぜ?」

「ああ。校長は自分が一番偉くないとすまないやつでの。色々面倒なやつじゃ」

 

 その情報を聞いて、レミリアと魔理沙の二人は「早く帰りたい」と思った。

 しかしその直後に彼に目を付けられてしまう。

 

「そこの娘どもは何者じゃい?」

「あの人たちは右から魔理沙さん、レミリアさん、咲夜さんです」

「……あのチビ、なんか偉そうなのが腹立つのじゃい……」

「それより先生、どうして氷漬けにされてたんですか?」

 

 いよいよ孫が本題に入る。

 

「そうじゃい! ワガハイはあの小娘に引導を渡してやらねばならないのじゃい!! お前たち、水色のチビを知ってるか!?」

「……氷漬けにするってなるとチルノしかいないよな……まああいつがいそうなところは見当がつくが。とりあえずこいつも紅魔館まで連れて行こうぜ。いいだろレミリア?」

「なんで私がそうするつもりで話してるのよ……まあいいわ。客人が一人増えるだけだし、ついてきなさい」

「ワガハイの前でその態度とは……いい度胸じゃい……!」ゴゴゴゴゴ

「身体の変わりようがすげぇーーっ!!」

 

 校長はムキムキの身体になり、ファイティングポーズをとる。

 魔理沙はその変貌ぶりに驚く。

 

「ワガハイの恐ろしさ……その身をもって思い知れーーーーーっ!!!」ダッ

 

 

 さくっ♡

 

 

「ぎょぼばぼべぶばぱーーーっ!!!??」ぶっしゃぁぁぁ!! 

「ダメージが尋常じゃねぇーーー!!??」

 

 校長の頭に一本だけ刺さったナイフに対して、体中の穴という穴から血を噴き出す校長。

 そんな惨状を引き起こした咲夜も「そこまでしたつもりはなかったのだけれど……」とかなり引いている。

 

「」ち~~ん

「す……凄まじいやつだったな……」

「さて、校長も死んだことだし、さっさと紅魔館とやらに向かおうぜー♪」

 

 じーさんは相変わらずの能天気である。

 しかしなんとなく、その場のみんながそんな雰囲気を纏っていた。

 

「ワガハイを無視するなーーーっ!!」ドロップキィィーック

「げぼぉっ!」

 

 校長の突っ込み攻撃を受けるじーさん。

 その復活能力は蓬莱人も驚きであろう。

 

「とりあえずこれから行くところで色々事情を話してやるからついてくるんじゃ」

「いや、それには及ばないのじゃい。ある程度話はわかっているのじゃい。慧音から幻想郷について話を聞いているからな」

「慧音と!? お前よくあいつと関わり合えたな!」

「教師同士気が合うところがあったのかもしれんな~。人里で少しの間教鞭をとってみたりもしたのじゃい」

「……お前がか?」

 

 その見た目でよく怪しまれなかったな、と言外に行っているのだが、校長には伝わらない。

 

「まあついていくのは吝かではないのじゃい。さっさと連れて行くのじゃーーい!!」

 

 こいつも殺しとこ。

 レミリアは心の中でそう決意した。

 すると紅い館、紅魔館の正門前までやってきた。

 そこにはチャイナドレスを着た赤髪の女性が塀にもたれかかって居眠りをしていた。

 

「「…………………………」」

 

 レミリアと咲夜はその姿に呆れる。

 そこで苦し紛れにレミリアが提案する。

 

「……さ、さあ。我が紅魔館の門番を前にして、お前ならどうやって侵入するか? 見ものだな」

「寝とるじゃろ」

 

 そっぽ向くレミリア。

 

「どうやら門番に気づかれずに敷地に侵入するのがワシの解決する危険ということのようじゃな。ようし見ておれ、ワシが絶対に気づかれない門の突破方法を見せてやろう!」

「絶対に気づかれない突破方法!? そんなのあるのか!?」

「(空飛ぶとかいろいろあるけどな)」

 

 魔理沙はそのようなことを考える。

 咲夜は魔理沙がどんなことを思っているのかおおよその見当がついているようで、横目でにらんでいる。

 

「よーーし! これが絶対に気づかれない門番の突破方法じゃーーっ!!!!」

 

 

 

 

 

 じーさんは超巨大なブルドーザーで門番ごと門を破壊して突き進んだ。

 

「「門がーーーー!!!!」」ずがーん

 

 あまりにも強引すぎる解決策に驚愕する一同。

 咲夜は声こそだしていないものの、目と口を大きく開いて驚きを表現する。

 魔理沙は後ろで腹を抱えて爆笑している。

 

「どうじゃレミリアーー!? 門番には気づかれておらんぞ! ワシは合格かーー!?」

「うるさい馬鹿!! あなた人の建物を壊すなんて非常識にもほどがあるわ!! そりゃ気づかれる前に仕留めてるから気づかれるとかそういう問題じゃないわよね!!」

 

 しかしじーさんの想定に反し、積みあがった門の瓦礫と土の中から飛び出す。

 

「一体全体なんですかー!? いきなり私を埋めるなんて……ってお嬢様ーー!?!?」と咲夜さーん☆(でんじー特有のセリフ的な効果音)

「あなたが寝てたせいでこんなことになったのよ! 責任取ってあのじじいを片付けてしまいなさい!!」

「なにーっ!? 話が違うぞ!?」

「わかりました! 殺しはしませんが覚悟してくださいね!!」

 

 今ここに、じーさんvs門番、紅美鈴の対決が幕を開ける!! 

 

「あなたが何者かは存じ上げませんが、ここで倒されてもらいます!」

「フフフ……そう簡単にワシを倒せると思ったら大間違いじゃ! 必殺「失恋大爆笑パンチ」をくらうがいいわ!」

「(どんな技だーーっ!!)」

「行くぞぉぉーーーッ!!」

 

 じーさんが勇ましい声を上げて美鈴に襲い掛かる。

 

「くらえ! ワシの必殺……ぐえっ! ぎゃああ血が出たぁ! びええぇん! ごめんなさい!! いやマジでごめんなさい!!」

 

 

 勝てませんでした♡

 

 

「なかなかやるじゃないか。今のところ実力は互角か……」

「爆裂に負けてるだろ!!」

「しぶといですね……これで一気に勝負をつけてあげます! スペルカード!!」

 

 紅美鈴はカードのようなものを懐から取り出すと、カードを掲げて宣言する。

 

「行きますよ! 華符「彩光蓮華掌」!!」

「やだね!」

 

 

 …………。

 

 

「(拒否られたーー!!)」がびーん

「いやだいいやだい! なんかわからんけどかっこいい感じの必殺技を出すなんてずるいぞーー!!」

「あなたさっきまで変な必殺技使おうとしてましたよね!? 失恋大爆笑パンチとか言う!」

 

 すっかり空気で押されている美鈴。

 

「ワガハイに任せるのじゃい」

「こ……校長……大丈夫か?」

「ワガハイを誰だと思っている……あんな小娘程度どうということもないのじゃい」

「ほう? 私を前にしてその口ぶり……何か策があるのですか?」

 

 不敵に笑う校長に対し、美鈴はあくまで自分が有利だという空気を崩さない。

 だが校長には何か状況を打破する策があるという……。

 校長は威嚇するように手の骨を鳴らす。

 

「くくく……ワガハイに泣いて謝るなら今のうちだぞ……?」バキボキ

「っ……! いくら凄んでも無駄ですよ?」

「その余裕がいつまで持つかな……? ワガハイに逆らうとどうなるか……思い知らせてやるのじゃい……」ボキボキバキ

「さあ! どこからでもかかって来なさい!!」

「では……行くぞぉぉーーーっ!!」バキバキボキボキ

 

 

 

 校長の手の骨が全部折れた。

 校長は前かがみに倒れてうずくまっている。

 

「馬鹿だーー!!」がびーん

 

「いや~……激しい戦いだったのじゃい」

「どこがだっ! 始まってすらいなかっただろ!!」

 

 戦いの結末を見届けたじーさんは、悔しそうに震え、立ち上がる。

 

「くそう……ならば奥の手じゃ! 校長! 動きはワシに合わせるんじゃ!」

「!? じじい……まさかあれを……!!」

「何をしようと、あなたたちの攻撃はすべて見切りましたよ!」ダッ

 

 美鈴はじーさんたちに向かって駆け出した。

 じーさんと校長には、何か奥の手があるらしい。

 

「! 行くぞ! 門番よーー!!」

「覚悟しろーーーっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ______

 |      |

 |    あ |

 |    と |

 |    は |

 |    ま |

 |    か |

 |    せ |

 |じ校  た |

 ||長    |

 |さ     |

 |ん     |

 |______|

   ||||

   ||||

 

 ……と、このような看板を置いて二人は先に紅魔館へ走っていった。

 

「「「「諦めたーーーっ!!」」」」

「ってあーっ!!! あの二人勝手に中に入っていっちゃった!! 美鈴追いかけて!!」

「えっ!? わ、わかりました!! こらーっ! 待ちなさーい!!」

 

 紅魔館に入っていった二人を追いかけて、美鈴は駆け出す。頑張れ美鈴! 負けるな紅美鈴!! 

 

「俺は無視ですか……」ぽつ~ん

「大丈夫、ツッコミ役の出番は無くならないぜ」

 




アイデアが先行したからネタがもうない……オリジナルと絡ませるにしてもそれまでの流れを作るのに一苦労するので次回から更新が激遅になります。あと別の新作もやるのでますます遅くなります。ご容赦を。でもお気に入り登録はそのままでお願いします……
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